FC2ブログ

撮影助手育成塾便り.Vol.11-41

『 機材講習・ARRICAM 』


41-00_20150201143504f8a.jpg

 先週に引き続きアリカム(ARRICAM)の機材講習授業2回目。アリカムはフィルム撮影の現場で活躍する機材の一つです。フィルム撮影用キャメラが生産されていない現在においては、一番新しい機材と言えます。小さな改良が加えられ、現在にマッチした形へと進化を遂げていますが、面白いもので、このアリカムでなければ撮影出来ないという撮影現場はなく、昨年の秋に練習した“ARRI535”キャメラでも、同じレンズと同じフィルムであれば、アリカムと535は同じ映像を撮影することが出来ます。
 以前説明したとおり、レンズとフィルムが同じであれば、古いキャメラであっても同じ映像が撮影できるのがフィルムの良いところで、キャメラ自体は扱いやすさなどの機能面が重要です。アリカムが好まれて使用されるのは、付属されている機能が現代にマッチしているのが大きな理由です。これらの機能を使いこなせるかが撮影助手には求められており、今回の講習で塾生に覚えてほしい部分でした。取扱いは実際に自分の手で触らないとなかなか作業を覚えられません。マニュアルなどを読んで覚えて分かってはいても、実際の作業では出来ないということはよくあります。
育成塾ではとにかく触って覚えることを教えています。これは簡単なようでとても難しいことです。なぜなら、これだけ自由にキャメラを触ることが出来る環境はないからです。機材レンタル会社に練習させてほしいとお願いしても、まず断られるでしょうし、取扱いを教えてほしいと言っても、会社が教えてくれることはありません。一般的には撮影助手の先輩から、仕事に絡んで教えてもらうのがほとんどで、デジタル時代となった現在では、フィルムの撮影現場に助手として行く機会が少なく、今回のように先輩から教えてもらいながら自由に触れる機会は塾を卒業した後はないでしょう。
 撮影助手育成塾はベテランの撮影助手がそばで指導するということで信用を得ているので、これだけの練習が出来るのです。機材の取扱いは簡単なようでとても難しく、安全のための助手の技が必要です。それは先輩から後輩へと受け継がれてきた技で、いずれ塾生たちも後輩へ教える時が来るでしょう。その時のためにもしっかりとした作業が出来るように、これからも頑張ってほしいです。


三和映材社


1114.jpg1月31日授業レポート   育成塾11期生 松本 真二

 1月31日、本日の講義は先週に引き続き、ST・LTでした。先週は時間の関係もあり、私STのみしか触れなかったのですが、今回はST・LTとも触れたので良かったです。LTの方が横からスライドさせての装填なのでやりやすかったです。LTの方がSTより軽くなっているので、カメラ本体が小さく、STマガジン用のアダプターをつけるとフィルム装填のとき指が入らず苦戦しました。また、先週は400ftのSTマガジンとステディマガジンしかやらなかったのですが、今回はショルダーマガジンにも挑戦できました。最初はフィルムが思うように通らずやりづらかったのですが、2、3回やると感覚がつかめ、自然にできるようになっていました。今回1000ftマガジンも初めてやりました。ただただ重いのが印象的だったのですが、構造、詰め方、装填の仕方は400ftマガジンと同じなので、焦らずできたと思います。
 そして今回の講義で、ズームレンズの交換、取り扱いを怖がらずにできるようになっていると実感しました。機材講習や撮影実習を通して、精神的に強くなっていると思います。


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.11-40

『 機材講習・ARRICAM 』


40-01.jpg

 本日の撮影助手育成塾は、久しぶりにフィルムキャメラの『機材講習』です。今回教わったキャメラは、アリカム(ARRICAM)です。ARRIから出されたフィルムキャメラでは最後のモデルで、現在も多くの撮影現場で使用されています。
 デジタルが普及して、現在の撮影はほとんどがデジタルキャメラとなっていますが、それでもフィルムによる撮影はTVCMを中心に行われています。映画でも、予算の大きな作品などはフィルムで作られ、技術の進歩で16ミリフィルムでも高いクオリティーの映像が作れるようになった事により、近年いくつかの作品が作られ上映されています。フィルム独特の質感は、映像にこだわる監督やキャメラマンに支持され、特に高いクオリティーの求められる作品ではフィルムが好んで使われています。
しかしながら、これだけデジタルによる作品が増えてくると、3、4年撮影助手の仕事をしていても、仕事でフィルムキャメラを扱ったことがないという撮影助手も多くいて、忙しい時期にはフィルムキャメラを取り扱うことが出来る撮影助手が不足してしまう状況になっています。フィルムキャメラの取扱いはそれだけ難しいのですが、育成する場所は少なく、撮影助手育成塾の塾生が多くの現場で活躍するようになっています。
特に今回練習したARRICAMは、現在のメインキャメラと言ってもよいキャメラで、ST(スタジオ)とLT(ライト)の2種類あります。同じようなキャメラなのですが微妙に違っていて、付属する備品などにも違いがあるので、間違えないようにするには勉強が必要です。今回の講習だけで完璧に覚えることは難しいですが、フィルムと機材を取り扱える助手として大きな自信を持って卒塾出来るように、今日のARRICAMの感覚を忘れないでほしいです。
 アジアでフィルムによる撮影をしているのは日本ぐらいになってしまいました。言い換えると、フィルムによる撮影が出来る日本は幸せだと思います。他では勉強したくてもできないのですから。フィルム撮影のチャンスが多くめぐってくる場合に備え、フィルム機材と技術をしっかりと学んでおきましょう。


ナック イメージテクノロジー


1110.jpg1月24日授業レポート   育成塾11期生 高畠 隆

 インターンシップで使用していたキャメラだったためよく見てはいたが、実際にフィルムを詰め、かけるまではほとんどなかった機材でした。触ることによって分かった面がいくつかありました。まずマガジンです。
 コアがしっかりとつめにはまっているか、撮影済側のフィルムが固定されているかが、チェンジバック内になると大きな不安要素になりました。ロック音とコアへの巻き込みを確かに身につけようと思いました。
 次にフィルム装填です。これは繰り返し見ていたため、手順は覚えていました。しかし最初に出しておくフィルムの長さが重要であることには気づいていませんでした。
 丁寧さが欠けているようなので、繰り返し覚えるしかないと思います。速さを重視し、気がせってしまっているので、次回は完璧な手順を徹底して身につけたいと思います。


撮影助手育成塾

文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.11-39

『 露出計の説明(株式会社セコニック&フィルム現像実習 』


39-00_20150118111956050.jpg

 今週の撮影助手育成塾は 株式会社 セコニックの方から、映像を撮影記録する時には欠かせない露出を計測する露出計について説明をしていただきました。国内最大手と言われるセコニックが販売する露出計、ほとんどのキャメラマンや撮影助手が使用しています。実際にこれらの機械を使用しているのはプロのスチールカメラマンか私達ムービーキャメラマンなどの撮影を仕事とする人に限られています。露出というものは映像を撮影する人全てに関係してくるのですが、たいていの人はカメラにお任せする形となりその重要性に気づく人はいないでしょう。やはりプロである以上は光のコントロールが出来るようになりたいもので、それには露出というものを理解しなくてはいけません。また、露出を計測して自分で映像を作っていく面白さを知れば、映像の奥深さが分かりより一層楽しく思えるようになっていきます。
39-01.jpg
 そんな露出計測を知ってもらうために、本日午後の授業は、宝性 良成 撮影監督にフィルムスチールカメラを使って、フィルム現像から写真の焼付け作業までを教えていただきました。今の若い方はほとんど行ったことがないフィルム現像と印画紙への焼付作業ですが、以前は多くの学校に写真部などのクラブ活動があり、自分で撮影した写真を自ら現像して印画紙へ焼き付けたものです。 現在はデジタルカメラがあり、塾生たちも初めての経験だったように、ほとんど出来ないと言っても良い作業となってしまいました。しかし、一度体験してみると奥が深く、実に楽しい作業であることに驚きます。
今回塾生たちは、午前中に習った露出計を使って写真を撮影。各々撮影したフィルムを現像して引き伸ばし機と呼ばれる機械で印画紙へとプリントまでを体験したのですが、どのように感じたのでしょうか。覚えた技術に自らの想像力を加えて作品を作る楽しさに気づいてくれれば嬉しく思います。


セコニック


1114.jpg1月17日授業レポート   育成塾11期生 松本 真二

 本日の講義はセコニックの方に来ていただき、露出計について説明していただきました。これまで塾の講義では合宿を含め、3回撮影実習を行ってきました。撮影現場でチーフの方が露出を測っているのを見ていたので、何をする道具なのかはわかっていました。しかし、使い方などは全く知らなかったので教えていただくことができ、とても良かったです。
 午後の講義では実際に露出を測り、フィルムカメラで写真を撮るという人生で初めての体験をしました。一枚一枚撮るのに集中し、真剣に撮ることができたと思います。その後、撮ったフィルムを自分達で現像しました。フィルムで写真を撮るということはこれからも機材さえあればそんな難しいことではないかも知れませんが、自分で現像するのはなかなかできないと思うので、本当に貴重な講義でした。ありがとうございました。これから撮影部になるために覚えなくてはならないことも多いと思いますが、今日のような体験を忘れず、自分が成長した時に後輩たちに教えられる先輩になりたいです。
 また、宝性撮影監督が作ってきてくださったカレーもとても美味しかったです。頭もお腹もいっぱいになる講義でした。


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.11-38

『 キャメラマン講義:兼松 塾長・佐々木原 保志 撮影監督 』


38-00.jpg
 新年初めの本日の授業は、兼松 塾長と、『チーム・バチスタの栄光』『ハナミズキ』などを撮影された、佐々木原 保志 撮影監督のお二人にキャメラマン講義をしていただきました。
 夏の合宿や授業を通して半年間、11期生達を見てきた兼松 塾長は、授業を見て感じたことや彼らに足りない部分などを話し、これから撮影助手としての道を歩む心構えなどを話してくださいました。兼松氏が話されていたように、キャメラマンや撮影部などの環境は、以前と比べると決して良いとは言えなくなっています。デジタルの普及による安易な撮影方法が増え、それに伴い撮影に対して機材技術が先行し、撮影手腕を軽視する撮影現場も出てきています。スイッチを入れればきれいな映像が撮れてしまう現在の撮影機材。とりあえず映像が撮れていれば良いかのように言う制作サイド。以前のように作品内容を考え、見せるための映像を設計し撮影していく事の出来ないキャメラマンが、少数ではありますが出てきていることも事実です。兼松氏は塾生に、キャメラマンとしての誇りとプライドを持って、作品作りが出来る撮影部になるようにと教えているようでした。佐々木原 保志撮影監督
 午後から講義をして下さった佐々木原 保志 撮影監督も、「撮影には技術が必要」と説いていました。技術とは、機材を知って扱う技術もそうですが、人に見せるために必要な技術の事を言っています。物語の内容、世界観に合わせた映像に質感、これらは撮影する人によって感じかたも違い、キャメラマンによって変わる映像世界へとなっていきます。それは撮影者それぞれの味となり、見る人によって好き嫌いが分かれる世界となります。フレーム内で役者をどのように撮れば良いのか、次につながるカットへどのように流していくかなど、明らかにキャメラマンの技術と言ってよいでしょう。流れの悪いフレームのつながりは、見ていてさほど感じないのですが、実際には感覚的に疲れるもので、観終わったときに得られる満足感がないだけでなく、脱力感すら感じる事もあります。人に見せる為の技術を塾生たちはこれから学んでいかなくてはなりません。どのように学んでいくか、佐々木原氏が体験で得てきたものを聞いたことで、塾生たちにも参考になったでしょう。映像を撮るだけのキャメラマンにならないために、見せる為の映像が撮影できるキャメラマンになれるよう、これからも頑張ってほしいです。


JSCrogo.jpg


1101.jpg1月10日授業レポート   育成塾11期生 石原 毅

 今回は兼松塾長と佐々木原保志撮影監督にお話して頂きました。兼松塾長のお話では、合宿での経験を今一度考えることができました。また、撮影助手として給与をしっかりもらうこと、そのためにはやはりプロとして高い意識を持って取り組むことも感じました。
 佐々木原保志撮影監督がまだお若い頃に度胸を持って撮影に挑んでいたお話はとてもおもしろかったです。また、見せて頂いた映像について塾生の意見を聞いたり、自分の意見を言いました。佐々木原保志撮影監督がどのようにこの作品を評価されたのかがとても興味深かったです。今後、映画を見る上で、技術的な目線でじっくりと見る習慣をつけたいと思いました。


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.11-37

『 2015年 JSC日本映画撮影監督協会 新春パーティ 』


37-00.jpg

 明けましておめでとうございます。本年も皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
2015年もいよいよスタートしました。撮影助手育成塾第11期生も残すところ後3ヶ月、ついにラストスパートへと入っていきます。新年初めの授業は、日本映画撮影監督協会主催の新年パーティからの授業です。授業と言っても、大勢の撮影監督や業界関係者が集まる新年会で、塾生自らアピールができる場として設けています。卒塾をしたらこの場にいる方々と、同じ映像業界で働く仲間の一員として頑張っていくこととなります。どんな小さなことでも自分を印象付けるためのアピールは必要で、この様な場で大きなチャンスをつかむ事も大いにあるのです。
 パーティに先立って、日本映画撮影監督協会が設けている、『三浦賞』『JSC賞』の授賞式が行われました(三浦賞・JSC賞に関しては、日本映画撮影監督協会ホームページ<http://www.jsc.or.jp/index.html>をご覧ください)。
『三浦賞』と『JSC賞』は、2014年に公開された作品で、映像・キャメラワーク・作品内容などもっとも優れた作品を撮影されたキャメラマンに送られる賞です。選考にはJSCに所属する撮影監督があたり、プロの目で選ばれています。特に『三浦賞』は、キャメラマンの新人賞とも言われ、長く修業した後に撮影監督としてデビューした作品撮影者に送られるもので、一度だけの栄冠です。
多くの先輩たちに将来を期待されて選ばれ、これからの活躍を応援されることは、何者にも勝る喜びでしょう。本日授賞式を見ていた塾生たちも、早くこの壇上で表彰されるような撮影監督へ育ってくれることを願わずにはいられません。
 間もなく卒塾を迎える11期生達、2015年がスタートの年として、幸多き年となることを願い、新年のご挨拶とさせていただきます。今年も撮影助手育成塾をよろしくお願いいたします。


JSCrogo.jpg


撮影助手育成塾

文化庁ロゴ3

ようこそ!
撮影助手育成塾
jsc撮影助手育成塾
撮影助手育成塾案内TV
動画:撮影助手育成塾
日本映画撮影監督協会
jsc.gif

JSC 日本映画撮影監督協会

会員数

正会員 : 302 名

名誉会員 : 9 名

特別会員 : 2 名

青年部 : 91 名

維持会員 : 25 社

賛助会員 : 24 名
MAP.gif
塾生連絡用 『塾生の広場』
00-001.jpg
撮影助手育成塾製作作品
2期生作品『足柄の詩 翼が欲しい』
動画:足柄の詩 翼が欲しい
3期生作品『足柄の詩 足柄の人々』
動画:足柄の詩 元気な郷 足柄の人々
4期生作品『足柄の詩 夢天翔ける』
動画:足柄の詩 夢天翔ける
6期生作品『足柄の詩 蒼いかぜ』
動画:足柄の詩、蒼い風
カレンダー
12 | 2015/01 | 02
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最近の記事
過去ログ
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
育成塾応援団

KODAK1.jpg

ナックイメージテクノロジー

三和映材

株式会社 小輝日文

西華デジタルイメージ

ビデオサービス

イマジカ

東京現像.

東映ラボテック

ヨコシネDIA

nkl2.jpg

セコニック
『映画撮影』最新217号発売
映画撮影217号

JSC機関誌『映画撮影』217号が

発売されました。

217号の特集は

『羊と銅の森』

『片警 宝音』

『私は絶対許さない』

『パンク侍、斬られて侯』

『スニッファー嗅覚捜査官 8Kスペシャル』

『フジコ・ヘミングの時間』

― 洋画の話題 ―

『シェイブ・オブ・ウォーター』

撮影の技術的裏側がわかる

「映画撮影」お問い合わせは

日本映画撮影協会まで。

03-3856-7896

定価¥800

バックナンバー


バックナンバーのお知らせ
JSC機関誌『映画撮影』のバックナンバーを販売しています。

映画撮影の話から、映画に託された思いまで、撮影担当キャメラマン自身が書いた撮影報告満載。


定価1冊 ¥800 (税込・送料別)


お問い合わせ、お申し込みはJSC事務所まで。

03-3356-7896

映画撮影216号


映画撮影215号


映画撮影214


映画撮影 213号


映画撮影212


映画撮影211


映画撮影210


映画撮影209


映画撮影208号


映画撮影207号


映画撮影206号


映画撮影205号


映画撮影204号


映画撮影203号


映画撮影202号


映画撮影201号


映画撮影200号


映画撮影199


映画撮影198号


映画撮影197号


映画撮影196


映画撮影195号


バックナンバーのご案内

バックナンバー
数に限りがございます。 売り切れの場合はご容赦ください。
関連リンク

茅野市観光サイト


蓼科観光協会


奥蓼科観光協会


白樺リゾート観光協会


車山高原観光協会


八ヶ岳観光協会