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撮影助手育成塾便り.Vol.18

『 機材講習:ARRI 435 5回目 』


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 今週の撮影助手育成塾は“ARRI 435”キャメラの最後の講習となった「機材講習」の授業です。ARRI 435キャメラの講習も5回目となり、だいぶ上手に取り扱えるようになってきています。機材講習の授業は一種類のキャメラで行われますが、キャメラの取扱いを覚えるのと同時に、それに付属する機材の取扱いも平行して覚えていく授業です。レンズや三脚、そしてキャメラに付属して使われる様々な機材は、キャメラの種類が変わっても使い方は大きく変わらないので、経験を積めば機種が変わっても意外と取り扱うことができるようになります。
 今まで、機材講習授業は三和映材社とナック イメージテクノロジーで機材をお借りして練習をしてきました。 2社とも室内の冷房も完備された快適な環境であり、足元も平らで埃も少ない事は想像出来ると思います。これが実際の撮影現場となると、足元が不安定な場所もあれば、雨風が吹く悪コンディションのときもあるでしょう。そんな状況下でも撮影助手はプロとして仕事をしなくてはなりません。そこで撮影助手育成塾では、機材の取扱いにも慣れてきたこのタイミングに撮影実習の授業を入れています。 三泊四日で行われ、実際に公共施設や公園、登山道のような足場の悪い場所でも行われます。塾生たちにとって、実際の撮影現場に近い環境で行う実習は、今まで練習してきたことを本当の意味で自分のものにするのにとても効果的に作用します。今まで行ってきた作業も、環境が変われば同じようにはできないことが多々あります。そこで彼らは同じようにするにはどうすれば良いか考えます。このことがまた状況が変わっても同じように繰り返され、成長へと繋がります。実際に育成塾の塾生たちは間もなく始まる撮影実習合宿で大きく変わっていきます。9月12日から始まる撮影実習では今年もプロの現場と変わらぬスケジュールが用意されています。撮影助手育成塾だからこそ出来るこの授業で、プロへの第一歩を踏みしめることを期待します。
 来週は合宿前の練習も兼ねて「撮影実習」の授業を行います。今までの練習の成果がどれだけ発揮できるか楽しみです。キャメラマンは兼松塾長が行い、JSC青年部がチーフアシスタントについてくれます。塾生はその下の助手をするのですが、実習とは言え先輩たちは現場のように厳しく指導します。それに慌てる事なく練習の成果を出せるか、期待しています。


三和映材社


12-05-01.jpg8月29日授業レポート   育成塾12期生 柳園 丈慈

 今回の塾は、ARRI435型の5回目であり、講習としてこのカメラの扱いを練習できる最後の研修でした。次回の撮影実習や、来月の撮影合宿に向けて個人的にまだ分かっていない部分や苦手な作業を把握していたので、その点に重点的に取り組め、そして基礎的な作業などの復習もできました。しかしやはりこのカメラや機材の事についてまだまだ知らないことは多いし、実際に撮影で使ったこともないので、経験値が足りていません。そういう意味では、今後の撮影実習や撮影合宿では本当のフィルムでの撮影を経験できるし、課題も多く見つかるはずなので、真剣に実習に向き合い、限られた時間の中でもできるだけ多くのことを学んできたいと思います。
 さて、気づけばもう夏も終わりを迎え、全50日間の塾のうち既に18日間を終えて、さらに合宿が終われば塾の半分が終わったことになります。塾の様にいつもの仲間と一緒ではなく、実際にひとりで現場に出る日が近づいているので、これまで学んできたことをもう一度振り返り、今後の塾をさらに有意義に過ごしていきたいと考えています。


蓼科高原映画祭


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.17

『 機材講習:ARRI 435 4回目 』


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 撮影助手育成塾の短い夏休みも終わり、9月に迫った撮影実習合宿へ向けてのラストスパートに入りました。今日の授業は「機材講習」、合宿で使用するARRI 435キャメラの講習です。休みに入る前の授業は株式会社NKLにて特殊機材の授業でしたので、キャメラを触るのは3週間ぶりになります。長く間隔が空いてしまったことで何か影響があると思っていましたが、意外にしっかり作業を進めていたので一安心。日頃から作業を体に染み込ませることを心がけ、実践したことに感心しました。とは言え、撮影助手として新たに覚えなくてはならないことはまだまだ山積です。毎回の授業で覚えることが増えてきます。一つ覚えたら最初の一つを忘れてしまうことにならないよう、日頃のイメージトレーニングを欠かさないようにしてほしいです。
 今日は、撮影助手として大切な“フォーカス”の送り方を、簡単に体験してみました。映画に限らず動画映像は、被写体の動きにフォーカス(ピント)を合わせていく必要があります。人物の動きに合わせてピントを送るのですが、これはとても大切な仕事です。普通、映画やテレビを見て画面内のピントは合っていて当たり前と誰もが気にもとめていませんが、実際は撮影助手がレンズのピントを撮影中に動かして合わせているのです。目間で合わせるのですが、これが実に難しい作業で、やったことのある人しか分からないでしょう。実際の撮影現場でも、他のスタッフは「プロなのだから合わせられて当たり前だろう」と思っていますが、これほど難しい作業をなかなか評価されないところが寂しい限りです。
映画の都アメリカでは、“フォーカスマン”という独立したパートで、それを専門にした撮影部がいます。優秀なピントマンとなれば高い報酬が支払われるほど、地位の高い仕事で、スタッフからの信頼も高いパートです。現在、日本でもこのフォーカスを送れる撮影助手が不足気味です。特殊な事情によるものなのですが、しっかりとピントを合わせられる助手はどの撮影現場でも引っ張りだこです。塾生は9月の合宿でフォーカスを送ることになります。難しいフォーカス送りは無理でしょうが、このような機会は今後ないでしょうし、恐れることなく挑戦する気持ちを持って撮影合宿に臨むことを期待します。


ナック イメージテクノロジー


12-06-00.jpg8月22日授業レポート   育成塾12期生 遠藤 祐介

 今日は木村さんではなくて新家子さんに教わりました。教えてくれる人によってやり方に違いがありました。どちらが間違っているとかではなく、確実性ややり易さを重視している考え方だったので非常にためになりました。新家子さんのキャメラにフィルムを装填するやり方で、つまみをOPENにする前にフィルムをつまんで引っ張り出しておくやり方は、やり易くて参考になりました。
 フォーカス送りの実践的な練習もしました。学校ではテレビカメラしかなく、自分で映像を見ながらフォーカスを送るということしかしていませんでした。スケールで測ってから被写体の動きを見ながらフォーカスを送るということは初めての経験でドキドキでした。コツを少し掴んでくると上手くいく感覚を実感できたのでよかったと思いました。被写体の距離が近くなればなるほど、フォーカスの送り幅がこんなに大きくなるのだという発見もありました。想像していたより送り幅が大きくて驚きました。
 次の実習ではフォーカスを送るまでのスケールで測るスピードを少し練習して早くできるようになりたいと思います。あとズームレンズをまだ一人では取り付けたことがないので、ズームレンズの取り付けもしたいと思っています。実習まで残り少ない日にちになってきたので集中して授業に取り組みたいと思います。


蓼科高原映画祭


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撮影助手育成塾便り.Vol.16

『 特殊機材講習:㈱NKL 』


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 関東地区は連日暑い日が続いておりますが、今日はそんな中で撮影助手育成塾の塾生たちは、9月に行われる“撮影実習合宿”のための特訓を行いました。本日学んだのは“特殊機材”です。 
特殊機材とは映像表現を引き立たせるために使われる機材のことです。移動車とかクレーなどと呼ばれていて、キャメラを移動しながら撮影したり、上下左右、高いところから低いところまで自在に動く映像を撮るために使われています。映画などを観ていると、大きくキャメラが動いている映像や、意識して見ていなければ動いていることすら感じさせない映像など、様々な場面で特殊機材は使われています。映画は動く映像で、写真ではありません。撮影者が意識的にキャメラを動かすことによって、より表現の幅が広がっていきます。キャメラマンにとって特機部の人達はとても頼りになる存在で、ベテランのオペレーターはキャメラマンと同じような存在と言っても良いでしょう。キャメラマンと特機オペレーターはお互いの技術を合わせることによって、見ている人を楽しませてくれます。映画の現場では必ずこの特殊機材は使用されるので、撮影助手は特殊機材についての知識も持っていなくてはいけません。特殊機材は専門のオペレーターの方がオペレートしますが、撮影助手は現場で特機部の手伝いをしたり、簡単な特機になると、撮影助手がオペレートすることもあるので、ある程度は取り扱える技術も必要です。育成塾の合宿では、班分けをし、交代で特殊機材班になって特機部体験と技術習得をします。一通り撮影部に必要な技術を体験実習することにより、いつ現場に出てもある程度困らないようになるのです。大きさも重量もある特殊機材はそう簡単にオペレートを覚えることは出来ないでしょうが、これから先、現場で準備の時に、積極的に手伝うことができるようにしておくことが大切です。

 来週の撮影助手育成塾は休みです。次の授業は22日になります。合宿まであとわずかです。イメージトレーニングをして、今日の体験で得られた感覚を忘れないようにしておくと良いでしょう。


nkl


12-10-01.jpg8月8日授業レポート   育成塾12期生 高橋 真美

 今日は、特機の講習でNKLへ行きました。特機という言葉を初めて聞いたのは、林淳一郎さんの授業でした。「特機の手伝いは積極的にするといい」とおっしゃっていました。その時は、特機とは実際にどういうものなのか分かりませんでした。写真は動きながら撮るということがないからです。映画独特の映像感は特機とのチームワークで成り立っていることを初めて知りました。そして、自分でカメラを実際に動かすと思った通りに動かない、思った画が撮れないと不自由さをすごく感じ、プロはこれを成り立たせているのかと難しさとそれをやっている人の凄さに驚きました。とてもためになる経験であり、何よりみんなで準備し、組み立て、撮影する過程はとても面白さを感じ、写真撮影の現場では味わえないものに気がつけたので、映画撮影の現場は面白いなと改めて感じました。


蓼科高原映画祭


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撮影助手育成塾便り.Vol.15

『 機材講習:ARRI 435 3回目 』


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 本日の授業も先週に引き続き「機材講習 ARRI 435」キャメラの3回目。 ARRI 3型キャメラでの下積みもあるので、だいぶ上手く扱えるようにはなってきたようです。
「機材講習」の授業は特定のキャメラだけでなく、キャメラ以外にもレンズや三脚、付属する機材全般の取扱いも覚えていく授業です。レンズや三脚などはどんなキャメラでも使用します。毎回の講習で使い慣れれば、キャメラが変わっても問題なく使えるようになるので、その取扱いは早く自分のものにしたいところです。
 プロの撮影助手の人達はいとも簡単に扱っているので、自分でもそれなりに扱えるのではと思いがちですが、なかなかこれが上手くいきません。特にキャメラ本体が重い35ミリフィルムキャメラは、見ているのと実際に作業をするのとでは大違いで、本日の授業で練習していた塾生たちも悪戦苦闘の連続、プロの私達が見ていると思わず止めさせたくなる動きです。まだ素人と言ってもいい12期生達なのであまり驚きはしませんが、以前に比べ格段に機材も進化し扱いやすくなっているので、私達からするとどうしてこんなに苦労しているのかと疑問にさえ思えます。しかし、今は苦労をしている塾生達も卒塾するころにはかなり上手くなっているでしょう。
 練習の回数を積んでいくことで体が覚えていくので、今はとにかく回数をこなすことが大切なのですが、物事には理屈があることも考えながら作業していかなくては応用の利く撮影助手にはなれないのです。地球には重力があり、物は落ちていくという理屈でも、作業には大切な要素になっています。笑い話ですが、以前若い人にネジの理屈を教えている時に、「いつも水道はどちらに回す?」と尋ねたら、彼は手を上下に動かすしぐさをしました。今の水道は回すのではなく、上下に動かすことで水を出したり止めたりするので、ネジを時計回しか反時計回しかなど考えたことがなかったようです。
 世の中はどんどん便利にそして簡単になっていきます。それ自体は悪いことではなく、今までの苦労が軽減され、喜ばしいことです。それだけに、便利になっていく現代において、物事の理屈を考える機会は少なくなっているようですが、これからはもう少し様々な理屈を勉強してみると良いでしょう。よく先輩に怒られながら言われた言葉で、撮影助手は皆経験あるでしょうが、「生きているうちに頭は使え」。 何とも当たり前なことなのですね。現役のプロが教える撮影助手育成塾、頭も技もしっかりと教えてもらえる所です。


ナック イメージテクノロジー


12-08-00.jpg8月1日授業レポート   育成塾12期生 岩淵 隆斗

本日の授業は前回に引き続き435の機材講習でした。マガジンにフィルムを詰める作業は以前よりも慣れ、膝の上で一通りの作業が出来るようになりました。要所々々の注意点も分かってきたのでミスもだいぶ減りました。しかし、作業時間を考えるとまだ努力が足りないと思います。現場では安全、確実、早さが要求されるので、自分の苦手ポイントを攻略してスムーズにフィルムを詰められるように頑張りたい。
 三脚+カメラを担ぐ練習も行いました。マガジンとズームレンズもついているのでかなり重量があり、長時間持っているのは厳しいものがありました、撮影部が少ないときはこれらを担いで移動しないといけないので、それらに耐えられる体を作らなければいけないと実感しました。
 毎授業で同じことを注意される箇所があるので、次回以降のじゅぎょうでは意識して作業したいと思います。


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