撮影助手育成塾便り.Vol.13-21~24

『 信州撮影実習合宿:長野県茅野市ロケ 』


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 撮影助手育成塾前半のまとめとして行われる「撮影実習合宿」が、9月4日から7日の三泊四日で、長野県茅野市にて行われ、無事に終了しました。入塾以来フィルム技術中心に行ってきた授業のまとめとも言える撮影合宿、それぞれが練習してきた事をどれだけ実践で出せるか試されます。単なる学校と違い、日本映画撮影監督協会が行う実習です。本物の現場と変わらない速度で現場は進行します。実際に撮影する映像は作品に仕上げることを目的に、この合宿までに多くのプロのスタッフが準備を重ねてきました。その撮影現場に撮影助手としていきなり連れて行かれ、プロのスタッフと共に作業をするのは大変緊張したことでしょう。キャメラマンや撮影チーフから怒鳴られ、せかされながら練習通りに動けない塾生たち、撮影のタイムスケジュールが決まっているため、ゆっくりとした作業で遅れることができない状況が一層、練習したことを忘れさせているようでした。しかしながら毎年そうですが、時間がたつにつれペースをつかむようになり、同じ塾生同士の中でも呼吸を合わせながらうまく動けるようになってきます。撮影部はキャメラマンを長としてチームで動くものです。作業を通じて互いの呼吸にも慣れてくると、次第にお互いの動きが見えてきて、次の動きにも体が無意識に反応出来る様になるのです。今年の13期生たちも初めの日に比べ、後半の動きは未熟ながらも撮影に現場に対応できるのではないかと思うほど、成長していました。
 この育成塾で行われる撮影実習の成果は大きく表れます。たぶん現場での対応力は同じような立場の人たちに比べ、はるかに身についているでしょう。それは卒塾生の現場定着率の高さからもわかるところです。撮影助手育成塾は即戦力となる撮影助手の育成を目指しています。彼らは新人、キャメラマンはまだ先の話、撮影助手としてまずは現場に立ち、そこからキャメラマンとしての勉強をしていかなくてはなりません。誰もがたどる道、これから始まる長い勉強のためにも、この合宿で経験したことを忘れずに頑張ってほしいものです。


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1307.jpg 合宿授業レポート   育成塾13期生 平見 優子

 合宿撮影はまず準備から始まる。チェックすることは多くあり、それらをサクサクとこなしていかないといけない。チェックで心がけるべきは、「信用しない」ことと「一つの行為で二つ以上の確認をする」ことだと思った。すべての機材チェックは「信用しない」ところから始めないと漏れが出てしまうと思った。そして、木村さんがおっしゃる「賢いズル」をどんどんやって、効率よく準備を進めることが時間短縮に繋がるということがよくわかった。
 合宿を通して、自分がしてしまったミスを振り返る。
 時間はかかったもののフィルムを詰め、マガジンをかけたものの、巻き込みをしていなかった。外すときにも巻き込みをし忘れかけた。これは普段の講義の時に生フィルムをかけることを想定しきれておらず、巻き込みという作業の動きをしていなかったためである。確かにオバケフィルムで巻き込みをする必要はないが、マガジンをかけるという作業の最後はゲートチェックだと身体の感覚で覚えてしまっていた。これに限らずもっと現場を想定した動きを普段のチェックでしておくべきであった。使用済みのマガジンをまだ未使用のマガジンだと勘違いし、尺が足りなくなり、現場が止まってしまった。マガジンの天地を逆にして置くことで、使用済みのものとわかるようにする、というルールが一部の塾生に共有できておらず、未使用のものだとまず一見して思い込んでしまった。また一応持ち上げ側面を確認した際、帯に撮済尺も書かれていなかったため未使用だと思ってしまった。底面を見れば一目瞭然なのにそこを見ずに判断してしまったことが明らかな原因である。
 最大のミスはフィルターの入れ間違いである。85N9が入っているところに「N6追加」と言われ、85N9+N6にしなければならなかったのに、85N9と85N6を交換してしまった。言い訳にはなるが、その時以外、フィルターを重ねて入れるのは85N?+POLAという場合しかなく、NDを重ねて入れるという考えが頭からずり落ちていた。追加という言葉に違和感を感じつつ、復唱、入れた確認をきちんと届くようにできていなかったことが反省点である。また、何を目的にフィルターワークが行われているのか考えればわかったはずであった。その点ももっとカメラマンの目線に立つということが大切だと実感した。
 カメラマンの目線に立つというのは物理的にも、思考的にもとても重要で、何をうつしたいのか、何をうつしているのかがわからないと、助手はそのための準備ができない。きちんと理解しようとし、分からないなら先輩の助手に聞くなりして、カメラマンがスムーズに撮影できるよう、愛を持って助けていくのが助手の役目であるということを深く理解できた合宿であった。


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1309.jpg 合宿授業レポート   育成塾13期生
 
 合宿では本当にたくさんのことを学びました。現場に求められるスピード感、それに伴う体力、判断力、撮影の現場自体が初めてだったので、最初は少し気後れしてしまうようなこともありましたが、3日目にはだんだんと慣れてきて、それでも行き足りないことが多い中でも、何をすべきか考えて動けるようになってきたと思いました。撮影の仕方や機材の扱い方はもちろん勉強になったことですが、一番大きかったのは、参加してくださったプロの方々や先輩方から、プロのあり方というものを感じ取り学べたことです。どの方も折々にたくさんのアドバイスをくださいました。そして撮影に関わる人たちの人間力の高さというのもとても感じ、技術以上に大切なものを感じ取ることができました。これまで先輩方が時あるごとに話されていた、仲間の大切さというのも今回体験として強く感じることができました。頭ではわかっていても、現場で求められるスピードの中では周りが見えなくなってしまったり、追いつけていけなかったことが多々あり、現状の自分のレベルを痛感しましたが、これはもっと経験を積むことで自信をつけていくことができると思いました。これから現場に出て行く上でこのような合宿を経験できて、参加して本当によかったと思います。


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1308.jpg合宿授業レポート   育成塾13期生 三代 郁也

 今回は撮影実習で長野の蓼科でロケでした。 今までは準備から機材チェックやフィルムの装填が主な内容でしたが、それを活かした初の実習で、最初のフィルム装填からうまくいかなかったことがきっかけであせってしまい、一度チェンジバックから手を出してやり直すという結果になってしまいました。 練習でうまくいった時の状態を本番で確実に出すためにも、もっともっと練習していかなければならないんだなと改めて感じました。また今回一番学んだことは声を出すということです。声を出すことで安全で確実で正確な仕事ができることにつながると思いました。キャメラマンやチーフの言ったことを大きな声で復唱することで、それが周りにも伝わり、自分も確かめられ、自分の聞きとったことが間違っていないか、上の先輩にもわかり、かつみんなが同じことをしないで自分がその仕事をしますというアピールにもなると思いました。 そして実習をすることで各ポジションの仕事というのもわかりました。セカンドは現場についたらキャメラマンについて行き、何が必要かを考え、下に指示し、フォーカスだけでなくバレものなど、画の責任があり、サードはフィルムのことすべてをフォースと一緒にセカンド、チーフの指示を聞いて現場に運び、フォースはとにかく、キャメラマンや先輩のサポートをできるよう、とにかく大きな声で走り回らないといけないと思いました。
 撮影中、このケーブルがどこにあるのかわからないということがありました。最初のチェックでどれがどこに入っているのかということを全員がしっかり理解し、素早い現場移動の時もちゃんと元の場所に戻すか、別のところに入れた場合は、それをちゃんと他の撮影部の方々全員と共有しなければ、と思いました。 また、85,ND0.9が入っている状態からそこにND0.6追加となった時に、間違って85N6に変えてしまった時もその時にちゃんと大きな声で確認していれば、チーフや先輩、キャメラマンが間違っていることに気づいてくれたと思います。 なので大きな声で返事や声を出すことが本当に大切だと思いました。
 今回の撮影でたくさん怒られたり、ミスをしてしまいましたが、この経験を活かして、同じミスは二度とせず、必ず現場に出た時に活かしていこうと思いました。



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