撮影助手育成塾便り.Vol.14-14

『 機材講習:ARRI 435・2回目 』


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 撮影助手育成塾14期生たちの授業も本日で14回目となりました。本日も9月に行われる“撮影実習合宿”に向けての“機材講習”の授業。暑さ厳しい日が続いていますが、塾生たちも熱く頑張っています。
 今日の授業から、撮影助手の実践的な作業が加わりました。まずはキャメラの運び方からです。撮影助手は三脚に立てられたキャメラを現場で運ぶことは大切な仕事の一つとなりますが、フル装備でのキャメラは重量が30キロを超える場合もある大変重い機材です。キャメラを担いで移動するのですが、これにはちょっとしたコツがあり、ただ力任せに担いでいては体を壊します。重いキャメラ機材の重量移動を上手く利用して、バランスよく肩に乗せるのがコツなのですが、実際に行ってみると大変難しいもので、たいていの場合、力任せに持ち上げてしまいます。これでは力のある男性はなんとか出来てしまうでしょうが、非力な女性では無理です。しかし、撮影の現場で助手として仕事をする以上、女性だからと言って作業が変わるはずもありません。ところが、現在の撮影現場では多くの女性撮影助手が活躍していることで分かるように、正しい作業方法を身に着ければ、非力な人でも決してできない作業ではない事を証明しています。先輩の指導の下で正しい作業方法を学ぶことが大切でしょう。今回の授業でも、14期生の女性陣はなんとか担ぎ上げていました。もちろんまだキャメラに振り回されていますが、何度も練習を重ねれば上手くなるので、合宿まで頑張ってほしいです。
 実践的な作業を学んだ後、先週に引き続き、 ARRI435キャメラの練習です。先週初めて学んだキャメラでしたが、ARRI3型キャメラで学んだ事がそのまま生かせることもあり、1週間経ってはいますが、ちゃんと取り扱うことが出来ていたのには感心しました。フィルムキャメラの取り扱いには技術が要ります。ベテランの撮影助手はまさに職人のようで、細かな指先での作業を見せてくれます。それは何度となく繰り返し行う作業で身につけて来た技術で、簡単に身につく技術ではありません。14期生たちも、育成塾の恵まれた環境の下で、合宿までに機材と作業を体で覚えられるように、頑張ってほしいです。


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撮影助手育成塾便り.Vol.14-13

『 機材講習:ARRI 435 』


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 本日の授業も“機材講習”です。 講習する機材は、前回まで練習していたARRI 3型キャメラからARRI 435キャメラに変わりました。ARRI 435キャメラは、3型キャメラの後継機として作られたキャメラで、形も用途も同じと言って良いキャメラです。塾生たちには3型に似ている分、扱いやすいキャメラでしょう。3型キャメラも、435キャメラも低速回転からハイスピード回転まで想定して作られているキャメラで、使用用途が広い事が特徴です。ハイスピード撮影を想定して作られているため、キャメラのモーターによる走行音がするので、映画のように役者のセリフを録音する撮影には不向きですが、音声などを考えなくても良い撮影では、軽量コンパクトなキャメラ本体の作りと合わせて、撮影時には大きな威力を発揮します。実際に現在でも多くの現場で使用される事からも、性能の良さが分かると思います。
 撮影助手育成塾では、9月に行われる、撮影実習合宿授業で、今回のARRI 435キャメラを使用しています。デジタルに比べて少なくなったフィルム撮影ではありますが、まだまだフィルムによる撮影は多く行われており、それらの撮影で使用される435キャメラを覚えられることは、塾生たちにとっては大きなメリットとなるでしょう。初めに書いた通り、435キャメラは3型キャメラの後継機ということで、形も似ており、共通する部分も多いことから、塾生たちは取り扱いが出来たのではないでしょうか。体で慣れ親しむことは、形が変われども意外と対応が出来てしまうものです。まだまだ手つきは「素人に毛が生えた」と言ったところですが、確実に成長した部分も見え始めています。とにかく回数を重ねるように練習し、自分のものにすると良いでしょう。そうすれば大きく形の変わったキャメラであっても、臆することなく扱うことが出来るでしょう。
来週からは機材に加え、いよいよ本格的な助手の作業も加わってきます。気を引き締めて練習を重ねてほしいです。


三和映材社


1402.jpg7月 8日授業レポート   育成塾14期生 

 三和映財社さまで、ARRI35の機材実習を行いました。今もよく現場で使われているカメラであり、育成塾の合宿でも使うと伺い、実習を楽しみにしていました。
 これまで練習してきたARRI IIIと比べ、サイズがやや小さい分、カメラ内が狭く、フィルムを持つ手を動かしづらかったです。一方で、ARRI IIIの時よりも、フィルムがかかった時の手応えや、きちんとかかっているかの目視確認は行い易いように感じました。フィルムを装填する際のフィルム端の処理一つとっても、機材の仕様に合わせて、合理的で最適な方法が考えられており、一つ一つしっかり身につけたいと思いました。一度、フィルム装填からフィルムかけの作業を通して行いましたが、その際、マガジンを乗せた段階でループをしっかりカメラ内に収められず、フィルムを噛ませてしまったことと、いくつか手順を間違えたことが反省点です。今回の実習全体を通し、先生方や班のメンバーにも助けて頂きながら、どこが分かりづらいかのポイントを押さえて練習できたと思いますので、次回までに復習し、安全にスムーズに作業を完遂できるようにしたいです。
 気を抜かず、時間を無駄にせず、次回の実習にも臨みたいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-12

『 機材講習:ARRI3型・2回目 』


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 本日の授業は先週に引き続きARRI 3型キャメラの「機材講習」です。そろそろ機材にも慣れてきたことと思いますので、今日は機材管理と共に、最も重要なフィルム管理についても学びました。
 代表的な35ミリフィルムは、400ftと1000ftフィルムの2種類が販売されています。このフィルムは映画の製作では何万フィートも使われるわけですが、このフィルムの管理は撮影助手に任されています。膨大な尺数のフィルム管理は実に大変な作業で、間違いは許されません。特に撮影されたフィルムは、作品のすべてと言っても過言ではありません。未撮影のフィルム、撮影されているフィルムの情報を分かるように記録していくのが助手の仕事で、それらの記録を間違えてしまうと、最悪の場合、撮影されたフィルムがダメになってしまうことすらあります。今回の授業で塾生たちが学んだのは、撮影部の中では『帯』『キャプション』などと呼ばれているフィルムデータを書き込んだものです。テープに書かれた短い記録なのですが、何万フィートも使用されるフィルムの管理にはとても重要になります。撮影部が代々受け継いできた記録方法で、撮影部には一目でわかる方法で書かれています。まだ現場経験のない塾生たちなのでどのぐらい重要な物か分からないでしょうが、デジタル撮影が主流となった現在では、その書き方や意味をよく理解していない撮影助手も増えており、いざフィルムの作品に就いたときに苦労する助手も少なくないと聞いています。フィルム撮影技術を基本として教えている撮影助手育成塾では、このような技術も次の時代へつなげられるように教えています。
 三回にわたって練習したARRI 3型キャメラも、一昔前のキャメラということで、今は撮影に使用される機会はなくなってきていますが、フィルムキャメラは古いキャメラであっても、今のフィルムと性能の良いレンズとの組み合わせで、新しいキャメラと同じ映像を撮影することが出来ます。そのため、作品によっては古いキャメラで撮影されることもあるのです。育成塾生たちは、完璧とは言わないまでも、ARRI 3型キャメラを取り扱うことが出来る、数少ない撮影助手となるでしょう。“ARRI 3型”の講習は今日が最後ですが、この三回で学んだ事を忘れないでほしいです。


ナック イメージテクノロジー


1403.jpg7月 1日授業レポート   育成塾14期生 井手上 千夏

 今日の機材講習の内容は、缶票と帯の書き方、レンズの取り外し・受け渡しの方法、二人一組になってカメラのセットアップをしました。
 缶票は、現像所にフィルムを出す際に撮影済が入っている缶に貼るもので、フィルムタイプや現像方法、ラッシュが要るか要らないかを、書きます。 フィルムについての情報だけでなくマガジンナンバーや、カメラナンバーを書く欄もあり、事故が起こった際に、原因を追究するのにとても大事な情報になります。 フィルムについては、まだなんとなく理解している部分が多い事に気付きました。
 ズームレンズはとても重いので、取り外しの際は特にマウント部分に注意して扱う必要があり、レンズの軸がずれてしまうと、ズームした時に中心がずれてしまうので、ズームレンズをつける時は、特に注意したいです。
 ズームレンズに400 f tのマガジンをつけて、カメラを担ぐ練習をしましたが、予想以上に重く上がりませんでした。カメラが重いのは、十分わかっていましたが、自分に体力がないという事に気付きました。1000 f tマガジンになると、もっと重くなるので、合宿までに体力作りを頑張りたいです。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-11

『 機材講習:ARRI3型 』


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 『習うより慣れよ』という諺がありますが、半分合っていて、半分間違っているような諺ですね。人から教えてもらうより、実際に経験を積んだり練習を重ねたりして、体で覚えていくほうが、しっかりと身につくという意味ですが、やはり初めはしっかりとした事をベテランの方から学ばなくては、せっかく身に付いた事も無駄な努力になってしまいます。
 本日の撮影助手育成塾の授業は『機材講習』の授業です。先週初めて触れた35ミリフィルムキャメラ、“ARRI 3型”の講習2回目です。撮影助手育成塾ではプロの撮影部から、現場で使用されている実機のキャメラを使用して練習をします。
キャメラは基本的な部分をしっかりとつかんでいれば、マニュアル本などを見ながら何とか使うことが出来るようになりますが、プロの技術が加わると安心で安全な撮影が出来ます。それは細かな作業の一つでも、プロが行う作業にはちゃんと理由があるからです。プロの撮影部が行う作業の流れには、積み重ねた経験からより安全な作業の流れを作り出しています。繰り返し反復すれば一つの作業も上手くなるかも知れませんが、その作業にある意味も理解することが大事なのです。育成塾では、「自分に合ったスタイルの作業を見つけなさい」と教えています。人はそれぞれ違うものです。 手の小さい人や大きい人、力のある人、ない人、それぞれです。人によっては同じ作業でも、上手くできない場合もあります。しかし、行う作業の意味をしっかりと理解していれば、自分なりにやりやすい形へと変化が可能です。上手くなるには、まずは確しっかりとした指導者から作業、その理由を学び、練習を重ねる中で自分に合ったスタイルを見つけていく事が大切です。『しっかりと習い、しっかりと慣れる』 これが撮影助手としての上達方法だと考えます。
 14期生たちはまだ2回目ということで、作業を見ていると、機材に触れるのもまだ怖いようです。これはまだ教えてくれている講師の動きを真似ているだけだからだと思います。そして塾生たちは真似をしているつもりでも、上手く真似が出来ていませんが、意味合いを考えて作業が行えるようになれば、上達は速くなります。育成塾の授業はプロが横について指導してくれます。「なんで?」と思う疑問はすぐに教えてもらえる環境の中で練習が出来ます。分からない事はすぐに質問し、細かな動きの一つひとつの意味をしっかりと理解して自分のスタイルを早く確立してほしいです。


三和映材社


1407.jpg6月24日授業レポート   育成塾14期生 岡田 翔

 先週に引き続きARRIIII型の講習でした。
 カメラのセッティングを箱からの状態で行いましたが、どの箱にどの機材が入っているかを都度確認しながらやったため、時間が思ったよりもかかってしまいました。 最初に一通り確認、セッティングの手順も考えた上で手元に集める様にしておけばより早く出来たのかなと思います。
 ロール作成、マガジンの装着についてはとにかく慣れていくしかないと思いますが、正確でないと意味はないので、慎重に手順を踏みつつ、徐々にスピードアップをしていきたいです。
III型の講習はあと一回なので、少しでも多く触っていきたいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-10

『 撮影機材の取り扱い方&道具の使い方 』


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  本日の授業は「撮影機材の取り扱い」です。ARRI 3型 35ミリキャメラを使用して、撮影時に使用する機材全般の取り扱い方や注意点などを学ぶ授業。そして、ARRI 3型キャメラの取り扱いも合わせて行い、14期生たちが実際のキャメラや機材を使って行う初めての授業となりました。今までの座学で注意する点などを学んできましたが、実際に取り扱うとなると思っていたようにはいかない事が今日初めて分かったでしょう。今回授業で使用したARRI 3型 キャメラは少し古い機種で、現在はあまり使用されていないキャメラではありますが、9月に行われる撮影実習合宿で彼らが使用するARRI435 35ミリフィルムキャメラの前モデルで、極めて構造が似ている事から、ARRI435の講習の前に練習として使用するには適したキャメラと言えます。もちろん現在でも現役として使用することに問題がないため、卒塾後に使用する可能性がないとは限りません。その意味でも、今回の授業で練習できたことは良い経験となったでしょう。
本日の授業は機材に触れる初めての授業ということで、極めて初歩的な事から入って行きました。 次回からはいよいよ本格的に撮影助手として作業を学んで行く事となります。プロの撮影助手である以上は、プロらしい仕事が出来なくてはいけません。それは、撮影の現場をスムーズに進行させる事、「彼に任せれば大丈夫」とスタッフに信頼されるような助手になることが求められます。その為、厳しい指導がこれから続くことになりますが、立派な撮影部として現場に立てるように頑張ってほしいです。


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1413.jpg6月17日授業レポート   育成塾14期生 髙原 柚佳

 今回は初めて一日を通して機材を取り扱っていく日であった。 講習をして頂いたのはARRIIII型である。
 事前の資料を通してARRIIII型について知ってはいたが、実物を見て学ぶということの大切さを今回強く感じた。 例えば小さな違いではあるが、カメラの本体にある電源のON/OFFがマニュアルと実物では逆になっていることが挙げられる。 また、マニュアルの文字と挿し絵だけでは、全てを理解するのも難しいことも感じた。 フィルムの掛け方や、マガジンの取り付けなどがその例である。 未だに自分ですらも気づけていない、理解できていない事柄もあると思うので、実物を見て触れるうちに、しっかりと勉強していきたい。


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