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撮影助手育成塾便り.Vol.11-36

『 ラッシュ試写&東映ラボ・テック 講義&見学 』


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 本日の撮影助手育成塾は今年最後の授業です。2014年の締めくくりの今日は、先週の「撮影実習」で撮影した映像を、東映東京撮影所内にある、“東映デジタルラボ”の試写室をお借りして上映をしました。普段は映画の試写などに使われるこの試写室は、厳しい規格に沿って作られており、映画並びに映像を、最高の環境で観られるようになっています。また、授業ではスクリーンでの試写と、モニター(テレビ)画面で同じ映像を見比べることも行い、映画館と同じスクリーンと、テレビモニターで写す映像との違いも体感しました。
 実習での撮影では、デジタル特有である、収録データをいくつか変えて撮影し、その違いを見ることも一つの目的でした。今回、スクリーンとテレビモニターで見た違いは一目瞭然で、同じ映像でもこれほどまでに変わってしまうことが分かってもらえたでしょう。映画を撮影するキャメラマンはスクリーンで上映することを考えて撮影設計を立てます。再現力に乏しいテレビ画面では、幅広い再現力を持つスクリーン上映には敵いません。テレビモニターが発光体である以上、近頃話題となっている4Kテレビでも同じことです。そのため、先週まで勉強していた撮影データの設定を間違えることは大きなミスとなります。ボタン一つでさまざまに設定を変えることのできるデジタルキャメラは、助手にとって気の抜けないキャメラであることが今回の授業でわかってもらえたと思います。『映画は、スクリーンで観てこそ映画』 と言われています。それは、この再現力豊かなスクリーンに映しこむキャメラマンの思いがあるからこそで、それをサポートする撮影助手はその思いを壊さぬよう、ベストな仕事を常に心がけなくてはいけません。将来自分がキャメラマンになった時に、自分に付く助手にもベストな仕事をしてもらいたいと思うなら、最高のアシストができるようになってほしいものです。
 午後からは、本日お世話になった「東映ラボ・テック株式会社 東映デジタルセンター」内で、デジタル技術の講義と見学をさせていただきました。東映ラボ・テックでは、日々変化するデジタルの世界に素早く対応する体制で、素晴らしい映像を届けるために多くの熟練された技術者の方が作業をされています。今日、映像を見せていただいた試写室も、一番良い状況で見られるように設計されています。私達撮影の仕事をする者達は、この様な方々の努力に支えられていることも忘れないでほしいものです。
 2014年も間もなく終わります。11期生にとっては、4月に入塾してからあっという間の日々だったでしょう。残りの授業もあとわずかとなりましたが、2014年のわずかな時間が勝負であるのかも知れません。残り少ない時間で確かな足場作りができるよう、頑張ってくれることを期待します。
皆さん良いお年を。


東映ラボ・テック


1106.jpg12月20日授業レポート   育成塾11期生 島 大和

 今回は東映ラボテック様にて、前回の実習で撮影したLog収録と Rec709収録の両方をスクリーン及び家庭用テレビで比較しながら見させて頂いた。仕事の都合で上映には間に合わなかったが、最終的な出力に合わせて収録方式を選ぶ必要があることを講義で学んだ。
 例えば、家庭用のテレビで見る事を見越しているなら、そのテレビの色の表現領域を超えた所で収録しても意味がなく、逆にスクリーン上映では、その逆で広い領域での収録が活きてくるという事だ。今後は更にキャメラの開発が進み、65mmフィルム相当の再現性を持つものが今後出てきたり、家庭用テレビの再現の基準Rec709を凌ぐ新たな基準が定められる事。その他、ACESの確立など、映像の色表現に関係するあらゆる方面で変化の過渡期を迎えていると思うので、注意してその変化に対応していく必要があると感じた。
 特にACESに関しては今回初めて知ったが、人間の色の認知領域を全域カバーするこの基準が完全に再現され、各社から出ているキャメラにACESが対応した時には、ようやく各メーカーの色のマッチングの悩みなどが消えると思うと、キャメラの進化もここまで来たかと驚いた。そうなると本当にフィルムキャメラが現役から退き、骨董品のようになる可能性がある事を考えると少し寂しい気もするが、それでもこの基準が確立した時の映像を早く見てみたいと思った。


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撮影助手育成塾便り.Vol.11-35

『 デジタル撮影実習・ARRI ARLEXA 』


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 本日の撮影助手育成塾はデジタルキャメラによる「撮影実習」の授業です。これまでのデジタルに関する授業で学んだことを踏まえて、講師から出される指示の下で、キャメラの設定全般、撮影されたデータの取扱いまで、塾生たちにやってもらいました。デジタルでの難しい点はキャメラ設定にあります。様々な設定方法が1台のキャメラで行えるデジタルキャメラは、ある意味では危険が多く存在します。どのような形で撮影するのか、撮影する形がしっかりとセッティングできているのか、絶えず確認する必要があります。忙しい仕事の中で、キャメラを運んでいる最中にボタンに触れて設定が変わってしまうことなども、起こりうるからです。
 今日の実習では様々な設定で撮影しました。設定の違いによってどのように撮影された映像が変わってくるのか、来週の授業で見比べることを前提に行いましたが、実際の仕事では途中で撮影設定を変える事は多くありません。今回の授業のように途中で変えるのはある意味では安全とも言えます。それは変える作業を行うことで、同時に確認もしているからです。反対に、統一したデータだけで撮影していると、設定を任意に変えていないという安心感から、注意が散漫になってしまいがちです。講習の授業などではキャメラの取扱いを学ぶ授業でもあるため、ミスは犯しませんが、今日のような撮影実習では他の作業に気をとられて、設定が変わってしまっていることに気づかなかったりします。間もなく現場に出て行く塾生たちがこのようなミスを犯さないよう、育成塾では撮影実習授業を行っています。
 練習と実際の撮影とではまったく違います。練習で出来ていた事が、実際の撮影現場では忘れてしまうことが多々あります。プロからの指導は、そんなミスに気が付かしてくれる経験となるでしょう。


ナック イメージテクノロジー


1104.jpg12月13日授業レポート   育成塾11期生 小島 洋輔

 今回はナック青山でALEXAを使った撮影実習でした。 何故かALEXA PLASには表示されている内容と設定されているものとは違うらしく、いろいろとバタバタでした。ただ収録する内容と違うものを編集部に送ってしまったら、本当に大変な事になるので、人事ではないと思いました。
 また、ファインダーとモニターで明らかに違うのは色と明るさでした。所詮デジタルは画を見る為にモニターがあるようなもので、モニターを信用してはいけないと思いました。僕はデジタルは好きですが、この点に関しては嫌になります。
 また、今回はオープンカレッジで来年塾に入るであろう人達が来ていました。自分達は一人前とはかけ離れていますが、先輩になるのかと思うと、もう少し勉強しなくてはならないと実感しました。


撮影助手育成塾

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撮影助手育成塾便り.Vol.11-34

『 デジタル機材講習・ARRI ARLEXA 』


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 本日の撮影助手育成塾は、デジタルに関する授業のまとめとして来週行う撮影実習授業の準備を兼ねた、「デジタル機材講習」の授業です。講習に使用した“ARRI ARLEXA”は、来週の撮影実習でも使用する予定のキャメラです。ARRIは長年映画撮影用フィルムキャメラを製造してきた実績があるため、私たちキャメラマンからすると、大変使いやすいキャメラに仕上げられています。キャメラマンがどのように撮影を行うのか、アシスタントがサポートする上での使い勝手を、長年の経験から取り入れてきたノウハウを活かしています。また、他のデジタルキャメラではない使い良さが支持され、多くの映画撮影の現場で使用されていることから、単純に技術を詰め込むだけでは良いキャメラとは言えないことがわかります。
今回、塾生たちは授業の中でそのことに気がついて練習をしていたかはわかりませんが、このような良い部分を学ぶことも撮影助手としては大切なことです。ARRIがそうであったように、実際に撮影で使用するキャメラマンや撮影助手の意見を取り入れることが機材開発に必要です。そのような意見をしっかりと開発メーカーに言えるようになるのも、撮影助手には大切なことなのです。  
今日の授業は、撮影前の準備の仕方や注意点など、実践的な作業を学びましたが、実際の仕事でもこのような準備の段階で様々なことに気づき、アクセサリーをはじめとする機材に改良が加えられてきました。そうすることにより、機材はどんどん進化してきました。私が助手時代にはなかった機材が沢山増えています。これは撮影部などの意見が反映されて作られた機材ばかりで、より良いものを撮影するために考えられた機材ばかりです。塾生たちも機材を扱うだけでなく、そんなことも考えながら作業ができるようになると良いですね。


ナック イメージテクノロジー


1114.jpg12月6日授業レポート   育成塾11期生 松本 真二

 12月6日、赤坂のナックにてALEXA PLUSの機材講習をしました。先週の講義でiPadを使いシミュレーションしていたので、操作に関して問題なく触れることができました。iPadで自由に好きな時にALEXAのメニューをいじれるので何回も触っていくうちに覚えられました。
 今回の講義で、機材チェックの時私たち助手は何をしなければならないのか教えていただきました。足りない機材だったり、注文より数が多い機材、発注書に書いてある機材番号の確認、機材の傷など確実にこなしていかなければなりません。これらのチェックを行うことによって撮影現場で焦ることなく仕事ができるのだと思いました。
 先週教わったグレーチャート、ダイナミックレンジ、波形モニターなど実際に見ることによって理解が深まりました。ダイナミックレンジをどのように確認するのか今日分かったのでよかったです。
準備や片付けも最初のころより慣れてきたのでスムースに行うことができたと思います。
 今日の不安要素はケーブルです。モニター出しに使う同軸の余った分の長さをどのように処理すれば邪魔にならないかなど簡単そうに見えたのですが意外と苦労しました。また、パワーケーブルなどの11ピンや16ピンなど細かいコネクターの接続に少し戸惑いました。
 これらの作業を確実にこなせるようになりたいです。コネクターの抜き差しはしっかりと練習したいと思います。


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