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撮影助手育成塾便り.Vol.34

『 デジタル機材講習:ARRI ALEXA 』


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 今週の撮影助手育成塾は「デジタル機材講習」の授業です。今回講習した機材は、ARRIのALEXAです。フィルムキャメラで長い歴史を持つARRI、9月の合宿で使用した435キャメラやARRI CAMなど現在でもフィルム撮影の現場で多く活躍しています。ARRIの歴史は映像の歴史と共にあるとも言えます。その歴史の中で培ってきた技術と知識はデジタルキャメラを作るにあたっても活かされており、撮影に従事する人の作業をよく考えて作られています。ALEXAはデジタルでの撮影では現在は人気機種となっています。キャメラとしてはレンタル料金が比較的高い機種ですが、何と言っても撮影者からすると使いやすい事が人気で、機能も十二分に備わっている事から映画のみならず、様々な撮影で使用されています。これから撮影助手になる塾生たちには是非とも覚えて欲しいキャメラという事での今回の講習です。
 デジタルのキャメラは変化が速く、操作メニューなどもアップデートによる変更が頻繁に行われるために使い方が前回と変わっている事が多々ありますが、今回講習で練習した基本操作などさえ覚えておけば、この手の機械操作に慣れた現代の人達は対応が速く、すぐに理解し操作できる事でしょう。デジタルの機材はとにかく触って操作してみる事が基本です。そうして慣れる事で、他の機種キャメラでも取り扱いが出来ます。撮影助手育成塾では「納得出来るまで触れ」そう言って授業をしています。これだけ機材を触って練習出来る環境は滅多にありません。塾生たちには、この貴重な時間の成果が出せるよう頑張って欲しいものです。


ナック イメージテクノロジー


1204.jpg11月28日授業レポート   育成塾12期生 大西 辰弥

 久々のナック赤坂にての実習。本日はARRIのARRIFLEXを操作した。
 デジタルシネマカメラということで、フィルムほどマニュアル的な動作はない。だが基本的には現場で撮影部のトラブルがないようにチェックするということが根本である。アクセサリーやレンズをチェックし撮影に支障がないか調べる。それとともにデジタルではバージョンによって撮影できる機能も変わるため、その理解が必要である。メニュー画面もカメラ毎に異なりほとんどが英語であるため、それぞれ使われている言葉に慣れることが近道であると感じた。
 一日の講習を通して自分に何が足りないかがわかった。自分で納得できる仕事ぶりには遠く、それでは端から見ても不安になってしまうだろう。現場に出る前に講習でたくさんのことに気づき、撮影部として感じるべき常識に近づいていきたい。


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.33

『 デジタル機材講習 』


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 デジタルによる撮影が大きく普及したのは映像がフィルム並みに良くなった事と、様々な部分で制作費を抑えることができるというのが大きな理由でしょう。その他に、数多く出されているキャメラの種類というのも理由の一つと言えます。例えば、劇場用映画などは大きなスクリーンで上映することを考えるとハイレベルな撮影が必要となり、その映像を撮影するには高性能のキャメラを必要とします。一方、テレビモニターなどでの上映に限定し、映画並みに高いレベルを必要としない場合はそれほど高機能のキャメラを必要としません。要するにデジタルでの撮影では、映写をする媒体を考えてキャメラを選べることができるのです。高機能のキャメラで、高い品質の映像を撮影しようとすると、キャメラ機材にかかる費用や映像データの処理にかかる費用も多くかかります。そこまでのスペックが要らない撮影では、必要な機能だけを搭載したキャメラ機材を使用して、費用を抑えた形で映像制作が出来ます。このように撮影内容に合わせた機材選択ができるのもデジタル撮影ならではと言えるでしょう。
 本日の撮影助手育成塾の授業は「デジタル機材講習」です。撮影の仕事をする以上、大きな作品製作だけを仕事とするわけにもいきません。撮影助手としてはどのようなキャメラでも取り扱いが出来るように、今回は高機能を必要としないタイプのキャメラ機材の講習と、合わせてこの手の機材を使用する時には撮影助手がデータの管理を任されることもあるので、実際に撮影をしてデータを取り出すまでも講習を受けました。
 フィルムのキャメラは35ミリフィルムか16ミリフィルムの違いと、キャメラ的にはレンズの良し悪しが映像に違いを出す程度ですが、デジタルではキャメラ本体の違いで映像に大きく違いが出ます。塾生たちはこれまでの授業でその違いなどを学び、ある程度の事は理解してくれたことでしょう。今後、仕事で多くのキャメラを使い撮影をしていくことになるのですが、キャメラの良し悪しで撮影部の本質的な仕事が変わる訳ではありません、どのような仕事でもプロとしての作業が出来るような、しっかりとした考えを持った撮影部になってほしいものです。


三和映材社


1201.jpg11月21日授業レポート   育成塾12期生 磯崎 秀介

 今回使ったデジタルの機材はフィルムのものと違い物理的なセッティングは少なく、ほとんどがキャメラのメニューから設定していくかたちなので見た目や音で異常を感じることができません。メニューの設定は確認しなくてはいけない項目が多く覚えないといけない言葉も多くあります。怖いところは自分が知らなかったり間違った設定でもキャメラは動いてしまうのでそのことに気づかずにそのまま撮影してしまう危険があるので注意して扱いたいと思います。
 メニューにはいろいろな機能が入っているのですが、キャメラによってやり方や名前も違うことがあるので、チャンスがあるときにたくさん触り、一つ一つ覚えていきたいと思います。
 後半にやったフォーカスの練習では、撮ったものをすぐに確認できて修正点もすぐにわかるのですが、それでもぴったり合わせるのは難しく何度も失敗しました。フォーカスを送る練習チャンスはなかなかないですが目感で距離感をつかむ練習はできるので、まずはできることからしっかりやっていこうと思います。


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.32

『 ビデオ・デジタル講義:新井 滋 撮影監督 』


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 本日の撮影助手育成塾は、ビデオ・デジタルの仕組み、デジタルキャメラの撮影設定方法など、これから助手として現場で必要とされる基礎知識を学びました。
 映像が記録される仕組みは時代の中で進化してきました。フィルムのように化学変化による映像記録方式とは違い、ビデオ・デジタルによる電気式信号による映像記録はキャメラの設定次第で大きく変わってしまいます。フィルムタイプの違いだけの単純な問題ではなく、設定次第で撮影後に行われる作業にも大きく影響するデジタルでのキャメラ設定は、撮影時に間違えてしまうと取り返しのつかない事態になってしまうことがあります。実際の撮影現場で撮影部は何度も確認を行って間違いがないようにしていますが、電気的な設定では時として何かの拍子に変わってしまうことも多々あり、撮影助手は絶えず緊張を緩めることはできません。
 日本にはVE(ビデオエンジニア)と呼ばれている職種があります。ビデオの撮影時にはキャメラの設定などを任されており、撮影中のキャメラ設定を監視するのが主な仕事となっていました。デジタル撮影が主流となった現在では、予算のある撮影ではイマジカでの授業の時に教わったDIT(デジタルイメージテクニシャン)と呼ばれる専門職の人が現場に付くこともありますが、DITの付かない現場では撮影助手が設定を行い管理する必要が出てきます。撮影された映像は大切な物です、失ってしまうと二度と撮り直しが出来ない場合もあります。そのため、取り扱いには十二分に気を付け慎重に行う必要があります。撮影助手の仕事をしながら撮影データの取扱いもしなくてはならないのは、精神的に重労働です。まずは十分な知識と経験を積む必要があり、自宅のパソコンを操作するような安易な気持ちでは行なわない方が良いでしょう。経験と言っても長い年月を必要とするものではなく、正しい知識を持った人から正しいやり方を聞き、何度か経験することで得られるものです。
 撮影助手育成塾ではそのことを知ってもらうために、日々現場で作業しているプロに指導をしてもらっています。現場での失敗は致命的な結果をもたらす場合もあります。そのような事がないようにしっかりと知識と経験を育成塾で積んでもらいたいです。来週の授業は、今回話したことを踏まえ、実際に体験する予定です。練習とはいえプロとしての気持ちを持って取り組んでほしいです。


撮影助手育成塾


1210.jpg11月14日授業レポート   育成塾12期生 柳園 丈滋

 今回は今まで池上通信機さんやイマジカさんでやった内容の復習も兼ねて、デジタルにおける基礎的な言葉や知識などを勉強しました。これまで表面的に分かっていたことを深く理解できたり今までグレーになっていた部分がクリアになりとても助かりました。タイムコードのドロップフレームが、地球の時間軸に合わせるためにあっただなんて今まで考えたこともありませんでした。また、講義と言っても、講師の新井キャメラマンが現場で直面した問題や、助手が知っておくべき点など、実際に現場で必要とされる知識を教えてくださったのでとても参考になりました。デジタルでも技術が進むにつれデータサイズが大きくなるなど課題が生まれる中で、データの圧縮率を上げることによるデメリットが、グラデーション部に帯が出たり暗部にノイズが出るなど、具体的な例と共に説明いただいたので頭の中でしっかり理解できたことはこれからデジタル撮影に関わっていく中での疑問点なども解消されました。そして、ARRIのALEXAのメニューをスマホで実際に扱ってみるというのは、カメラがないと勉強できないことが自分の手の中で勉強できるのはとても助かると思いました。今後ますます深く実践的な内容で塾は進むと思いますが、今日やった内容はこれから何度も復習しながら塾に臨んでいきたいと思います。


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撮影助手育成塾便り.Vol.31

『 株式会社 ヨコシネD.I.A見学 』


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 本日の撮影助手育成塾は、デジタル技術がどのような分野で使われているかを学ぶために、横浜にある、株式会社 ヨコシネD.I.Aを見学しました。
 今回学んだのはアーカイブについてです。アーカイブとは、記録を保存・活用し将来に残すことです。デジタル撮影の普及で、現在では自主制作作品から商業作品まで年間多くの作品が作られるようになりました。これらの作品を撮影監督としては永遠に残していきたいものですが、多くの作品が失われつつあるのが現状です。映像作品を保存するのは簡単なようで実は難しいのです。     
フィルム作品は環境の整った施設で保存すれば100年以上もつことは知られていますが、ほとんどの場合良い環境と呼べる状態では保存されていません。高温多湿の状態に長く置かれていた場合、その劣化は予想以上に速く、気が付いた時には映写機などでは上映できない状況になってしまいます。ビデオで作られた作品でも、同じく高温多湿の状況は大敵である事に加え、メディアの変化によってビデオテープその物が見られなくなってしまっている場合もあります。フィルムにしてもビデオにしても撮影監督からするとスタッフみんなで作り上げた大切な作品が、二度と見ることができなくなるのはつらいものです。
また、映像はその時代を記録している意味においても貴重なものです。二度と見ることの出来ないものでも、映像に記録として残っていれさえすれば、後世に伝えることができます。このような貴重な記録映像をヨコシネD.I.Aでは、修復・復元し、そしてデジタルデータへと変えて残す作業をしています。塾生たちはデジタルデータになるまでの作業を見学させてもらいましたが、まさに気の遠くなるような作業によって復元と記録をされていることを知りました。
失ってはいけない映像の記録は、撮影を志す者にとってはとても大切な作業であり、細かな作業をしてくれる技術者の方には感謝の言葉しかありません。心をこめて撮影した映像を永遠に残していくことの大切さを実感させられる授業でした。


ヨコシネ


1204.jpg11月7日授業レポート   育成塾12期生 大西 辰弥

 本日はヨコシネDIAにて仕上げの工程を見学し、午後は作品鑑賞を行った。フィルムの復元からデジタルアーカイブされるまでの現場を見学することができた。
 社内ではフィルムの修復やデジタル編集の見学を行った。古いフィルムの修復では、ビネガーシンドロームを起こしている物があり、発生の仕方はベース面の素材によっても異なる。実際にガスを発生させて傷んでしまったフィルムも見ることができた。修復可能な物は切り取って結合、復元することもある。それらをスキャンしてデジタル化する作業は、東京現像所でも見たARRIのスキャナーを使う。昔の貴重な映像を修復し、目に見える形にする裏には技術の必要となる細かな作業があることがわかった。アーカイブという面ではメディアを利用するために再生機も必要となる。フィルムだけではなくビデオを扱うこともあるため、一世代前のテープ収録機なども見ることができた。
 撮影された映像を残し、後世に伝えていくためのデジタル技術と技術者の力を知ることができた。


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