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撮影助手育成塾便り.Vol.44

『 機材講習:ARRICAM 35㎜フィルムキャメラ 』

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 本日の授業は育成塾15期生にとって最後の「撮影実習」の授業となりました。今回の実習で使用したキャメラは以前練習をした、ARRICAM STです。ARRICAMは35㎜フィルムキャメラです。15期生にとっては久しぶりのフィルムキャメラによる実習となりました。
フィルムによる撮影技術を持たない撮影助手が増えている現状で、撮影助手育成塾ではフィルムをメインに教えている唯一の学びの場となっています。デジタルが主流となっている現在においてフィルム撮影をメインに考えて教える必要があるのかとよく聞かれます。答えは『ある』です。フィルムによる撮影は確かに多くはありませんが、現在でも続けられています。特にテレビCMの世界では、かなりの作品がフィルムで撮影されています。それは、独特な映像観を作り出すフィルムを好む人はまだまだ沢山いるという事ではないでしょうか。とても嬉しい限りです。
 今回の実習の場は“スタジオ”です。初めてスタジオでの撮影を体験する事になったのですが、スタジオではスタジオのルールと言えるような事も沢山あり、それを覚えてもらうのが今回の授業の目的のひとつです。スタジオ撮影はキャメラマンが思うようなライティングが出来る場所で、自分のイメージを形にするための条件がそろっています。それを実際に体験してもらう事が大切だと考えています。
 今回で育成塾での撮影実習は終わりです。昨年の4月に入塾をし、撮影の体験を通して覚えてきた知識を今後も継続していくつもりです。入塾を希望されている方々は入塾願書をご用意ください。後日お知らせいたします。


ナック イメージテクノロジー


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撮影助手育成塾便り.Vol.43

『 機材講習:ARRI535 35㎜フィルムキャメラ・2回目 』

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 本日の授業は先週に引き続き「機材講習:ARRI535」です。気が付けば15期生の授業も残りが7回となり、35㎜フィルムキャメラの講習も最後になりました。映画の撮影助手を想定して行ってきた機材講習、35㎜フィルムキャメラがこれだけ練習できるのも撮影助手育成塾ならではの授業です。今は貴重となったフィルムキャメラの練習がこれだけできる場所は他にはないでしょう。「育成塾の塾生はフィルムキャメラが取り扱える」そんな話が撮影部の中では広がっています。裏を返してみれば、フィルムキャメラを取り扱う事の出来ない助手が増えているという事です。実際にフィルムでの撮影は減少し、撮影助手の多くはフィルムキャメラを知らなくても何とかなってしまう現状です。
しかし、フィルムの持つ独特の映像は、欧米でも評価されており、アメリカ映画はいまだに多くの作品がフィルムによって撮影されています。アジアではフィルム撮影が残っているのは日本映像界のみと言っても良い状態になってしまいましたが、映像の分かる一部の監督やプロデューサーがいまだにフィルムでの映画撮影を行っています。テレビCMの世界では、フィルム撮影はかなりの作品が作られていて、フィルムの取り扱いが出来る撮影助手が求められています。
 育成塾ではフィルム撮影技術の伝承に力を入れています。それは全てにおいて撮影の基本がフィルム撮影で学べるからです。フィルム技術を教えることで一緒に撮影部としての心構えも身についてくる、そんな思いで教えています。塾生たちも育成塾を卒業すれば、ほとんどデジタルでの撮影が多くなることでしょう。卒塾してしまえばフィルム機材の練習は難しいので、この貴重な授業を無駄にすることなく一生懸命練習に励んでくれることを期待します。

三和映材社


文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

撮影助手育成塾便り.Vol.43

『 機材講習:ARRI535 35㎜フィルムキャメラ 』

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 本日の授業は久しぶりに35ミリフィルムキャメラの「機材講習」授業です。今回練習したキャメラは、ARRI535キャメラです。少し古いキャメラですが、今でも現役で使用されており、キャメラとしての機能は同時録音撮影を考え、実に良く作られています。当然、撮影中にキャメラの音はほとんどしませんので、現場で録音部が音声を録音するのに適するように作られています。また、様々な機材と連携した撮影が出来るよう、ICによる接続端子がつけられ、コンピューター操作にも対応できるようになっています。
大変よくできたキャメラですが、欠点と言えばその重さではないでしょうか。キャメラ本体の重さもかなりありますが、実際の撮影では様々なアクセサリーが付いてきます。その他にレンズ、1000フィートマガジンにフィルム。とても一人では持てないほどの重量になる事もあります。キャメラ本体の重さは撮影時の機動力に影響してきます。速さが要求される現場では、いかに撮影部が機材を上手く扱えるかで、撮影時間にも影響してきます。
撮影助手の力量で現場が変わってくることはよくある事ですが、キャメラが重いとその力量が大きく影響してきます。しっかりと練習し、キャメラに慣れていけるように頑張ってほしいです。
 今回はキャメラ機材に加えて特殊な機材もいくつか練習してみました。どれも変わった特徴を持った機材です、それらを見て想像力を掻き立ててくれる、そんな塾生たちになってくれることを期待します。

ナック イメージテクノロジー


1501.jpg1月26日授業レポート    育成塾15期生 イシイ ミズキ

 今回は久々のフィルムカメラ機材講習「ARRI535」です。毎回同じ事を書いている気がしますが今までの機材講習が生かされています。特にフィルムをカメラにセットする作業は大きくは変わらないように思いました。マガジンが今までとは大きく異なり生フィルムと撮済みフィルムが別々になっているのが特徴的でした。nacではARRI535の機材レンタルが終了するとの事です。寂しい気もします。ただフィルムカメラに触れた事は必ず生きるとも思います。



文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

撮影助手育成塾便り.Vol.42

『露出計の使い方(株)セコニック&フィルム現像・プリント体験 』

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 本日の授業は露出計の話です。露出とは撮影する場所の光の明るさを数値にしたものです。この露出と呼ばれるものは、撮影するうえでとても重要なものになりますが、それを詳しく知る人は意外と少ないです。
露出は撮影に重要なものだという事はお話ししましたが、今回の授業では、その露出を計測し数値として出す機械、露出計のお話です。講師に露出計製造メーカー、株式会社セコニックから専門の方に来ていただき、露出計の仕組みと使い方について話して頂きました。セコニックからの説明を聞く限りでは、簡単に露出計で計測できるように感じますが。実際には多くの実績や経験にから導き出される数値にて撮影がされます。
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 午後はその露出計を使用して写真撮影です。午後の授業は宝性良成 撮影監督によるフィルム現像とプリント体験の授業です。これは毎年行っている授業で、自分で撮影した写真フィルムを、現像と写真プリントまで行い体験する授業です。デジタルのこの時代に、フィルムを自分たちで現像しプリントして見ることは、将来キャメラマンになっていく過程でとても重要な体験となります。簡単に機械が行ってしまうこの時代に、自分で様々な調整を行いながらプリントする、実に効率の悪い話のようですが、自分の意志が直接反映され写真となって出来上がってくる過程は実に楽しく、創造性を大きく伸ばしてくれます。塾生は皆将来キャメラマンとなって活躍したいと考えています。創造性は常に育てていく事が大切で、今回のような経験は大きく自分を育ててくれることでしょう。
 誰もが楽しかったと言うこの授業。将来もう一度自分で行ってみるとまた違った自分が発見できるかもしれません。作る楽しさを絶えず忘れないで頑張ってほしいです。

セコニック


1511.jpg1月19日授業レポート   育成塾15期生 モリ マユコ

 今回は、午前中にセコニックの方から露出計の仕組みについてお話を聞いた後、午後は自分たちで実際に露出計を使ってモノクロフィルムで写真を撮りに行き、その写真を現像、プリントするまでを体験しました。デジタル撮影の現場ではリアルタイムで撮っている画を見ることが出来たり、テスト撮影も容易なので露出計で細かく測ることは昔に比べて確実に少なくなっているとは思いますが、記録として確かな数値で表してくれる露出計は撮影に欠かせない存在だと思います。まずは機器を確実に操作できることが大事なので、今回の授業で色々なタイプの露出計に触れることが出来て良かったです。
 午後の授業では、スチール写真撮影において露出計もフィルムも使ったことはありましたが、自分で現像やプリントをするのは初めての機会でした。フィルムに記録されたものがどのように現像されるのか授業でも教わっていたので理論的には知っていても、やはり目の前で紙の上に像が浮かび上がってくると感動します。
 今回は撮影監督の宝性さんに教えて頂きながら簡単に体験させてもらいましたが、また機会をつくって自分でも露出と絞りの試行錯誤してみたいと思いました。

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撮影助手育成塾便り.Vol.41

『キャメラマン講義:兼松 熈太郎 育成塾塾長・上野 彰吾 撮影監督 』

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 15期生達の残りも僅かとなりました。現場の事も分かるようになり、実際に仕事もこなしている者もいます。残りの授業はこれから始まる撮影部として覚えていてほしい事などを中心に授業が進んでいきます。
新年1回目の授業は「キャメラマン講義」です。今年初めての講義は兼松 塾長に、残りの授業をどの様な気持ちで学んでいけば良いかをお話しして頂きました。
 兼松 塾長はまず、塾長が撮影助手の時代に参加した作品『秋津温泉』(1962年作品)を見ながら、助手時代のエピソードを話してくれました。そしてこれから撮影助手として活動を始めるにあたり、様々な困難にも対応していかなくてはならない塾生たちに、撮影部、撮影助手ならではの解決策などをアドバイス、少々古い話ではあるので今の時代に通用するかは疑問もありますが、楽しい話は塾生たちを励ますには十分な様子でした。
上野彰吾 撮影監督 午後からの講師は、『ぐるりのこと』『時をかける少女』などの撮影をされた、上野 彰吾 撮影監督です。毎年上野氏はご自身が参加して撮影した作品『草の上の仕事』を、16㎜フィルムと映写機による昔ながらのスタイルで見せてくれます。今年も同じように上映、塾生たちは16㎜フィルムの流れる中で作品に見入っていました。
フィルムによる上映は今となっては珍しいスタイルです。しかし、ノスタルジックな音と光は、なぜか癒しの空間にしてくれます。映画を見ていてもプロジェクター映像より、より一層心温まる作品に感じてしまいます。それがフィルムの持つ魅力なのでしょう。しかし上野氏がこのスタイルにて上映したのはノスタルジックな思いに浸るわけではありません。このデジタルの時代だからこそ、アナログの持つ魅力を知り、出来れば自分のものにしてほしいからです。
アナログは費用も時間も掛かるため今は敬遠されてしまいます。しかし今はまだ取り扱える人たちが大勢活躍していますが、それほど遠くないうちにこのような人たちも引退されることでしょう。技術の継承はそれほど難しいことなど、色々と語って下さいました。

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