撮影助手育成塾便り.Vol.14-22

『 撮影実習 』


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 本日は合宿前の最後の授業。今まで習ってきた事を実践してみるために「撮影実習」をしました。兼松塾長も講師として参加し、今まで練習してきた成果を見てもらいました。これまでの講習でだいぶ機材の準備や作業にも慣れてきて、一つひとつは出来るのですが、流れで作業をつなげる事は上手くできないようです。今日の授業のように、本番形式となると、次々と出されるキャメラマンからの指示やチーフアシスタントからの指示に対応することが出来ません。これは一言で言って「経験不足」と言う他ありません。育成塾に学びに来ているのですから、現時点では当たり前の事です。これが、9月21日から始まる撮影実習合宿を経験することで大きく変わります。育成塾の合宿では一つの作品を作りますが、大学や専門学校などで行う実習とは違い、実際の撮影助手として現場でプロの助手として作業をするのです。それは実際に彼らが塾を卒業して入る現場で行う作業。作品の製作はすべてプロが主導し、塾生は助手の作業に徹するという、撮影助手になるために頑張っている彼らにとっては、全てが実践につながることばかりです。合宿が終わると大きく成長するのは当然と言える授業なのです。
 また合宿では、14期生として集まった仲間たちとの絆も深くなります。お互いが同じラインからスタートしていても、多少の個人差は出てきています。合宿でお互いをフォローしながら作業を進めて行くうちに、それぞれが互いの違いに気が付き、お互いがないものを吸収しあえる良い勉強の場となります。合宿では塾生以外は撮影部も照明部も特殊機材部もプロのスタッフです。プロのスタッフが一つの作品を作るのですから当然現場は厳しくなります。プロのスピードがどれだけ違うのかを身をもって経験し、それについて行けるように努力する。塾生にとっては厳しい言葉の連続ですが、それがプロの現場では当たり前の事、それについて行ける自信を身につけられるよう、合宿では頑張ってほしいです。


ナック イメージテクノロジー


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撮影助手育成塾便り.Vol.14-21

『 機材講習:ARRI 435・6回目 』


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 本日の撮影助手育成塾の授業は先週に引き続きARRI435キャメラの「機材講習」です。間もなくに迫った撮影実習合宿最後の講習となります。これまでARRI3型キャメラと435キャメラの講習を行ってきて、キャメラと機材にだいぶ慣れ、取り扱う動きも様になってきたようです。
機材の取り扱いは一人で行う場合もあれば、数人で行うこともあります。大きな作品ともなれば4人から5人の撮影助手が連携し、それぞれの受け持ちをこなしていくのですが、大切な事は、他の人が行っている作業を把握しながら自分の行う作業を的確にこなしていくこと、これには連携が取れていなければ無駄な動きとなってしまいます。合宿では班分けした仲間と声を出し合い連携し、作業を進めていくよう心掛ける事が大切です。実際の現場では統率してくれるチーフアシスタントがいて、その指示のもとに皆が行動していくのですが、塾生はみんなが同期生、同じレベルの中で動くこととなるので、声を出し確認し合いながら出来るかがカギとなります。先輩から指示を受けながら行動することは楽なものです。しかし、同じ仲間同士で考えながら行動する今回の合宿では、成功も失敗も経験となり、大きな成長につながることでしょう。
 映画は大勢のスタッフが共同で一つの作品を作り上げていく作業です。どんな名監督でもキャメラマンでも、一人で作り上げる事は出来ません。塾生たちのような新人の助手からベテランの助手全てが協力し合いながらキャメラマンをアシストしてくれるからこそ成し得る映像制作。間近に迫った合宿で、撮影助手としての自信を身につけてくれることを期待します。


三和映材社


1404.jpg9 月 9日授業レポート   育成塾14期生 井上 滉貴

 本日は三和さんで最後の機材講習ARRI435の実習を行いました。 育成塾でフィルムを扱う実習は合宿を除いて最後だと思うので、自分なりに目標を持って練習することができました。
 ひとつひとつの動作に意味を持たせて、なぜ今これをしなくてはならないのだろう?と常に疑問を持って行った結果、少しずつではありましたが理解が深まったと思います。安全面、正確さを第一に考え、そのうえで効率よく動かなければ時間を有効に使うことはできない。また、何かをチェックするための時間を作るのではなく何かの最中に併せて行うことで時間を有効に使うことができるのでそういったことも注目しながら行っていきたい。
 来週は実際にフィルムで撮影をするので、安全に撮影をしたいと思います。また合宿前の最後の講習なので時間を無駄にしないように目標を持って授業に参加します。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-20

『 機材講習:ARRI 435・5回目 』


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 本日はARRI 435キャメラの「機材講習」の授業です。キャメラに触れるのは久しぶりとなります。時間が空いていましたが、全員が無難に作業をしているようで、大分助手の仕事も体で覚え始めた証拠ではないでしょうか。撮影実習合宿も間近に迫っていることもあり、それぞれが現場での作業を意識した練習をしています。大切な作業であるフィルム周辺の作業も無難にこなしていましたし、機材の扱いも時間はかかりますが、正しく出来るようになってきたようです。見ていると同期生同志で分からない部分や間違った作業を指摘し合って行っている部分は、教えている方も自身の復習となり、良い結果となっているようです。
合宿では数名ずつ班に分かれ、その班の中でローテーションしながら各パートを経験していきます。実際の現場では撮影チーフが指示を出しながら進んでいきますが、塾生の場合は同じようなレベルとあってか、譲り合う傾向が見られます。まだ自信がないのでしょうが、声を掛け合い、指示を出してスムーズな作業の流れを作ることが出来れば、無駄な時間をかけることなく作業を行うことが出来るでしょう。
 14期生たちは確実に上手くなってきています。助手と言うにはまだまだ程遠いのですが、注意点はしっかりと確認しながら出来るようになっています。授業中は講師に怒られますが、レベルが上がれば上がった分講師の要求も厳しくなってくるので、自信を持って作業をしていくと良いでしょう。きっと合宿ではもっと怒られると思いますが、実際の現場ではさらに厳しくなるはずです。めげずに頑張ってくれることを期待します。


ナック イメージテクノロジー


1413.jpg9月 2日授業レポート   育成塾14期生 髙原 柚佳

 合宿までにARRI435を触れる機会は今回を含めて残り2回。今回は今までのフィルムの装填の仕方や機材チェックといったような具体的な目的は特になく、しいて挙げるならば、自分の行いたいことを行うことが目的の講習であった。
 機材チェックやレンズの交換、移動やヘッドの移し変えなど、今まで行ってきたことの中で自分が不安なことは何かと考えると、正直どれも合っているのか不安だらけで、いざ動こうとしても自分が何をするのか他の人に何をして欲しいのか、確認していく箇所はこれで全てなのかなど、頭がいっぱいいっぱいになってしまって、なかなかスムーズに進めることが出来なかった。結局、抜けている点がいくつかあったり、無駄な動きをしてしまったりと、流れが脳内でまだきちんとイメージを出来ていないのだと実感した。
 ARRI435を合宿前に触れるのは次が最後。今回の反省から次はどんな練習をするか、他の人に遠慮することなく、やりたいことをしっかりと主張していきたいと思う。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-19

『 フォーカス特講ラッシュ試写&株式会社 ヨコシネD.I.A 見学 』


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 本日は先週の授業で撮影した映像を、横浜にある、株式会社 ヨコシネ D.I.Aにお世話になり、「フォーカス特講ラッシュ&ヨコシネ見学」の授業です。
 先週説明した通り、フォーカスはボカシてしまうと直らない怖い存在です。今回ラッシュを見た塾生たちもよく分かったでしょうが、やはりと言うか当たり前と言うか、撮影したピントはボケていました。これが実際の仕事であれば大変な失敗です。そのシーンは使えないか、再度撮影するか、最悪なのはボケた映像を仕方なく使うこととなり、撮影部にとっては大変恥ずかしい事です。今回身をもってこれを体験できたことは良い経験となったでしょう。これからどのようにしてフォーカシングの練習に役立ててくれるか、彼らの頑張りに期待します。
 さて今回は午後からヨコシネDIAの見学をさせて頂きました。ヨコシネでは映像作品のポストプロダクション作業の他に、古いフィルムなどの修繕、修復などの作業も行っています。映像はその時代時代を大切に記録してきた貴重なものです。適切な環境で保存すれば100年持つことが証明されている映像フィルムですが、過去の貴重な映像フィルムのほとんどが、適切に管理されてはいません。高温や湿度、フィルム缶での長期密封など、様々な事が原因でフィルムは劣化していきます。そのように劣化したフィルムでも、専門の知識と技術をもってすれば、多くの場合修復が可能です。大切な映像の記録が失われてしまう前に、ヨコシネでは修復しデジタルの技術を使って保存しています。私たち映像業界で生きるだけでなく、後世に貴重な映像記録を残してくれる、大切な存在なのです。
今回塾生たちはその作業の一部を体験しました。撮影部では決して体験することのない貴重なことです。私たち撮影部は撮影した映像には強い思い入れを持ちます。そんな映像をこのように修復、保存してくれる方々がいる事は心強い思いです。作るだけでなく、未来へつなぐ貴重な記録として大切に残すことも、撮影部として考えていく事が大切ではないでしょうか。


ヨコシネ


1410.jpg8月26日授業レポート   育成塾14期生 ス リ グルン

今回の授業でフォーカス特講映像ラッシュ・ヨコシネ見学をしました。
横浜映像センター ヨコシネD.I.A本社に行って見学して、いろいろ勉強になりました。
この会社は5年前にフィルムの現像を終了しましたと言っています、残念です。
会社内に昔の古い機材とフィルムの編集をやる所などがあります。
フィルムからデジタルに変わって、編集をやるのはすごく便利です。
フィルムの汚れを消して、1コマ1コマのフィルムを確認して、色の調整もデジタルに変わってからやるのは、意外的な映りをできます。
ポジを見て、ネガの編集もやりました。ポジを見て、ネガのフィルムをカットして、カットとカットの間につながります。カットする時、1つのカットを違ったら、次のカットは全部ズレるので、気を付けなくてはならないダメです。この作業の一番難しいところは、フィルムの間にのりを付けることです。適切にやらないとできないです。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-18

『 フォーカス特講 』


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 撮影助手育成塾の短い夏休みも終わり、いよいよ合宿に向けてラストスパートの授業が始まりました。天候は相変わらずすっきりしない夏ですが、塾生たちは熱く頑張っています。
 本日の授業は「フォーカス特講」です。フォーカスとはピントとも呼ばれてもいますが、一般の方には馴染みのないものでしょう。一般の方が使うスチールカメラやデジタルビデオキャメラなどは、オートフォーカスと呼ばれている機能によって、自動的にフォーカス(ピント)をキャメラが合わせてくれますので、撮影者が合わせる必要はありません。ですが、プロである私たちはオートフォーカスと呼ばれる機能は使用しません。理由は簡単で、機械では映像表現に合わせたフォーカス(ピント)が行えないからです。皆さんが見ている映画の映像は、フォーカスマンと呼ばれる撮影助手によって、自然と内容に感情移入が出来る様に作られているので、その技はベテランのフォーカスマンになればなるほど、匠とも呼べる素晴らしいものです。日本ではキャメラマンになるための通過点となっていますが、海外では“フォーカスプラ”と呼ばれ、その仕事を専門職として成り立っている重要なパートなのです。ピントの難しいところは、ぼかしてしまうと後で直すことが出来ない点にあります。デジタル技術が進んでいるこの時代にあっても、これは変わりません。今は撮影後すぐに確認ができる時代になったので、すぐに撮り直しが出来ますが、一昔前は、フィルムを現像してからでなくては分からなかったので、フォーカスマンは常に緊張の連続の中で撮影をしていたものです。
 現在、インターネットなどの映像コンテンツが増えたことで、ドラマなどの撮影本数が大幅に増えてしまい、フォーカスマンの不足という事態になっています。その為、以前は経験を積んでようやくフォーカスマンになっていたのですが、助手不足という流れの中で、明らかに経験の不足している撮影助手がフォーカスマンをやらなくてはならない事態が起きています。たまにテレビドラマを見ていると技術不足が明らかな仕事が見られるようになっており、そのドラマ自体の面白さを壊してしまっています。これは悲しい事です。今日フォーカスマンの特講を受けた塾生たちも、そんな世界に入って行かなくてはならないので、育成塾では少しでも技術を教え、役立てられるようにしています。難しい事ではありますが、現役の先輩たちから学べる育成塾での場を使って、多くの事を学び成長してくれることを期待するばかりです。


ナック イメージテクノロジー


1402.jpg8月19日授業レポート   育成塾14期生

 ナック様で、デジタル機材を用いたフォーカスプラーの実習を行いました。今回はSONY55とARRI ALEXAの二機があり、私はSONY55の班でした。肝心のフォーカスプラーについて、初めは全く上手くできずどうしようかと思いましたが、後半改善出来たかどうか、試写が怖くもあり楽しみです。
 撮影前の細かな設定や、機材によっての「出来る」「出来ない」を把握しておくことなど、機能や設定方法、データフォーマットに沢山の種類があり、機材ごとに色々と異なるデジタル機器では、助手の役割も更に大きくなるのだなあと思いました。覚えねばならないことが沢山あります。
 レンズが決まってからフォーカスのデジタル深度表を計算して用意しておくこともあると伺い、デジタルにはデジタル向けの配慮が必要なのだと思いました。
「XAVCの2K」 「ProRes」 「S-Log」 「LUT」など、パッと言われて理解出来るようにしたいです。これまでいまいち理解出来ていなかったRAWやLogのデータ、そこにLUTをあてて好みのトーンを作ることなど、講義を通して少し解ってきました。色温度とコンバージョンフィルタについて、デジタル・フィルムを絡めて教えていただき、とても解りやすかったです。
「チーフは絞りをどう決めるのか」「現場用のモニタにLUTを当てていた場合、編集担当者にその情報を共有するのか。するなら、どういう情報が必要になるのか」気になるので、また質問させて頂こうと思います。

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