FC2ブログ

撮影助手育成塾便り.Vol.14

『 機材講習:ARRI 435 2回目 』


12-14-00.jpg

 ARRI 435キャメラの機材講習授業2回目。先週初めて触れたARRI 435キャメラは古い3型キャメラから大きく変わったことで戸惑っていた塾生ですが、2回目の今日は気持ちも落ち着いた様子で、先週の確認をしながら無難に作業をしている様子でした。先週一度キャメラに触れたこともありますが、ARRI 3型キャメラで先に練習していたことが生かされているのでしょう。
 今練習しているARRI 435キャメラは、9月に行われる“撮影実習合宿授業”で使用するキャメラです。この合宿は3泊4日で行われる撮影実習です。今年も長野県茅野市に行き、蓼科を中心に様々な場所で撮影を行います。実習は、日本映画撮影監督協会に所属するキャメラマンと撮影助手を講師に、照明部の技師、特殊機材部のオペレータなど、実際に撮影現場で活躍する人と共に作品を作ります。塾生は実際の現場と変わらない雰囲気の中で助手としての作業を学びます。合宿の準備はすでに進んでおり、キャメラマンを担当するJSCメンバーと、作品の監督をする兼松塾長などは長野県へ行ってロケ場所を決めるなど、塾生の知らないところで準備は進んでいます。
 合宿の行われる長野県茅野市の蓼科は、日本を代表する名監督、小津 安二郎 監督の別荘があったことでも有名な場所です。小津監督から生み出された数々の名作は、この地でシナリオとして書かれ、それを記念して「蓼科高原映画祭」が開かれるなど映画にゆかりの深い場所です。こんな映画の街で初めて撮影助手経験をする塾生たち、機材講習の授業にも熱が入ることでしょう。キャメラを扱うことだけが助手の仕事ではありませんが、まずは今練習しているARRI 435キャメラをしっかりと取り扱えるようにならなくては話になりません。覚えることはまだまだ沢山あります、一つひとつの作業を体で覚えられるように何度も反復して練習することが大切です。合宿ではどのような場所で、何を撮影するか分かりません。ましてや、キャメラマンや先輩からどんな指示が出されるのかも、その場所へ行って見なければ分からない、そんな状況で作業をすることになります。今回の機材実習授業で幅広い対応力を身につけ、どんな状況でも落ち着いて作業が出来るようにしてほしいです。
 撮影助手育成塾の授業は、実際と同じ状況で学ぶ生きた授業をしています1年足らずで多くの塾生が卒塾し現場で活躍しているのも分かっていただけると思います。合宿で頑張る塾生たちにご期待ください。


三和映材社


12-16-00.jpg7月25日授業レポート   育成塾12期生 三木 和樹

 今日も三和でアリ435型の練習をしました。
 二回目の435型なのでマガジン装填からフィルムを回すまでの一連の流れは出来るようになりましたが、流れだけで記憶しているので、どの様に工夫して安全に作業できるか、という点ではまだまだ注意が欠けていると自分でも思います。
 三脚からカメラを外し他の三脚にカメラを移す作業では、同期の塾生とペアになってお互い声を掛け合いながら上手に移動させることが出来ましたが本来は一人で行える作業です。筋力も必要だけどこれからは機材の構造をしっかり理解し、機材を扱う力加減を体で覚えていきたいと思います。
 塾に入って今回が14回目の講義です。 フィルムカメラの扱い方に慣れてきた現在、油断しがちなところがあるので注意深く危険がないか心がけて機材を扱っていきます。
 9月13日から長野県での合宿に行きます。 合宿ではフォーカスなども行うので気を引き締めて残り少ない講義を学んでいきます。


蓼科高原映画祭


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.13

『 機材講習:ARRI 435 』


12-13-00.jpg

 本日の撮影助手育成塾の授業は「機材講習」です。今回の授業から習う機材はワンランクアップして“ARRI 435”となります。先週まで練習していたARRI3型の進化版といったところですが、機能はかなり進んでおり、低速から高速までをカバーできる完成度の高いキャメラです。現在でも多くの作品製作に使用されていて、塾生たちにとっては卒塾後に仕事で使用する可能性が高いキャメラと言えるでしょう。3型に比べてはるかに新しいキャメラで、故障も少なく充実した機能があり、安定性も高いことで撮影中の事故も起こりにくくなっています。しかし、事故が起こりにくいというのは、ちゃんとした作業をしていることが前提で、間違った作業をしていれば当然事故は起こります。さらに多機能ということは操作も複雑であり、作業中のチェックポイントはおのずと増えてきます。塾生たちにとっては、単純な機能だけに集約されていた3型から、いきなり435となったことでの戸惑いは隠せないようで、改めて撮影部の作業とフィルムの取扱いの難しさを認識したようでした。 
 見た目は前回の3型によく似ているので、気持ち的には安心していたところもあったことでしょうが、やはりキャメラが変わると違いはあるものです。しかしながらフィルムのキャメラは基本的な構造はどれも一緒です。ゲートと呼ばれる部分にフィルムが通過して映像を露光するのはどのキャメラも一緒、基本さえしっかりと身につけておけば、複雑で注意点も多い昔のキャメラよりも覚えやすくて扱いも楽なはずです。今の塾生たちに必要なことは、何度も反復して練習し、その作業を体にしみこむまで覚えることです。確かに多機能であることは覚えることも多く大変ですが、モータの回転すら安定していなかった昔のキャメラ、ちゃんと映像をフィルムに映すには熟練の技を必要とした時代に比べれば、キャメラに任せておける部分が増えた分、私たちから見るとうらやましい限りです。
 育成塾では十分に練習出来る環境を整えて教えています。撮影助手として即戦力となる人材を育てるという目標で、プロの私たちが考えて育成プログラムを作り、直接プロの技を教えています。その教え方も厳しくなりますが、現場に出るともっと厳しいものとなります。私たちは常に塾生たちにもプロという自覚を持ってもらいたいと考えています。


ナック イメージテクノロジー


12-07-01.jpg7月18日授業レポート   育成塾12期生 白川 祐介

 今回の講義から実際の現場でもよく使われているカメラ435を触りはじめ、合宿の撮影でも使う機種ということもあってフィルムの現場に近づいていく感じがしました。当初から聞いていた通り、マガジンも前回まで触っていたアリIII型とよく似ていて初めてフィルムを詰めたときよりもすんなりといきましたが、435のマガジンはすごく小さく作られていて、ほとんど使われていないサイズのフィルムを入れるのは少し窮屈で大変だなと感じました。そういう慣れていない部分もありましたが、III型から改善している部分も多くありました。カメラ本体の方もそうなのですが、事前のミスをカメラ側で防ごうといった部分が随所にあってよく作られたカメラだなと感じました。ボディのほうもマガジン同様にすっきりと無駄なく作ってあるためフィルムを掛ける際にフィルムの余裕がなくコツが必要でフィルムが折れないようにうまくできるように練習しようと思いました。
 ズームレンズの装着も練習できたのですが、カメラに取り付ける際に感光面に対してまっすぐに装着するのが難しく、ズームしていくうちに方向が変わっていってしまいました。レンズサポーターがなかなか微調整の難しい仕様になっていて、大きいズームを使う際はそういった細かいアクセサリーにも気を遣っていかないと現場に出たときにやりたい撮影が即座にできなくなってしまうなと思いました。


蓼科高原映画祭


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.12

『 機材講習:ARRI 3型 3回目 』


12-12-00.jpg

 12期生達にとっての「機材講習」授業3回目。1週間もの時間が空くと、覚えるのに少し大変なのですが、真剣に撮影部を目指している事もあり、なかなか手際よく作業をしている姿に感心します。しかし厳しい目で見るとまだまだ大切なチェック項目を簡単にスルーしてしまうことが多く見て取れます。まだ実際の仕事として作業したことのない塾生たちには、プロとしての意識が出来上がっていないのでしょう。プロとして仕事をして収入を得るということは、意識レベルからして違う時限に自分を持っていかなくてはいけません。
撮影助手育成塾では卒塾までの間に、プロ意識というものも徐々に身につけていけるよう、プロの撮影部目線で厳しく指導しています。講習で使う機材は、普段プロの撮影部がレンタルして使用している撮影機材ですし、中途半端な気持ちで取り扱い、万が一にも壊したりしては困ります。練習とはいえ、気持ちはプロとして大切に取り扱いしなくてはいけないことは、塾生たちも十分に理解している様子で、教えることを真剣に聞き実行しています。動作に不安が見て取れるのは仕方がないことです。塾に入る前までは35ミリのキャメラ自体見たことがなかったのですから。その彼らが3回目の講習でこれだけ出来るのは、練習する環境にあるでしょう。
現在フィルムキャメラを取り扱える助手の不足は深刻です。教えてもらえる環境がないことが一番の原因ですが、フィルムによる撮影現場自体が少なくなっていることも、覚えられる環境が少ない一因になっています。まだしばらくはフィルムによる撮影は続きます。塾生たちにはフィルム技術を伝承していける撮影助手になってもらい、撮影現場で活躍してほしいものです。
 3回講習してきたARRI3型キャメラは本日で終了です。来週からは現在、現場で多く活躍しているARRI435キャメラの講習へと変わります。現役のキャメラだけに教える講師の方も緊張しますが、即現場で活躍できる撮影助手の育成を目指す育成塾です。現在の現場に即した機材を教えることは当然のこと、指導もより一層厳しくなるでしょうが、将来の映像界のために頑張ってくれることを期待します。


三和映材社


12017月11日授業レポート   育成塾12期生 磯崎 秀介

 今回もフィルムをマガジンに詰める作業をしましたが、400ftある新しいフィルムを扱うのがとても難しく、前回のようにはいきませんでした。フィルムが大きいほどチェンジバックの中での作業は限られ、マガジンに手をいれることのできるスペースも少なくなります。膝の上でフィルムを詰めた時も、チェンジバックの中全てに気を配らなくてはいけないので、机の上でできたことができず時間がかかるばかりでした。フィルムを詰められるということは、どんな環境でも同じように詰められなければいけないので、いろんな環境を想定して練習するのと、チェンジバックの中での無駄をなくし最小限度で作業ができる自分なりのパターンを早く作らないといけないと思いました。これからキャメラは435に変わり詰め方も変わってくると思いますが毎回目標を立てて、それを早い段階でクリアして次へ次へと進んでいけるような取り組みをしていきたいと思います。
 キャメラのセッティングを一通り分かっているつもりになっていましたが、いざ一人でやってみるとやり忘れたまま次の作業に入ってしまうことや次に何をしたらいいか考えて手が止まってしまうことがありました。一つ一つの作業を進めていっても正しくできているのかという不安が残ってしまうので、分かっているつもりでも何度もやってキャメラに慣れていくことの大切さが分かりました。次回からの435は合宿で実際に使うキャメラでもあるため、作業に不安を残さないようにたくさん触り、自信をもってセッティングができるようになるのを目標に授業を受けていこうと思います。


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.11

『 機材講習:ARRI 3型 2回目 』


12-11-00.jpg

 今週は前回に引き続きARRI 3型キャメラの機材講習です。前回はキャメラ本体の組み立てを学びましたが、今回はフィルム装填を初めて行う授業。フィルムの取り扱い方や注意点はコダックや先輩の講師陣から教わっていますが、実際にフィルムを手にしてみることも、マガジンへ入れてキャメラへ装填することも初めての体験です。フィルムはデリケートで取扱いには注意が必要なことはわかっていても、なかなか思い通りにはいかないもので、大変苦労している様子でした。それなりに上手くやっているようですが、プロの眼から見るとただマニュアル通りにやっているだけで、注意すべきところには気付いていない作業であると分かります。 しかし、初めての体験で、現時点では良くやっており、この後続く機材講習の授業でどんどん上達していきます。それは何度も繰り返し練習することと、プロから的確なアドバイスと指導を受けながら練習することが出来るからでしょう。
撮影助手育成塾がない頃は、実際の現場で仕事をしながら先輩の作業を見て覚えるのと、短い時間の合間に教えてもらうこと以外にはありませんでした。育成塾では常に2台のキャメラを用意して一日練習することが出来ます。しかも自分の作業を先輩が見ながら、その都度注意点やポイントを指導してくれます。フィルム撮影の減った現在においては、とても貴重な環境と言えるでしょう。 
今、フィルム撮影の現場で多くの卒塾生が活躍しています。それは「撮影助手育成塾を卒業した人はフィルムが扱える」と業界に浸透しているからです。フィルムはとても怖い映像メディアです。傷つきやすく切れやすい、わずかな光でも感光してしまい、その映像は使えなくなる怖さがあり、撮影助手の誰もが緊張して作業をしています。その反面、しっかりと仕事ができるようになると実に撮影現場が楽しくなります。本当に不思議なものです。
 仕事は楽しみながら出来るようになるとよい方向へ自分を導いてくれます。ある先輩のキャメラマンが言いました。「俺たちは真剣に遊んでいる」 最初に聞いた時はよくわかりませんでしたが、今はよくわかります。塾生たちも早く仕事が楽しめるよう、育成塾講師も頑張って行くつもりです。


ナック イメージテクノロジー


12-04-02.jpg7月4日授業レポート   育成塾12期生 大西 辰弥

 ARRI3型講習の2回目があった。今回はフィルムをマガジンに詰め、キャメラに装填するまでをおこなった。
 初のフィルム詰めであったが、フィルムをギアから出す所のコツさえ掴めば流れの把握は簡単だった。だが、おばけフィルムだから作業の見落としがあっても問題ないが、生だったらそうはいかない。今は流しでではなく頭で考えて手を動かすようにしたい。また装填時に遊びの部分となるループの長さの感覚をより正確に覚えるのが大変だと感じた。それがチェンジバックの中で作業すると、より見極めは難しくなった。繰り返しフィルム詰めを行いながら感覚を掴んでいきたい。
 フィルム装填では、今回初めて自分だけでキャメラの蓋を開けて作業することとなった。キャメラの中はマガジン同様に、フィルムの傷の原因になるものを注意深く目で確認する必要がある。また、パーフォレーションに爪を引っ掛ける時には、爪とフィルムの仕組みや性質を理解し、決して無理やり行ってはならない。私は爪が流れる向きをまだ理解してなく、逆回ししてしまうことがあった。極力負荷のかからない正方向に回すという意識をしていきたい。
 来週から生フィルムを使って一連の流れを行う。楽しみではあるが、少ない講習の中で自分の物にできるようにしていきたい。


文化庁ロゴ3

ようこそ!
撮影助手育成塾
jsc撮影助手育成塾
撮影助手育成塾案内TV
動画:撮影助手育成塾
日本映画撮影監督協会
jsc.gif

JSC 日本映画撮影監督協会

会員数

正会員 : 302 名

名誉会員 : 9 名

特別会員 : 2 名

青年部 : 91 名

維持会員 : 25 社

賛助会員 : 24 名
MAP.gif
塾生連絡用 『塾生の広場』
00-001.jpg
撮影助手育成塾製作作品
2期生作品『足柄の詩 翼が欲しい』
動画:足柄の詩 翼が欲しい
3期生作品『足柄の詩 足柄の人々』
動画:足柄の詩 元気な郷 足柄の人々
4期生作品『足柄の詩 夢天翔ける』
動画:足柄の詩 夢天翔ける
6期生作品『足柄の詩 蒼いかぜ』
動画:足柄の詩、蒼い風
カレンダー
06 | 2015/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最近の記事
過去ログ
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
育成塾応援団

KODAK1.jpg

ナックイメージテクノロジー

三和映材

株式会社 小輝日文

西華デジタルイメージ

ビデオサービス

イマジカ

東京現像.

東映ラボテック

ヨコシネDIA

nkl2.jpg

セコニック
『映画撮影』最新217号発売
映画撮影217号

JSC機関誌『映画撮影』217号が

発売されました。

217号の特集は

『羊と銅の森』

『片警 宝音』

『私は絶対許さない』

『パンク侍、斬られて侯』

『スニッファー嗅覚捜査官 8Kスペシャル』

『フジコ・ヘミングの時間』

― 洋画の話題 ―

『シェイブ・オブ・ウォーター』

撮影の技術的裏側がわかる

「映画撮影」お問い合わせは

日本映画撮影協会まで。

03-3856-7896

定価¥800

バックナンバー


バックナンバーのお知らせ
JSC機関誌『映画撮影』のバックナンバーを販売しています。

映画撮影の話から、映画に託された思いまで、撮影担当キャメラマン自身が書いた撮影報告満載。


定価1冊 ¥800 (税込・送料別)


お問い合わせ、お申し込みはJSC事務所まで。

03-3356-7896

映画撮影216号


映画撮影215号


映画撮影214


映画撮影 213号


映画撮影212


映画撮影211


映画撮影210


映画撮影209


映画撮影208号


映画撮影207号


映画撮影206号


映画撮影205号


映画撮影204号


映画撮影203号


映画撮影202号


映画撮影201号


映画撮影200号


映画撮影199


映画撮影198号


映画撮影197号


映画撮影196


映画撮影195号


バックナンバーのご案内

バックナンバー
数に限りがございます。 売り切れの場合はご容赦ください。
関連リンク

茅野市観光サイト


蓼科観光協会


奥蓼科観光協会


白樺リゾート観光協会


車山高原観光協会


八ヶ岳観光協会