撮影助手育成塾便り.Vol.13-28

『 キャメラマン講義:藤澤順一・藤石 修 撮影監督 』


藤澤順一 撮影監督 本日の授業は久しぶりの「キャメラマン講義」です。午前中に講義をして頂いたのは、
『八日目の蝉』 『船を編む』などを撮影された、藤澤 順一 撮影監督です。
撮影された作品が高い評価を得る藤澤氏です。塾生達も多くの作品を見ていたのか、作品や撮影方法、そして藤澤氏が作品を撮影する際の表現方法など様々な質問で授業は進みました。話の中でフィルムが持つ表現方法の選択も話されていましたが、残念ながら今の日本映画界の現状ではデジタルによる撮影がほとんどで、藤澤氏もフィルムを学ぶ事の大切さを話していました。映画はスクリーンの中に人を作り出していく作業です。本の中では架空の人物でも、スクリーンの中の世界では実在する人物となります。いかにその人間を作り上げていくかが監督と撮影監督の仕事となります。人の性格や癖、感情の表現などは一人ひとり違います。この登場人物はどのような人間なのかを見ている人に伝えていく事の難しさと楽しさを、藤澤氏は塾生に語っていたように思います。
藤石-修-撮影監督 午後から講師をして頂いたのは、『踊る大捜査線』 『岳』 などのヒット作品を生み出している、藤石 修 撮影監督です。藤石氏は塾生たちに、考えることの大切さを教えてくれました。それは技術でもその他の事でも何が最善かを考えそれを実践していく大切さです。助手が行うフォーカスの作業であっても、どのような理屈に基づいているのかを考えると様々な事が利用でき、それを発展させることも簡単になるという事を、実際に見せながら説明してくれました。
様々な事を、様々な人が教えてくれます。それをただ教わるだけで終わらせることなく自身で発展させていくために考える、それが大事であると。またキャメラマンとして作品を作る上でも様々な事を考えていることも、ご自身が撮影された作品を見ながら教えてくれました。映画館で何気なく観て来た映画のワンシーンにも、深い考えの下で撮影されていることを知った塾生たちは、キャメラマンのすごさと奥深さを改めて認識したことでしょう。撮影前キャメラマンはいろんなことを考えて計画を立て映像を作り上げていきます。それは見ている観客には分からない事、いや、分からないように仕上げているといった方が良いでしょう。塾生たちもこれから現場へ出ていくとこのような事を沢山学ぶでしょう。そのために、今は基本をしっかりと学び分かるようにしなくてはいけません。将来を担う一人として頑張ってほしいです。


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1304.jpg 10月 8日授業レポート   育成塾13期生 高木 泰宏

 午前中にお話を聞かせて下さった藤澤順一さんは、誰もが名前を知っているメジャーな作品を多く手がけていらっしゃる方なので、講義の前から非常に楽しみにしておりました。
 午前中を通して全体的に感じたことは、この人は天才肌のアーティストで、本物の職人だということです。幾つかの質疑応答の機会に、色のトーンのことだとか、カット割りのことだとかを生徒側から質問させて頂いたのですが、藤澤さんの答えはいつも 『それは感覚だ』 『心意気だ』 というようなもので、はっきりしたポリシーや数値などをおっしゃらない。きっと、それは言葉にならないし、してはならないようなインスピレーションに従って、藤澤さんが常にお仕事をされているからだと思いました。メイキング映像を拝見させて頂きましたが、リハーサルでの役者の動きをじっと見て、言葉少なに立ち位置を監督に伝え、サッサとカメラ位置に戻る藤澤さんの仕草がものすごくカッコよくて、あの立ち居振る舞いの全てが日本映画の歴史を物語っていると言っても過言ではないな、などと考えてしまいました。自分がああいう存在になりうるとは、到底思いもつかないことです。本当に参加してよかったと心から思える授業でした。
(藤石さんのお話)
 午後からは、これもまた大活躍されているカメラマンである藤石修さんの講義を聞くことが出来ました。
 まず最初に目からウロコが落ちるような門外不出の裏技を教えて頂けたことが、本当に有難く貴重なことでした。これはファインダーを覗かなくても画角が分かるというもので、その計算式を頭に入れていれば、いつどこで如何なる環境でも使え、現場でも良い動きが出来るというものです。
 藤石さんも藤澤さん同様百戦錬磨のカメラマンでいらっしゃいますが、藤石さんの方は、より理論的に周到に撮影を準備されているのかな、と感じました。 なぜなら、 『青い炎』 のお話を伺っているとき、冒頭の長回しをクランクインの前日に練習しておいたこととか、『岳』 のお話のとき、これもクランクインの前から空撮を撮りに行ったりしたとおっしゃっていたからです。こういった撮影に臨む姿勢が、本物の職人の姿勢なんだなと感じて、今日は二人もすごい人に会えたと、満足感でいっぱいの一日だったと思いました。


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