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撮影助手育成塾便り.Vol.13-11

『 機材講習:ARRI 3型 35ミリフィルムキャメラ (2回目) 』


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 実技の授業が始まって3回目となり、機材の扱いにも慣れてきた様子の13期生たちですが、まだ素人の扱いというところで、指導している私たちもドキドキ、ソワソワといったところです。
本日の授業でARRI 3型キャメラの講習も最後です。まずは機材に慣れるという意味で丈夫な3型キャメラでの講習でしたが、その丈夫さに助けられている部分が多く、多機能となった現在のキャメラでミスをしないかとの不安がよぎります。これはミスとはどのようなものかを知らないが故の事で、現段階において致し方のないところでしょう。どこまでが大丈夫で、どこからがだめだという部分をしっかりと知った上での作業が出来なくては、信頼される助手とは言えません。信頼されなくては現場で与えられる作業は誰でもできる作業に限られてしまいます、これでは仕事に面白みを感じることは出来ません。先輩が指導のために行っている作業を見てまねるだけでは覚えたことにはならず、その作業にどのような意味があるのかを理解しながら行わなくては、仕事をしている事にはならないのです。自分が行おうとしている作業はどのようなことで、どの部分に注意をしなくてはいけないのか、それをよくわかった上で一連の作業の流れを自分なりに身に付けていく必要があります。初めは先輩の作業を真似することでも構いません。その作業にどのような意味があるのかを考え理解すれば、自分なりの作業が確立されていくのです。考える事、それは実に大切な事なのです。
 来週からは次の講習機材でARRI435 35ミリフィルムキャメラに移ります。このキャメラは現在でも多くの撮影現場で使われており、卒塾した後に実際に仕事で取り扱う可能性が高いキャメラとなります。しっかりと学んでおけばすぐに実践で学んだ事が役立つでしょう。その反面、練習とはいえ、ミスによる損傷は機材をお借りしている所に多大な迷惑をかける事になりかねません。指導も厳しくなっていくので、頑張ってついてきてほしいです。


三和映材社


13-12-01.jpg 6月25日授業レポート   育成塾13期生 小野寺 昌哉

 今回の授業は、場所をナック赤坂さんから三和映材さんに移り、引き続きARRIの3型の実習を行った。
 細かい部分ではあるが、ナック赤坂さんと三和映材さんの機材の違いを忘備録として書いておく。
 三脚のトライアングルが、ナック赤坂さんは三脚にセットされた状態でケースに収納されているが、三和映材さんは三脚から外した状態でケースに収納されている。これは、機材返却時にそれぞれのレンタル会社の収納方法に準じた形にしなければいけないので、注意が必要である。
 マイナスドライバーが、ナック赤坂さんの時はキャメラケースに入っていたが、三和映材さんは入っていないのでクイックプレート装着時に必要な、適切な大きさのマイナスドライバーを用意しておかなければいけない。
 三和映材さんの、パワーケーブルはカメラ側のコネクターのロックピンが外されている。これは、万が一ケーブルが引っ張られた時に自然に外れることによって、キャメラが転倒する事故を未然に防ぐ為の処置である。
 今回で、ARRIの3型の実習は最後であったが、つい忘れがちになってしまう取扱上の注意点をまとめてみる。
 キャメラにマガジンを装着する際、キャメラ上部の蓋を外すわけだが、その蓋をどこにしまうかという問題がある。蓋を収納するポーチのようなものを用意するのが、作業上早くて良い気がするが、それがない場合は機材ケースに入れる。機材ケースは、キャメラケースかマガジンケースになると思われるが、三脚にキャメラをセットした後、キャメラケースを邪魔にならない所に避難させている場合は、マガジンケースに蓋を収納するのが妥当なのではないかと思われる。
 キャメラにマガジンを装着する際、及びドアーを開け内部にフィルム装填をする際等は、パワーケーブルを抜いておく。この作業はつい忘れがちになってしまうが、万が一の事故を未然に防ぐ為に、徹底しなければならない。
 キャメラのカウンターのリセット及び、撮影終了後のカウンターの読みもつい忘れがちになってしまうのだが、フィルム管理に最も重要な情報の一つなのでこれは忘れてはいけないし、その情報がないと残フィートの管理ができない。
 マガジンにフィルムを装填する際、マガジンの側面のループマークよりパーフォレーションの一目出す訳だが、感覚的には一目半ぐらい出した方がループの状態が良さそうである。
 キャメラにパワーケーブル等を装着する際、端子の負担を軽減する為に三脚のロックレバー等を利用してそこにケーブルをループ状にして引っ掛ける。こうすることによって、ケーブルの自重で端子に負担が掛かる事を軽減し、機材の故障を未然に防ぐ。
 レンズを装着する際、指標がキャメラの左側になるように装填するのが基本であるが、ローアングルの場合は指標がキャメラの上になるように装着すると作業がしやすい。
 ARRI3型の実習は、都合三回で、各部操作に完全に慣れるまでには至らなかったが、基本的な作業に対する考え方を実践的に学べたようにも思うので、その事を忘れず、次の435型の実習につなげていきたい。


文化庁ロゴ3

撮影助手育成塾便り.Vol.13-10

『 機材講習:ARRI 3型 35ミリフィルムキャメラ 』


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 先週から始まった実技講習、今日からはARRI 3型35ミリキャメラの講習に入ります。
ARRI 3型キャメラは30年近く前に発表されたキャメラで、性能の高さは折り紙付き。今でも使用されることのあるキャメラですが、さすがに基本設計が古いことと、現代の要求には答えられない部分があり、現役と言えるキャメラではなくなっているのが正直なところです。育成塾で実技講習の一番初めに教えるキャメラとして選ばれているのは、キャメラの機構が単純で壊れにくい点にあります。ARRI 3型の後継機として生まれたARRI435キャメラと取り扱いが似ている点が大きく、ARRI435キャメラの実習を始める前の練習にはうってつけの機種だからです。
ARRI435キャメラは多くの現場で使用されています。育成塾でも9月の合宿ではARRI435を使用する予定です。一方、ARRI3型キャメラもフィルムとレンズさえ良いものを使えば435キャメラと同じ映像が撮影できる意味では立派に現役と言っていいでしょう。
 さて、講習を始めた塾生たちの様子ですが、当たり前なのかも知れませんがフィルムの扱いができないために悪戦苦闘といったところで、作業を見ていて怖い部分のほうが多く、見ているほうを冷や冷やさせます。やわらかいフィルム、キャメラの扱いは教えてもらい、何となくわかっているのですが、フィルムの扱いが出来ていないため、教わったように機材を扱えないでいるようです。フィルムを自在に操れるようになるにはそれほど時間はかからないと思いますが、それも多くの練習によって徐々にうまくなるもの。積極的に練習の数を増やし成長するよう、頑張ってほしいです。


ナック イメージテクノロジー


13-11-01.jpg 6月18日授業レポート   育成塾13期生 平見 優子

 先週に引き続きアリフレックス35IIIについての講習でした。今回はカメラにマットボックスやフォローフォーカスなどをつけて、かっこ良くしました。
 フォローフォーカスの、フォーカスを離れたところでできるようにする「フレキシブルドライブ」という名前で、もってきて、と言われたら短い方をもって行くのが無難だと教わりました。
 マットボックスにはリテナー、フィルタートレイ、マスク、シェードが付いていました。6×6のフィルタートレイだ、ハーフNDとかを入れたときのために、回して調整できる仕様になっている。
 生フィルムが入っている缶やマガジンに貼る「帯」は「何のフィルムが何フィート入っているか」を現場のスタッフが把握できるようにするためのものであり、「缶票」は「何のフィルムをどのマガジンに入れて何フィート回して、どうやって現像したいのか」を現像所の方に伝えるためにあるものであり、それらがすこし混同していたので、今一度整理して考えました。
 チェンジバッグはチェックする際は裏返してかぶるなどして星を探します。なければ、そのままチャックを下にして作業を行います。実際にやってみたら、意外とうまくできたので、よかったです。
 マガジンをカメラにかける時に気をつけることは、カメラを前に傾けると楽であること、斜めにフィルムを引っ張って入れること、白の印にあわせた状態でプレッシャプレートにフィルムを入れること、意外とカンタンにフィルムが切れるので丁寧に作業すること…。
 なによりも全体を通して今回勉強になったのは、思ったように機材が届かないということでした。なかなかカメラにあうブリッジブレートが来なくて、結局マッドボックスのリテナーが使えませんでした。こういったことが本番におきないための機材チェックがいかに大事かを身にしみて感じました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.13-09

『 機材の取り扱い方 』


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 入塾以来長く続いた基礎知識の講習も終わり、いよいよ今回からはJSC青年部の撮影助手の指導の下、13期生も9月の合宿に向けて実技の実習に入っていきます。
今日の授業は「機材の取り扱い」です。本格的に「機材講習」の授業に入る前に、基本的な取り扱いの注意点を教える授業です。基本というだけに大切な注意点が多く、一歩間違うと大きな怪我につながるので、特に覚えてほしい事柄です。
フィルムのキャメラはランズやアクセサリーなどを付けると重量が30キロを超す場合もあり、転倒などで手や足などを挟まれると大けがにつながります。怪我をしなくともキャメラ機材を破損すると、そのまま現場が停止し、大きな損失を生み出すこととなります。それはすべて撮影助手の責任になるのですが、元々事故が起こらないためにプロの撮影助手が現場に呼ばれるのですから、事故などは起こってはいけないのです。また、自身が怪我をするという事も、ある意味撮影助手としては失格と言えます。怪我をすると当然仕事はできなくなるので、全体の作業効率も落ち、進行に支障をきたし、何より他の撮影助手に大きな迷惑と負担をかける事になります。作品の撮影が終了するまで、助手として怪我をすることなく無事に撮影を終わらせることが求められるのです。  
本日の授業で、三脚の取り扱い一つとっても、いくつものチェック項目があることが分かったと思います。どのような扱いをすれば怪我や事故につながるのか、聞かなければわからない事ばかり。また、どのようなことに注意しておけば、それが防げるのか、青年部の分かりやすい説明で理解したことでしょう。来週から始まる機材講習で、少しずつでも体で覚えていけるとい良いです。


ナック イメージテクノロジー


13-10-01.jpg 6月11日授業レポート   育成塾13期生 板垣 優天

座学が終わり、本格的に機材講習が始まりました。 機材はどれも高価なものばかりなので、安全かつ的確に、教えに充分気を付けて使用したいと思います。また、今までの座学で、不明だった部分を実技でほぐしていきたいと思います。頭だけでは意味がないので、しっかりと実技を併せていきたいと思いました。
 機材を持ち帰り、ずっと触っていられるわけではないので、おっしゃる通り、イメージトレーニングをしっかりしようと思います。 イメージトレーニングには利点も多々あります。いつでもどこでも好きな時にできる事です。単独で身ぶり手ぶりでやった方が良いとは思いますが、人前でも出来ます。しかし、間違った覚え方のままイメージトレーニングをする事は気を付けようと思います。そうならないよう、授業で確実に覚え、反復していこうと思います。


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撮影助手育成塾便り.Vol.13-08

『 キャメラマン講義:戸田 佳太・清久 素延 撮影監督 』



 撮影助手育成塾の授業は予定通り行われておりますが、真に申し訳御座いませんがブログ『撮影助手育成塾便り』管理者が不在のため更新はお休みさせていただきます。なにとぞご理解のほどをよろしくお願いいたします。


撮影助手育成塾


13-09-02.jpg 6月 4日授業レポート   育成塾13期生 高木 泰宏

[午前中の授業/戸田さんの講義]
 有名な浮世絵画家である広重を引き合いに出して、現代の映像技術を語るという、他の講師の方とは全く違ったアプローチが大変独創的で、かつ、ためになる授業だったと思います。構図や遠近の使い方など、人間はずっと昔から考え続けていたのだな、そしてそこに独自の視点や工夫を盛り込んで、二次元に三次元を組み込む方法を編み出してきたのだなと感じました。
 中でも、一点透視図法などが普及したルネサンス期を経験していない日本の浮世絵の世界で、あれだけの大胆な遠近法を使った広重は、やっぱり天才だったのだと思ったし、天才の作品は時代を超えても人々に感動を与えるのだということが、改めて分かったような気がします。
 浮世絵の業界がすなわち現在の映像業界に例えられるならば、絵師である広重のような独創的で心を打つような表現をしなければならないのは、他でもないカメラマンの仕事であるのかもしれません。だとしたら、そのカメラマンを目指す僕らからすれば、常識やお手本やセオリーに囚われない、独自の視点を養うことが重要なのだ、と感じました。

[午後からの授業/清久カメラマンの講義]
 大先輩のプロのカメラマンのお話を聞くと、いつも参考になることや、知って得になることが満載で、何をレポートに書こうか迷ってしまうのですが、今回もまた選びきれないほど沢山の得るところがありました。
 弾着の時、そしてゴジラの大仕掛けのシーンでカメラが回ってなかったという顔面蒼白もののエピソードが僕のお気に入りなのですが、それ以外にも、清久さん個人が持っておられる、熱い人柄というか、仕事に対する真摯な姿勢の方がもっと強く印象に残りました。
 海外のワークショップでステディカムを学ばれた時のお話もそうですし、昔の日本映画の先人達のお話をされている時もそうでしたが、熱のこもった、いかにも第一線でバリバリやられている人の熱意のようなものが伝わってきて、感動的ですらありました。こう言っては失礼かもしれませんが、どこか少年のような眼差しというか、いつまでも映画に対する情熱を失わない瞳の輝きをお持ちのような気がして、やはり本物のカメラマンは器が違うな、と痛感させられたところが、この授業での一番大きな収穫だったと思います。


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