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撮影助手育成塾便り.Vol.11-05

『 映画撮影用フィルムの話・コダック合同会社 』


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 本日の授業は「映画撮影用フィルムの話」です。電気的に作られるデジタル映像と違い、ありのままをフィルムに焼き付ける映像は、人に心地良い感覚を与えると言われています。この貴重な映像記録メディアであるフィルムとはどのようなものなのか、唯一のフィルム製造メーカーのコダックの方に詳しく説明してもらいました。
 フィルムはどのような工程を経て作られているのか、 どの様な原理で出来ているか、 そしてフィルムを取り扱う際、注意しなくてはいけない事は何かなど、 撮影助手として知っておいて欲しい事は沢山あります。全てを今日一日で学ぶには難しいので、特に必要な事をまとめての講義でしたが、それでもフィルムについて初めて学ぶ塾生たちにはいささか難しい様です。
 フィルムが映像を写す原理や色を発色する仕組みは、撮影部として全て必要な知識です。誰もが簡単に映像を撮影できる現代では、この事を考える人は少ないでしょう。記録された映像をそのまま受け入れているだけではプロとは言えません。原理を知り、それを利用しながら自分らしい映像を作ってこそキャメラマンと言えるでしょう。何をすればどの様になるかを知って映像を作るキャメラマン、それをサポートする助手も知識を持っていればスムーズなアシストが出来ることは言うまでもありません。そしてフィルムは大変デリケートで、誰もが簡単に取り扱えるわけではなく、一つ間違えると取り返しのつかない事故へとつながります。撮影助手として現場に立つ以上プロらしい仕事ができるよう、今日の授業は何度も復習して覚えましょう。
 デジタル全盛のこの時代だからこそ、フィルムに対する知識を持った人材が必要です、塾生たちには頑張って次世代につなげる撮影部となってもらいたいです。


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06-01.jpg5月31日授業レポート   育成塾11期生 こむろ あやか

 今回はKodak社にて映画フィルムについての講義でした。フィルムの仕組みや基礎はもちろん、缶のラベルの見方等教えて頂きました。 正直、内容は難しく、理解するのに時間がかかりそうです。そんな中、特に印象に残ったのは、フィルムに問題が起きたときの原因の見つけ方です。大学でフィルムの扱い方は教わりましたが、実際にフィルムに問題が起きたとき、その解決の仕方については教わることはありませんでした。そのことに当時の私は疑問をもつこともなく、フィルムに何か問題が起きたらKodakに任せればいいと思っていました。
 しかし、講義を受け、実際はそれではダメだと気づきました。フィルムは繊細なものなので、問題の原因はいくつもあります。その問題を特定するためには撮影部の記録も重要だからです。いつどこで、どのようにして、どのような問題が起こったのかフィルムに関することを理解しなければならない。それを理解するだけで、問題解決に一歩近づけます。また、自分がそれをわかるだけで、今後の対処や撮影プランを考えることができます。
 フィルムを扱える者が少なくなってきたということは、それだけ知識がある者も少なくなってきたということです。しかし、フィルム撮影は少なからずこれからも続いていくと思うし、やっていきたいと思う。デジタルでの撮影が多くなってきた今だからこそ、フィルムについて分かるようにならなくてはいけないと思いました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.11-04

『 撮影助手の仕事・宝性 良成 撮影監督 』


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 撮影助手育成塾11期生が始動して一カ月、兼松塾長と撮影監督の話を聞き、映像撮影部とはどのような仕事か、これからの心構えなどを学んできました。本日からはいよいよ本格的に撮影部となるための実践的な授業へと入っていきました。
 04-01.jpg 塾の前半は基本的な基礎知識を学ぶ授業が続きます。その第一弾は「撮影助手の仕事」と題して、宝性 良成 撮影監督から、助手に必要な基礎知識をフィルムを中心に教えていただきました。35㎜フィルムキャメラを見せながら、キャメラの基本構造や撮影原理、キャメラ各部の名称など、撮影部として知っておかなくてはならない事柄や、意外と思われるような知識が撮影部には必要な事、そして撮影の現場で関わる様々なスタッフとの関係など、この仕事をするために知っておきたい事柄をまとめて説明して下さいました。
 撮影助手育成塾は一年間50回の授業です。駆け足のスケジュールで必要な知識と技術を学んでいきます。そのため、塾生自ら学ぶ意識が強く要求される部分があり、のんびり教えてくれるのを待っていては必要な事を学ぶ事が出来ません。キャメラに関しても、今後の授業で詳しく実践で教えていくのですが、教えてくれる青年部は実際の現場で教えるように行うので、知らない単語もその都度止まって教えるようなことはありません。今日教えたキャメラ各部の名称などは予習して覚えておくようなことをしなくては、今後の授業で分からないことが増えてしまいます。撮影現場で一緒に仕事をするスタッフに関してもそうです。どのスタッフがどのような仕事をし、どのような形で撮影部と関わってくるのか、今日の授業以外では学ぶ時間はありません。自分で学んでいくか、現場に入ってから学んでいく以外にはないのです。育成塾は50回の授業ですが、それ以外の時間でも教える事は出来ると塾生には伝えてあります。自分から積極的に聞いて教わる姿勢を持って学び、一年後に即戦力として活躍できるよう頑張ってほしいものです。


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05-01.jpg5月24日授業レポート   育成塾11期生 島 大和

 今回は撮影監督の宝性氏に来て頂き講義をして頂いた。まず初めに映画の上映サイズ、フィルムの仕組み、日本の電源事情などのテストを行ったが、ほとんどまともに回答出来なかった。特に日本のコンセントや乾電池は普段何気なく使っていたが、あまり意識して覚えていなかったので、こういった細かいところも覚える事が必要なのだと気づかされた。
 その後、実際にキャメラを触り、フォーカシングや深度の深さの体験を行った。使わせて頂いたキャメラは、オーストリア製の「Moviecam」という機材とアメリカ製の「ミッチェル」と呼ばれる機材だ。今までデジタルビデオキャメラは何度か触った事があるが、フィルムキャメラをまともに触った事はほとんどなかったので、今回の撮影塾で初めてキャメラに触れる事が出来たのでとても楽しかった。中の仕組みも細かく教えて頂けたが、フィルムに像を焼き付け次に動かしてまた焼き付ける。その作業をこの中で相当な速さで行われている事を実際に見て、更に分解した16mmのフィルムのアパチュア、プレッシャープレートなどフィルムを送り出す部分を触り、手動でフィルムを送り出してみたりして体感すると、キャメラを作った人は本当に凄いと思った。大まかな理論や構造はデジタルビデオキャメラに流用されている部分はあるだろうが、今まで慣れ親しんだものとは内部構造が全く仕組みが違うので、覚えるべき事がたくさんありすぎて頭がパンクしそうだった。合わせて三脚もギアヘッドタイプと呼ばれる使った事のないものだったので、いろいろ恐る恐る触っていたが、これらを慣れた手つきで操作出来るように機会があればもっと触れて学んでいこうと思う。


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撮影助手育成塾便り.Vol.11-03

『 キャメラマン講義:兼松 熈太郎・藤石 修 撮影監督 』


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 撮影助手育成塾11期生2回目の授業となる本日は、先週に引き続き「キャメラマン講義」です。撮影監督とはどのような人達なのか? 自分が助手として付く時「今回のキャメラマンはどんな人なのかな?」助手をしていると気になるものです。キャメラマン一人ひとりがそれぞれに個性を持ち、好き嫌いも当然あります。午前の講義は先週に引き続き兼松塾長に行っていただきましたが、多くの担当作品の話を聞いていると、兼松塾長の考えや好みがよく分かってきます。「助手という字は『助ける手』と書く」と兼松塾長が言っていた通り、助手はキャメラマンが撮ろうとする映像が実体化出来るようアシストすることが仕事となり、助手はキャメラマンの好みに合わせたアシストをする必要があります。とても大変なことのように思えますが、経験を積んでいけばきっと分かるようになるはずですし、何より、自分がキャメラマンになった時にも自分に合わせてくれるアシストがあるほうが嬉しいはずです。
藤石 修 撮影監督 午後から講義をして下さったのは、『岳』『源氏物語 千年の謎』 など多くの作品を担当された、藤石 修 撮影監督です。撮影に対し様々なアイデアから新しいことへの挑戦を積極的に行う藤石氏は、塾生たちにとってすぐにでも役立ちそうな知識をはじめ、実践的なことなどを教えてくれました。また、自身の作品の話やこれまでの経験などを交えながら様々なアドバイスを話し、その中で「撮影部は特別な仕事ではない、むしろ必要なことはサラリーマンのように一般常識を知る事が大切だ」と言っていました。「挨拶をちゃんとする」「時間を守り遅刻はしない」など当たり前の事が当たり前に出来る人間でなくては務まらないのが撮影部です。自由人の様に思われがちですが、自由であるためには責任と自覚を確りと持つ必要が有るため、ほとんどの人が真面目で礼儀正しい方々です。塾生たちも兼松塾長、林 淳一郎氏、そして今回の藤石氏の話を聞いてきっと何かを感じてくれた事でしょう。まだ授業は始まったばかり、これから一年で様々な人と出会い、沢山の事を感じ取って自分を磨いてくれたらと思います。


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04-02.jpg5月17日授業レポート   育成塾11期生 高瀬 勇太

 第2回目の授業は兼松塾長と藤石撮影監督がいらっしゃってのキャメラマン講義でした。
兼松塾長には質疑応答という形でさまざまな疑問、質問に答えていただきました。中でも「キャメラマンとしての自分自身の売り」とは何かというお話はとても面白かったです。
今では普通となったガラスフィルターを使用してのエフェクト効果を以前は撮影助手がガーゼをばらし一本一本手作業でフィルターを作っていたことには衝撃を受けました。そして兼松塾長のお話の中で特に印象に残ったのは「感性を鍛える」ということでした。映画を観るのももちろんのこと、絵を見て構図やライティングを考える、どこから陽がきているのか、その傾き、距離感など日常生活の中でどのようにして自分の感性を磨いていくのかというのにとても刺激を受け、これからは少しずつでも日常生活でそのようなところに目がいくように心がけたいと思いました。
 午後は藤石撮影監督が、フィルム撮影とデジタル撮影での撮影部の仕事の違いや焦点距離の違うレンズの被写体の大きさと撮影距離の関係をお話しして下さいました。機材のデジタル化が進み、これから映画撮影がどのようになるのかわかりませんが、結局は「表現する」ひとつの手段でしかないということがわかりました。特に『岳』の撮影のお話を例にし、どんなにつらい現場であろうとも好きだから続けられるというお言葉は感銘を受けました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.11-02

『 キャメラマン講義:兼松 熈太郎・林 淳一郎 撮影監督 』


兼松熈太郎撮影監督 いよいよ本格的に始まった撮影助手育成塾11期、意気込んで臨んだ塾生のテンションも入塾式後のGWの休みで下がってしまったかも知れませんが、今一度気持ちを引き締めての本日の授業は「キャメラマン講義」です。 
 午前は、JSCの理事長で育成塾の塾長でもある、兼松 熈太郎 撮影監督です。
この撮影助手育成塾は、将来キャメラマンを目指す若い人達にまずは撮影助手となる技術と知識を教えようと兼松塾長の発案で誕生しました。撮影を志す人は撮影やキャメラの技術を習得すれば撮影部になれると考えるものですが、意外とそうではありません。確かに撮影に関する技術は必要ですが、その前に必要な心得があります。そんな心得を兼松塾長はご自身が考え誕生した育成塾への思いと、自身が撮影部として育ってきた中で単なる技術だけではない本当に必要なことを話されていました。撮影やキャメラに対する知識がどれだけあっても撮影は一人では出来ません。キャメラマンと助手が一体となって映像は作られていることの意味を確認させてくれると同時に、これから1年間育成塾で学ぶための心構えを教えていたように思えます。
林 淳一郎 撮影監督 午後の講義では、林 淳一郎 撮影監督もご自身の経験から学んだ大切なことを話して下さり、失敗の中から学んできたことが今の自分にどれだけ役に立ってきたか、そして「あきらめないこと、続けることが大事」ということを教えてくれました。
辛い作業の連続である撮影部ですが、辛いというのは仕事を楽しめていないということ、では何故楽しめないのか、それは撮影というものを理解していないことだと思います。キャメラマンを助ける事が助手の仕事ですが、同時に自分にとって大切な経験を積み知識を増やしていく場でもあり、積み重なっていく経験は心の余裕になっていきます。その余裕は視野を広げ、今まで気付かなかったものが見えてくると、自分の力がどこまで作品作りに役立っているのかもわかってくるのです。すると仕事は実に楽しくなっています。「あきらめないこと、続ける事が大事」という林氏の言葉には、仕事が楽しく思えるまで頑張りなさいと言っている様な、そんな応援してくれる気持ちが感じらました。


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03-04.jpg5月10日授業レポート   育成塾11期生 首藤 英夫

 今回の講義で、兼松さんも林さんも共通してお話ししていた事は、良く気づく助手であるという事だ。私も助手をやる上で撮影監督が次に何をするか、必要なものやあった方が良い物を先読みして行動するように心がけている。しかし、まだまだ全て上手くいくわけではない。自分が必要かなと思って用意した物が必要でなかったり、他事に集中しすぎて次の準備がもたついてしまったりしてしまう。場を読むという事はまだまだ難しい。
 照明は面白い。私は最近そう思った。林さんもお話しされたように、撮影をする上で照明もできなくてはいけないと思い、たまに照明部として現場に出ている。その上で現場を肉眼で見た方が光のまわり方やバランスが良くわかるのだ。「モニターを見ずに現場を見ろ」という言葉は、直接現場を見た方がわかりやすいし、ミスも見逃しにくいという事もあるのではないだろうか。


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