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撮影助手育成塾便り.Vol.10

『 機材講習:ARRI 3型 』


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 いよいよ12期生達が本格的に撮影機材の取扱いを体験する「機材講習」の授業へと進みました。授業に協力していただいているのは、キャメラ機材と撮影に関連した機材を専門にレンタルしている、株式会社 三和映材社、プロの撮影を専門としている日本でも有数の会社です。プロを目指す撮影助手を育成する撮影助手育成塾です。授業で使用するキャメラ機材もプロ用でなくては意味がありません。今日の授業で講習したキャメラは“ARRI 3型”と呼ばれているキャメラ。 年代物のキャメラではありますが、塾生たちの入門用としては最適のキャメラでしょう。現在、撮影の現場で使用されているキャメラと比べると見劣りはしますが実に良く出来ているキャメラで、もちろん現在でも十分に撮影できるものです。機能は実にシンプルにできているので故障も少なく丈夫です。初めてムービーの撮影キャメラに触る塾生にとってはシンプルなだけに覚えやすく、機材に不慣れな塾生の取り扱いでも少々のことでは壊れないところが嬉しい限りです。通常このようなレンタル会社は大切な機材を練習用に提供してくれることはありません、プロの撮影部が厳しく監視と指導をすることと、日本映画撮影監督協会との信頼関係があるからこそです。
今日の授業では主に機材の組み立てを練習しました。プロの撮影助手に求められることは安全で確実な作業と速さ。 何度も何度も繰り返し練習することでしか身に付かない技術でしょう。また、覚えるには他人の作業をよく見ることも大事です。 自分の作業は自分では見ることが出来ません。 他人の作業を見ることで出てくる課題も多く、自分に足りないものに気づかされることが多くあります。本日は初日ということもあり、教えている私たちも多くは求めませんでした。まずは一連の流れを体験してもらうことが目的なので、気になる部分はこれから徐々に教えていく予定です。
 初日ということもあって不安定な作業にはひやひやさせられますが、おおむね無難に組み立てることが出来ていたように感じます。不安そうな表情を浮かべて作業する塾生たちには今日の感覚を来週まで忘れないようにイメージトレーニングをし、少しずつ余裕の表情が出せるように頑張ってほしいものです。


三和映材社


12-05-01.jpg6月27日授業レポート   育成塾12期生 柳園 丈慈

 今日は初めて三和映材社におじゃまして、2回目の機材講習でした。日本を代表する撮影機材レンタル会社のひとつである三和映材社さんで機材をお借りしてキャメラの扱い方を練習できるのは、育成塾だからこそできることだと思います。そんな今回練習したのはARRI 3型のフィルムキャメラです。今でこそ第一線では使われなくなったそうですが、一時は一番メジャーなフィルムキャメラだったそうです。撮影部の先輩達が使用してきたキャメラということで、まずはこのキャメラの構造や扱い方を覚えることは、今後他のフィルムキャメラも扱っていく私達にとってはとても大事な基礎になると思います。実際に自分でこのキャメラを組み立ててみると、その重さを身をもって感じるので、この高価で精密な機械を撮影現場で扱う助手の仕事というのは本当に安全と確実さが求められるのだろうと思いました。まだまだ機材の扱いには慣れていませんが、今後塾で吸収できることはどんどん吸収して、機材と友達になっていけたらと思います。次回からは実際にフィルムを詰める作業を学んでいきます。長いようで、育成塾はどんどん前に進んでいくので、遅れをとらないようにしっかり技術を吸収していきたいと思います。


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撮影助手育成塾便り.Vol.09

『 撮影機材の取扱い方 』


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 本日の撮影助手育成塾は「撮影機材の使い方」です。これから12期生達は本格的に撮影助手としての実践的な勉強がスタートします。初日の今日は、日本映画撮影監督協会に所属する撮影助手の集まる、JSC青年部から講師として現役の撮影助手に指導してもらいました。初めに撮影の現場で使用している助手の道具を見せてもらい、育成塾の授業でも必要な道具と、将来必要になる道具の数々を、詳しい説明とともに教えてもらいました。助手にとって作業をするための道具は大切で、同じ種類のものでもどこのメーカーが使いやすいか、購入できる場所など細かいところまで説明してもらえば、卒塾するまでの間に買い揃えることができます。現場に入ってから買い揃えるのは大変ですし、道具の中には高額なものもあるので、実物を見せてもらい教えてもらえることは大変助かるでしょう。
次にキャメラを載せる三脚の取り扱いを学びます。三脚の取扱いは基本中の基本、キャメラを載せるだけに一番大切です。来週の授業からは実際に撮影キャメラを取り扱うので、しっかりと覚えておかなくてはなりません。今日の授業で、三脚一つにしてもプロの技がいかに細かいかわかったと思います。撮影助手への第一歩、いずれ始まる助手としての生活のためにもしっかりと覚えてほしいです。
 12期生達が入塾してから座学の授業が続いていましたが、いよいよ実践的な授業となりました。育成塾では入塾してからしばらくは座学が続きます。撮影部としての基本的な知識を知り、これから撮影部として作業するための準備期間として、すぐに撮影機材を触らせるより良いと考えているからです。撮影助手の仕事は撮影機材を扱えることなのは誰でもが分かることですが、撮影機材が上手く扱えることだけが助手として優秀というわけではありません。撮影助手育成塾に入ったからと言って、いきなり機材を扱わせたら、きっと大切なことに目が届かなくなっていたでしょう。撮影監督、専門の技術者の方々、このような人達がどのような思いで仕事に携わっているかを知った今だからこそ、機材の取扱いに真剣に臨むことができたでしょう。


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12-10-01.jpg6月20日授業レポート   育成塾12期生 高橋 真美

 今日からいよいよ実習が始まりました。三脚の使い方、キャメラの持ち方、これから撮影で必要になってくるものの説明などがありました。そして、三脚を持ったり、三脚にキャメラをセットしたりしました。写真のキャメラでは当たり前のようにできる作業が、機材が変わると思うように出来なくて、難しさを感じました。入塾当時から、キャメラは重い重いと言われ続けていたので、実際に持てるのかすごく不安でしたが、持ててよかったです。これが、フィルムを装填したマガジンをつけたキャメラをのせた三脚だとまた話は違ってしまいそうですが、とりあえず私にも持てるものだと分かってよかったです。一回一回の授業で教わる量がとても多く感じますが、自分からたくさん吸収していきたいと思いました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.08

『 キャメラマン講義:戸田桂太・藤澤順一 撮影監督 』


戸田桂太 撮影監督 本日の授業はキャメラマン講義です。座学が続いていたので頭の休憩として、キャメラマンの楽しい話を聞いてもらいました。
 午前のキャメラマンは戸田 桂太 撮影監督です。戸田氏は長年NHKに所属して多くのドキュメンタリー作品を手掛けてきました。今回、戸田氏は映画の成り立ちを、これから映像界で頑張って行こうとしている塾生に知っておいてほしいと、映画の始まりから成長してきた過程の中で、キャメラマンやスタッフがどのようにして映画を作ってきたかを教えてくれました。塾生達も将来キャメラマンとして映像を撮影して行く上で、見せるための映像を考えて撮影していくことになるでしょう。 
間違いなく映画は人に見てもらうために製作されています。そのためには独り善がりの撮影ではいけないのです。シナリオを読み、「どのように観客に観てもらえば伝わるのか」「どうすれば内容に合った映像に出来るのか」など、キャメラマンは撮影の前に考えて設計を立てます。映画を製作してきた先人はその都度考え、多くの技法を生み出し、それが現在まで繰り返されてきました。これに終わりはなく、塾生達もきっと将来新しい映像を観客に観てもらえるでしょう。過去を知り、学ぶことはとても良い刺激になります。これからも過去の歴史を学ぶ事を心掛けてほしいです。
藤澤順一 撮影監督 午後は、『八日目の蝉』『船を編む』など多くの作品を撮影された、藤澤 順一 撮影監督です。
藤澤氏は塾生と対話する形で、様々な質問に答えるなかで、撮影助手に必要な事、映画を作る一スタッフとして、現場に立つとはどのような事か、多くのスタッフと共に一つの映画を作るという事はどういうことかを語ってくれました。
映画を作るスタッフは、心を一つにして一つの作品作りに挑んでいます・・・と言えば聞こえがいいのですが、実際は一人ひとりがそれぞれの考えを持ち、好みも違います。そして実際の撮影現場では毎日のように意見のぶつかり合いが起きています。しかしそれは作品を良くするという意味で決して悪い事ではありません。映画を観に来る観客も一人ひとり違うように、作り手も違うのは当たり前です。映画監督やキャメラマンは現場でそれらをまとめる役目でもあり、その力を求められている立場です。色々な人が、それぞれの思いで作る映画、それは架空の世界であり、ある意味非現実的な日常を描くものです。現実を写していくドキュメンタリーとは違い、非現実であれば、それこそ様々な意見や考えがあるのは当然で、それでこそ映画なのです。映画を観に来る観客は現実を見に来るのではありません。楽しいひとときを映画に求めて劇場へ通う以上、作り手の責任は重要です。今回の藤澤氏の話を聞いて、撮影助手として仕事をしていきながら自分なりの答えを作り、将来へ活かせるようにしようと思ったことでしょう。


撮影助手育成塾


12-09-01.jpg6月13日授業レポート   育成塾12期生 佐藤 直樹

午前・戸田桂太さん
 「人はなぜ映画を見たがるのか」というテーマを映画以前、映画初期の歴史から読み解いていく講義でした。映画以前にカメラ・オブスクラやメスダハ・パノラマなど当時から人間は「再現された現実」に魅力を感じていたことがわかりました。そして、リュミエール兄弟のシネマトグラフのドキュメントからブライトン派のジョージ・アルバート・スミスの作品で、編集、クローズアップなどの技法が現れ、今日の映画に繋がってくる表現の過程を知ることができました。
午後・藤澤順一さん
 最近の映画の現場について思うことなどの話を聞くことができました。モニターばかり、見ている監督が多いことや、ポスプロで色々と修正ができてしまうためリテークがなくなり、現場の緊張がなくなってしまうことなど問題視していました。イヤホンで耳を塞がず、スマホを見て下を向かず、周りをもっとよく見て、視野を広くもつことが大切だなと思いました。また、映画は機械ではなく人間が作っていることを忘れない、という言葉は大切なことだと思いました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.07

『 撮影機材の話:㈱ナック イメージテクノロジー 』


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 コダック、イマジカの専門家の方々に、様々な基礎知識を教えてもらいました。今日は撮影部にとって大切な道具である撮影機材について、プロの撮影機材をレンタルしている、ナック イメージテクノロジー株式会社にて、キャメラとレンズの仕組みや取扱いを教えていただきました。
 プロの我々が使用するキャメラやレンズは大変高価な物です。キャメラはもちろん小さなレンズでも数百万円もする物があります。それらの機材は撮影を仕事とする人が個人で所有しているのではなく、多くがレンタルで使用しています。撮影助手になると当然その高価な機材を取り扱うこととなるので、確実な作業が求められることはお分かりでしょう。機材の高い安いで取扱いが変わることはなく、どのような機材でも大切に扱うことが撮影助手の基本ですが、やはり自分のミスで機材を壊してしまった時、高価な機材では大きな痛手となってしまいます。塾生たちは間もなく始まる機材講習授業で機材の取扱いを先輩たちから学ぶことになります。そこでどうすれば安全に、そして確実に取り扱えるかを体で覚えていかなくてはなりません。それには機材の構造や仕組みを覚え、教えられる取扱い方の意味を分からなくてはいけないでしょう。また、構造や仕組みを覚えることは、新しい映像へとも繋がります。今ある多くの機材は先人であるキャメラマンたちが自分の思う映像を作り出すために技術者の方たちと作り上げてきた歴史でもあります。機材にこのような改造を加えれば思うような映像が作れるのではないかという発想が、新しい機材を生み出してきた歴史なのです。それには仕組みを知り理解する必要があるのです。
 キャメラマンは向上心と想像力を持ち、常に新しい映像を作り上げようとする気持ちを持っていなくてはいけないでしょう。助手時代はとても良い勉強の場でもあります。キャメラマンや先輩の助手から多くのことを学び、キャメラマンへと成長していく大切な時期でもあるのです。12期生達もキャメラマンになるために、まずは機材を知り、仕組みを知り、そして確実な取扱いを覚え、どんどんステップアップしていけるよう、間もなく始まる機材講習を頑張ってほしいものです。


ナック イメージテクノロジー


12-08-00.jpg6月6日授業レポート   育成塾12期生 岩淵 隆斗

 今回は機材レンタルを行っている赤坂の株式会社ナックイメージテクノロジーでの研修だったため、キャメラとレンズの構造、そして修理の工程等を目で見ることができたのでとても勉強になりました。
 キャメラがどのような仕組みになっているのかを座学で一通り教えていただいた後、ARRI 3型を実際に動かしてもらい、どのようにフィルムを回しているのか、また円盤型シャッターの動きを目で確認出来ました。実際にフィルムが回転すると、想像以上に迫力があり、回転音も大きいことに驚きました。
 レンズの講義では、昔のレンズと今のレンズは基本的な構造は一緒だが、ボケの形を美しくするために、絞り羽の枚数や形状を工夫するなど、様々な開発が行われているという事を知りました。像を評価するには色味や色収差、コーティング性能等多くのポイントがあり、より良い製品を生み出すために日々努力されていることを知りました。そのため、シネマレンズはとても高価です。撮影助手は高価なレンズやキャメラを取り扱うため、機材の取扱い方法、構造の理解、弱点等を理解しなければなりません。僕は助手になる為の知識がまだまだ足りないので、これからの授業も集中して取り組み、信頼される撮影助手になる為に努力したいと思います。


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