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撮影助手育成塾便り.Vol.11-17

『 撮影実習 』


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 本日の撮影助手育成塾は、いよいよ来週となった信州、茅野市・蓼科撮影合宿のために、合宿で塾生が学ぶ助手の仕事を事前に体験する『撮影実習』の授業をしました。
今までの授業で一通り学んではきましたが、実際に撮影をするとなると勝手が違うものです。いきなり合宿で慌てない様に、実際にフィルムを装填し、緊張感を持った作業をすることがいかに難しいかを体験することと、塾生が合宿で担当するパートの“セカンドポジション”“サードポジション”の役割と作業を認識し確認する授業。キャメラマンは兼松塾長、チーフアシスタントはJSC青年部、次から次へと出される指示に塾生は、普段授業で学んだ通りにできない自分に慌てている様子です。それもそのはずで、撮影で同じような状況は多々ありますが、それでも全く同じようにはいかないのが普通です。当然の話ですが、撮影場所が変われば三脚の立て方も微妙に変わり、状況によってはいつもと違った作業が必要になることもあり、キャメラマンに指示された場所を見て、その場所にキャメラをセットするための最善な方法を即座に判断して行動することを撮影助手は求められます。キャメラマンが何を求めているのか、その場所にキャメラを立てるための最善な作業は何か、様々な事を考えながら行動しなければ、かえって無駄な作業を増やすだけでなく、事故への危険性を増やす結果となってしまいます。これらは多くの経験を積まなくては身につかないことです。
 育成塾では出来るだけ実際の作業を経験しながら学んでもらおうと、今日のような授業を多く組んでいます。撮影部の誰もが言うことですが「現場が一番の勉強」。多くの卒塾生が現場で活躍しているのも、今回のように現場と変わらない実習を体験することで、気が付かないうちに対応できるようになっているのです。実際の現場に出るにはもっと多くのことを学ばなくてはなりません。この育成塾でも教えきれない様々な状況が次から次へと起こるのが撮影現場で、初めは楽しんで仕事をする状況にはなれないでしょう。しかし、それを乗り越えた時には、作品を作ることが面白くてたまらなくなります。11期生達も、作品作りの面白さが分かるようになるまで頑張れるよう、まずは6日から始まる撮影実習を頑張ってほしいものです。


ナック イメージテクノロジー


08-02.jpg8月30日授業レポート   育成塾11期生 樋口 覚

 8/30、ナック赤坂にてARRI435を使った“撮影助手特講”の授業を受けた。内容としては合宿に向けての最終確認という形で、撮影部・照明部・制作演出部の3班に分かれて撮影をした。
 まず撮影部として、木村さんのご指名によって生フィルムの装填をした。これによって撮影部サードを担当させてもらう事になった。フィルム装填の際、時間がかかってしまい、また緊張もあったのか、ループが50パーフォレーションしかなく、やり直した。やり直す手順は鈴木周一郎さんにご教示頂き、初めから(生側を通す所から)やり直すのではなく、フィルムを切って済み側に十分に巻き込ませて、チェンジバッグの外で済み側に通す方法で
行った。それによってミスなく確実に進める事が出来た。また、自分なりのループの54パーフォレーションの確認方法も出来た為、400 ftマガジンであれば自信を持って装填出来る様になったと思う。
 また、フィルムを済み・生の缶に入れる際にもかなり時間がかかってしまったが、家で自主練習をする事で時間短縮をしたい。その後もサードとして動いたが、休憩時間に複数のジュラルミンケースでカメラを守る事、シャッター開角度のマーク、マガジンのパンツにはキャメラマンのメガネが入っている可能性がある事、ハレーションの切り方の考え方など、様々な事を短時間で学ぶ事が出来た。
 次に照明部では、LEDの灯体で指定した色温度は正しくない可能性がある為、色温度計で計測する必要がある事、足を付けたまま灯体を移動する際の担ぎ方などを学んだ。
 
 先週、8/23の最後に鈴木周一郎さんに「一日分の質問を考えておくように」と言われ、この日は幾つか考えていたのですが、タイミングを逃してしまって質問が出来ませんでした。疑問を抱えたまま合宿に行くのはもったいないので、次回授業で講師陣に確認させて頂こうと思います。


小津映画祭

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撮影助手育成塾便り.Vol.11-16

『 機材講習/ARRI 435 4回目 』


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 撮影助手育成塾の短い夏休みも終わり、9月6日から始まる信州撮影実習合宿に向けて今週と来週は最終の調整といった授業を行います。
 ARRI435キャメラにもだいぶ慣れてきた塾生たちは、一つひとつを確かめるように思い思いに練習をしています。手順を再確認する者、苦手な部分を練習する者と様々で、短い時間内で出来るだけ覚えようと積極的に行動していましたが、一週の休みでリズムを忘れてしまったのか、その動きは少し前に戻ってしまっているみたいでした。 撮影助手育成塾の授業は土曜日のみの授業、一週間空くだけでも意外と多くのことを忘れてしまうものですが、二週間も空いてしまったのは今の彼らにとっては大きいことでしょう。
撮影所が仕事場で学校でもあった私たちの時代は毎日が勉強の日々でした。来る日も来る日も先輩に怒られながら厳しく教えてもらい、「昨日の失敗は、今日はしない!」といったように、毎日仕事と同時に勉強していた私たちは、今考えると幸せだったのかも知れません。それでも撮影所システムがなくなった今の時代に、プロの撮影助手からこれだけ直接指導を受けながら、プロと同じ機材を自由に練習できる塾生はまだ恵まれている方です。授業のない日には少しの時間でも良いので、イメージトレーニングをして教わった手順を忘れないようにすれば、多少間隔が空いたとしてもすぐに勘を取り戻すでしょう。
 以前に比べると恵まれた時代とは言えない中で撮影助手の仕事を覚えようと努力をしている塾生たち。映画を作る上で撮影助手は欠かすことができない存在ですが、助手を育てる環境は良いとは言えないでしょう。人材育成は業界全体で考える時期に来ているのかも知れません。


三和映材社


09-03.jpg8月23日授業レポート   育成塾11期生 石原 毅

 今回は合宿前の35ミリフィルムカメラARRI435カメラを使用した最後の講習でした。普段取り扱う機会のないアクセサリー類の名称や取り付け方を教わりました。また実際に動く人物に合わせてフォーカス送りを一人ずつ行いましたが、役者さんの待ち時間を少しでも短縮する事が大切であり、そのためには作業をいかにスムーズに、正確に行う事が重要であるかを学びました。
 マルチカメラで練習を行った時は一台のカメラばかりに気をとられ、もう一台のカメラがどのように何を狙って撮っていたか見ていませんでした。焦らず全体を把握する冷静さも心がけたいです。来週は、セカンドとサードを実際に体験しながら作業する講習ですので、これまで練習してきた作業の流れをしっかりと頭に入れて出来るだけスムーズに行えるようにしたいと思います。


小津映画祭

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撮影助手育成塾便り.Vol.11-15

『 機材講習/ARRI 435 3回目 』


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  「機材講習」の授業も6回目となりました。講習中のARRI435キャメラにも多少慣れてきたようなので、より撮影現場に近づけた授業へと入っていきました。
 本日の授業は9月の撮影合宿でも撮影機材一式をお借りすることとなっている、ナック イメージテクノロジーにて、ARRI435の取扱いに加え、撮影助手が現場で必要とする技術も取り入れながらの授業へと進んでいきます。
撮影助手はキャメラマンのアシスタントです。キャメラマンの指示で現場にキャメラをセッティングするわけですが、キャメラを乗せる三脚、私たちは大きい三脚を“ビック”小さい三脚を“ベビー”と呼んでいます。たぶん皆さんが想像する以上にフル装備となった35ミリのキャメラと三脚は重いものとなっています。この重いキャメラ一式を安全に運ぶためには様々な注意点があって、その部分を怠って作業をしていると、最悪の場合には転倒事故を起こしてしまいます。重いということは当然、一瞬にしてキャメラは壊れてしまい、その結果、撮影が中止となってしまうのです。如何に安全に運ぶことが出来るか、様々なポイントを解説しながら教えるのですが、聞くのと実際にやってみるのとは大違い、JSC青年部の助手が簡単にやっているように見えることが、思うように出来ないのが分かったことでしょう。
その他に、レンズの交換、ビッグからベビーへの乗せ変え、被写体への距離の計測やフォーカス送りetc・・・。とにかく撮影助手が現場で行う作業は沢山あり、一つひとつに細かな注意点があります。プロの撮影助手が教えている育成塾の塾生でも、全てを一人前に出来るようになるには2~3年は掛かるでしょう。誰でも初めは新人で、一つひとつを先輩から教わり、数多く経験しながら安心される撮影助手となっていくのです。プロの撮影助手から教えてもらえる時間を大切に、誰もがプロと認めてもらえるようになってもらいたいです。

 次回の撮影助手育成塾は休みです。


ナック イメージテクノロジー


06-01.jpg8月9日授業レポート   育成塾11期生 こむろ あやか

 今回も引き続きARRI435の機材講習でした。今回、私はレンズの受け渡しや装着などを重点的にやりました。
 時間の戦いでもある撮影は素早さも求められます。自分はどちらかと言うとトロいほうなので焦る一方です。しかし、焦って失敗してしまうのなら、少し遅くても安全確実にやるほうがいい、安全確実に、かつ効率のよい方法を覚えれば自然と素早さも身につくのではないかと思いました。なので、レンズを渡す際にもただ渡せばいいのではなく、相手がキャメラにつけやすい位置できちんと渡せてあげれば、その分時間短縮にもなります。
 また、自分がトロい理由の1つとして、やるべきことを明確に理解していないからというのがあります。なので、少しでも理解度を深めることが大切だなと思いました。
 合宿まであと少し。435の使い方だけではなく、助手としての動きもきちんと学んでいきたいと思います。


小津映画祭

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撮影助手育成塾便り.Vol.11-14

『 機材講習/ARRI 435 2回目 』


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 「機材講習」授業の5回目、先週に行き続き“ARRI435”の講習です。本日は三和映材社の435キャメラ、基本的には同じキャメラですが、機材レンタル会社によって付属するアクセサリーなどに多少の違いがあり、そういった部分も勉強のために覚えてもらいたいと、授業場所を変えています。しかしまだ2回目の授業とあって、細かな違いに気がついた塾生はいないようですが、少しずつ余裕が出てくればわかってくるでしょう。
現在、集中的に行われている機材講習授業は撮影助手育成塾で毎年9月に行われる撮影実習授業に向けた特訓といったところです。撮影実習授業は、作成されたシナリオに沿ってショートストーリーの映画を製作するものです。監督とキャメラマン、その他にプロの講師が実際に作業をする中で、塾生たちが講師の助手として指示に従って作業するスタイルの実習です。
昨年まで合宿が行われていた神奈川県足柄地区を離れ、今年からは長野県茅野市で新たな合宿がスタートします。茅野市蓼科高原には日本を代表する監督、小津 安二郎がシナリオを書いた場所として知られている『無藝荘(むげいそう)』があり、『早春』や『彼岸花』などの作品をこの地で書き上げられたそうです。その他に数多くの映画人に愛された茅野市蓼科高原は映画ファンにとっては聖地とされ、毎年多くの方が訪れています。10月には『小津安二郎記念 蓼科高原映画祭』が開かれる、まさに映画の町です。新たな撮影助手育成塾の合宿が行われるこの茅野市蓼科は、11期生達にとってパワースポットとなるのではないでしょうか。また、茅野市蓼科高原は長野県内でも有名な観光地で、八ヶ岳連峰を臨み、長野を代表する諏訪湖がすぐそばにある観光地です。皆さんも是非この夏に美しい自然と映画の地、蓼科へ行ってみてはいかがでしょうか。
 茅野市と蓼科の皆さん、9月7日から10日の四日間、塾生たちが茅野市と蓼科高原で頑張って撮影をしますので、よろしくお願いします。


三和映材社


02-02.jpg8月 2日授業レポート   育成塾11期生 松本 真二

 本日の講義は、先週に引き続き435をやりました。フィルム装填に加え、ズームレンズの取り付け方もやりました。フィルムの扱いには慣れてきました。フィルムをマガジンに着けるのもミスがなくなり、安全にできるようになってきました。まだ速さを要求されてしまうと焦ってしまうのですが、段々と速くできるようになっていきたいです。
 そして今回初めて学んだズームレンズの取り付け方なのですが、ただ取り付ければいいというものではなく、レンズを支えるLS-9も同時につけなければなりません。単玉のレンズとは違い重量があるので取り扱いが少々難しいです。塾ではグループになり作業していますが、プロの現場ではこれらの作業を毎回数人でやるとは限りません。1人ですべて行わなければならないときは必ずあると思います。それに直面したとき、動揺せず確実に作業できるようになりたいです。
 新しいことを覚えると、古いことを忘れていってしまうので毎回メモをとり、それを読み復習していきます。


小津映画祭

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