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撮影助手育成塾便り.Vol.13-43

『 機材講習:ARRI535 35ミリフィルムキャメラ 』


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 本日の撮影助手育成塾の授業は久しぶりに35ミリフィルムキャメラの講習です。前回のARRI CAM以来の講習となったキャメラは、“ARRI 535”です。ARRI CAM同様に同時録音の出来る機種で、現在も現役で使用されている機種です。ARRI CAMより少し古い機種ですが、とても良く出来ているキャメラで、古さを感じさせることはありません。備わっている機能も多機能で、様々な撮影に対応できます。助手の作業としてはフィルムの取り扱いが一番大切な部分ですが、少々デリケートな部分があり、注意が必要です。キャメラとしての問題点はその重量で、練習してきた中で、一番重いキャメラと言えます。久しぶりのフィルムキャメラの実習という事もあり、フィルムを取り扱う手元に不安を感じる出だしでしたが、その不安も時間が経つにつれてなくなっていくところは、塾前半の成果が出ているようで、体が感覚を覚えている証拠でしょう。
 現在フィルムを取り扱うことの出来る撮影助手が少なくなっている中、撮影助手育成塾の卒塾生はフィルムを取り扱うことができ、多くのフィルム撮影現場で頑張っています。今、日本で活躍しているフィルムキャメラは、合宿で使用した“ARRI435”と、前回練習した“ARRI CAM”、そして今回の“ARRI535”キャメラの3機種と言えます。どのキャメラも取り扱い上の注意点は違います。少ないフィルムの仕事では、ついついその注意点を忘れてしまうこともありますが、多くの卒塾生たちが頑張っていることを嬉しく思います。「日本からフィルムの撮影をなくしたくない」との思いと、「技術の伝承」という気持ちで、これからの映像業界発展のために、頑張ってほしいです。


ナック イメージテクノロジー


1309.jpg 1月 28日授業レポート   育成塾13期生

 今週はARRI535の講習、久しぶりにフィルムカメラに触れることとなりました。これまで学んできた、435、アリカムともまた構造は違いましたが、繰り返し触れてきたおかげか、主となる構造を理解しているので、すんなりと扱えるようになっていました。初めの頃、ひとつひとつの部分をとってもなんだかよく分からなかった頃が今となっては懐かしいです。正直当日まではフィルムの扱いを忘れてしまっていないか不安でした。塾の初めの頃は説明を受けても、なぜそのように気をつけるべきか空覚えでしたが、構造を理解した上で理解できている自身にこの1年での成長を感じることができました。また今回はギアヘッドやズームレンズのOptimoにも触れることができ,このような機材を伴う映画撮影の醍醐味をほんの少し味わうことができました。ギアヘッドの操作はなかなかうまくいきませんでしたが、コントロールできるようになったらとても楽しい道具だと思いました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.13-42

『 露出計の説明&フィルム現像・プリント体験 』


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 本日の撮影助手育成塾の授業は、株式会社 セコニックより講師をお招きし露出計について教えて頂きました。露出計は撮影時に大切な光の露出を計測する機械です。動画にせよスチール写真にせよ、キャメラマンの感性を映し出すのに大切なものです。一般の方はカメラが自動で露出を決めてくれるので身近に感じる事はありませんが、プロの世界では細かく計測して映像を決定しています。その大切な露出を計測する機械が露出計です。セコニックは露出計を専門に製造している企業で、日本では多くの撮影者が使用しています。技術が発達した現在の露出計は多機能となり、一昔前では苦労して計算していた部分も、瞬時に計測が可能になっています。今回はそんな多機能な機械を使いこなせる様になるために、露出の基本と各機種の取扱いを学びました。多機能の機種は便利な反面、使いこなすには時間がかかるものです。今回のように教えていただければ、あとは慣れるまで徹底的に使ってみる事が大切です。
13-42-01.jpg 午後からはJSC協会員の、宝性 良成 監督によるスチール写真の現像からプリントの体験授業です。フィルムの現像とプリントは、写真の好きな人ならご自分で行ったことがあるでしょう。この作業は実に奥が深い作業で、気温や湿度、現像液の温度や時間などを微妙に調整することで、様々な作品を作る事が出来ます。この授業は、自分で作品を作り上げるのは楽しいという事を知ってもらいたいという目的で行っています。撮影の仕事には、想像と創造の気持ちが大切です。この日、塾生達は午前中に教わったセコニックの露出計を使用し、スチールカメラを持って街に出て、思い思いの写真を撮影、その後現像、プリントといった一連の流れを体験、自身で作り上げていく事の楽しさを感じてくれたことでしょう。
今の時代、機械がどんどん進化して便利になっていきます。しかし便利になるとそこには人間の意志が入り込む部分が少なくなり、物を一つずつ作る感覚を失いつつあります。若い人にもこの楽しさを是非とも味わってもらいたいと私達は考えています。

セコニック


1304.jpg 1月21日授業レポート   育成塾13期生 高木 泰宏

この日の午前中はセコニックの営業の方から露出計、及びカラーメーターの講義を受けました。様々な露出計の紹介を受けたのですが、その機能の豊富さには驚かされ、全ての機能を把握するだけで大変でした。中でも印象に残ったのは最新版のカラーメーターの色評価機能です。これは、光の中にもともと含まれている色の波長を分析して評価するというもので、例えば、これを使うと、室内用のLED照明の中には赤の波長がもともとあまり含まれていないということが分かったりします。これによって撮影現場で使われる照明を評価することもでき、補正を行う際にも、その数値を参照しながらできるということです。
 他にも色々な最新の技術を紹介して頂きましたが、予算と相談して、自分にあったものを購入しようと思いました。
午後からは、35ミリスチール用のフィルムを使って、フィルム現像を体験するという授業でした。めいめいが撮影した写真を、講師である宝性さんに現像して頂き、最終的に印画紙にプリントするまでを体験するという内容で、非常に楽しい授業だったと思います。
 自分の撮影した写真が、現像液の中に浮かび上がってくる瞬間は、緊張感と期待感が入り交じったなんども言えない瞬間で、この時にようやくハッキリと画を見ることができるのですが、ここで初めて、撮影する時に自分が狙った効果、思い描いたイメージが結実するわけです。撮った瞬間モニターに映るデジタルと違って、随分手間暇のかかる行程を経てようやく像が得られるという、一見不便なこの手焼き現像なのですが、その結果得られる写真には、不思議と並々ならぬ愛着が湧いてくるものだなと思いました。それはきっと、自分で描いた絵や彫った彫刻に対して持つのと同じような「手作り感」みたいなものがあるからではないかと思います。映像もそうですが、写真が元々「物作り」であり、それによって世界を表現する「芸術」なのだということを、暗室用ランプの赤い光の下に写真の像が浮かび上がってきた瞬間に、それこそ電気が走ったように痙攣的に感じました。こういうことこそ僕が、自主映画を通じて、今までの人生の中でずっとやりたかったことだし、また、曲がりなりにもやってきたことだったのだということを突然改めて思い出し、目が覚める思いでした。何かを作って表現するということの楽しさ、散々挑戦してきた今までの自分の人生の原点を再び見た気がしました。
 だから、この日は僕にとってかけがえのない、基調で意義深い授業でした。


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撮影助手育成塾便り.Vol.13-41

『 キャメラマン講義:兼松 塾長・芦澤 明子 撮影監督 』


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 2017年、撮影助手育成塾13期生の残り少ない授業が始まりました。年明けの授業は「キャメラマン講義」です。新年初めという事で、兼松塾長の講義でスタートしました。
兼松塾長の講義では、塾長が助手時代に参加した作品、『秋津温泉(1962年)』を見ながら、当時の苦労話を伺いました。今までキャメラマン自身が撮影した作品を見ての話は多く聞いてきましたが、助手時代に参加した作品の話を聞くことはありませんでしたので、塾生たちもこれから助手になっていく上で大変面白い話を聞かせて頂いたと思います。撮影助手にその立場でなければ分からない苦労が沢山あります。キャメラマンとの関係、他の撮影助手との関係、その他大勢のスタッフとの関係など、そのパートならではの苦労がどうしてもついて回ります。兼松塾長は、自分のポジションに責任と自信を持って撮影に臨んでいたことを上げ、その事は作品の映像を見て良くわかりました。当時の撮影所という場での話であり、今の時代とは多少異なる部分はありますが、撮影助手というポジションはキャメラマンの助手であるとともに、それぞれのポジションが重要な立場であることを教えてくれたように思えます。
 芦澤 明子 撮影監督 午後からの講師は、昨年、「芸術選奨文部科学大臣賞(映画部門)」「第40回山路ふみ子映画賞・山路ふみ子映画功労賞」そして、「平成27年度(第66回)芸術選奨 映画部門」など数々の賞を受賞された、芦澤 明子 撮影監督です。男の世界と思われがちな撮影部の世界で、キャメラウーマンの第一人者として有名な芦澤氏。作品への映像のこだわりは相当なものです。それは作品作りの中でわがままを言うということではなく、職業キャメラマンとして現実の中でどれだけ可能な部分で自分の映像を作ることが出来るか考え自分の映像を作っていく、そんな簡単なようで簡単ではない事を貫いている姿は、同じキャメラマンとして敬服します。この日の講義でもご自身の作品をいくつか見せながら、なぜこの映像にこだわりを持って撮影したのかを説明しながら、将来キャメラマンとして映像を作る上で忘れてはいけない事を塾生たちに教えてくれました。
芦澤氏は、仕事として映像を作る上では様々な制約が出てきてしまう事は仕方のない事、そんな中でも自分らしさを出すための勉強を沢山するようにと、塾生たちに期待を込めて、話してくれているようでした。


撮影助手育成塾


1303.jpg 1月14日授業レポート   育成塾13期生 小林 悠紀

 今回は、日本映画撮影監督協会の事務所にてキャメラマン講義でした。午前中は、兼松塾長の助手時代の作品である「秋津温泉」を観ながら当時の撮影の話を聞かせていただきました。
 この作品での兼松塾長はセカンドでフォーカスを送っていたということで、特にフォーカスの動きなどについても注意しながら観て行きました。兼松塾長自身もおっしゃっていましたが、河本と新子が出会うシーンで、移動して演技する新子にフォーカスを合わせるだけでもワンカットで長いシーンなので大変なことだと思いましたが、さらに鏡の中に写る新子に送ったりと技術的にとても難しいことをされており、自分がフォーカスマンになった時に、ここまでの技術にならないといけないと思いました。
 しかし、このシーンの時に一度「無理だ」と断ったと仰っており、それが出来なければ30カットになると言われたとの話で、その状況でも結果としてピントが合っているのがすごいと感じました。
また、ビデオに変換されているとはいえ、フィルムで撮られた、しかも当時の感度だとiso25あたりの低感度で、美しい映像になるのだなと感じ、改めて自分が撮影監督になった時に、フィルムという選択肢を残しておきたいと感じました。
 午後の授業では芦澤明子撮影監督による講義でした。 ピンク映画からのキャリアスタートの方で、「ピンからキリまで撮るという事は、平等である」と仰っており、女性ではありますがとてもカッコいい方でした。
 何本か実際に撮影された作品を見せてもらいながらそれぞれの機材であったり、技術、そしてなぜその、アプローチにしたかなどを説明して頂き、とても勉強になりました。また、助手時代の心掛けとして、カメラマンが何を考えているのかを考えると自分が将来カメラマンになった時に、役立つし何より仕事が楽しくなると仰り、その通りであると感じました。
 芦澤撮影監督のタブーに挑戦する気持ちや、人と同じ事をしないという拘りなど、とても共感しました。 また、撮影を通して、プロデューサーなどに認識の違いやアイデアなど提案できることもあるのだと感じました。
 芦澤撮影監督の作品の中には、フィルムとデジタルを一つの映画で使い分けて撮影されたものがあり、物語にあった機材、技術を選んだ結果ということで、いまフィルム撮影が減っている中で、将来的に自分の選択肢を増やすためにも、フィルム、デジタル共に出来るようになりたいと思いました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.13-40

『 日本映画撮影監督協会『三浦賞』『JSC賞』授賞式&新春パーティー 』


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2017年新春、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2017年1月4日、撮影助手育成塾13期生の新しい年が始まりました。今年の3月には卒塾していくこととなる塾生たちにとって、残り僅かな授業ですが、気を引き締めて挑む勝負の年でもあります。すでに現場を体験している者もいますが、ほとんどが助手としては素人の塾生たちです。厳しい現場でもやっていけるだけの知識と技術は最低限身に付けさせたと思います。あとは自信を持ってどれだけ頑張れるかにかかってきます。残りの授業は今までやって来たことへの復習を兼ねた授業が残るのみ、これまでの授業を思い出しながら学ぶと良いでしょう。
さて、新年最初の授業は、日本映画撮影監督協会の「三浦賞」「JSC賞」の授賞式と、JSC新春パーティーで始まります。「三浦賞」は、2016年度に上映された映画作品の中で優れたキャメラワークで作品を撮影した新人キャメラマンに贈られる、キャメラマンにとっての新人賞とも言える賞です。JSCに所属する多くのキャメラマンから選ばれる賞で、将来を大きく期待されての受賞は、新人キャメラマンとしてこの上ない喜びとなります。もう一つの「JSC賞」は、2016年度に上映・放送されたドキュメンタリー作品を中心に、優れたキャメラワークを高評価されたキャメラマンが受賞できる賞です。今年の「三浦賞」は、『劇場版 MOZU』を撮影された、江崎 朋生 撮影監督、そして「JSC賞」は、関西テレビ製作、『3人のヤマトナデシコ~ただ勝利のためでなく~』を撮影された、樋口 耕平 撮影監督のお二人の受賞に決まりました。(受賞に関することは、日本映画撮影監督協会のホームページをご覧ください)
授賞式の様子を見ていた塾生たちも、将来いずれかの賞を受賞できるまでに成長してくれることを期待します。
 授賞式に続いて行われたJSC新年パーティーは、多くのキャメラマンをはじめ業界関係者が大勢出席しての華やかな催しで、塾生たちにもこのような場を経験しておくことも必要と考え、毎年授業の一環として参加しています。新年初めての授業ですが、この日ばかりは和やかな雰囲気の中で多くのキャメラマンと話が出来たことでしょう。
 2017年度が始まりました、13期生にとっては勝負の年と共に、次の14期生たちが新たにライバルとして入ってくる年でもあります。今一度自らを奮い立たせて頑張ってくれることを期待ししています。


撮影助手育成塾


オープンカレッジの案内

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動画:撮影助手育成塾
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特別会員 : 2 名

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賛助会員 : 24 名
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塾生連絡用 『塾生の広場』
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動画:足柄の詩 翼が欲しい
3期生作品『足柄の詩 足柄の人々』
動画:足柄の詩 元気な郷 足柄の人々
4期生作品『足柄の詩 夢天翔ける』
動画:足柄の詩 夢天翔ける
6期生作品『足柄の詩 蒼いかぜ』
動画:足柄の詩、蒼い風
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