撮影助手育成塾便り.Vol.13-41

『 キャメラマン講義:兼松 塾長・芦澤 明子 撮影監督 』


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 2017年、撮影助手育成塾13期生の残り少ない授業が始まりました。年明けの授業は「キャメラマン講義」です。新年初めという事で、兼松塾長の講義でスタートしました。
兼松塾長の講義では、塾長が助手時代に参加した作品、『秋津温泉(1962年)』を見ながら、当時の苦労話を伺いました。今までキャメラマン自身が撮影した作品を見ての話は多く聞いてきましたが、助手時代に参加した作品の話を聞くことはありませんでしたので、塾生たちもこれから助手になっていく上で大変面白い話を聞かせて頂いたと思います。撮影助手にその立場でなければ分からない苦労が沢山あります。キャメラマンとの関係、他の撮影助手との関係、その他大勢のスタッフとの関係など、そのパートならではの苦労がどうしてもついて回ります。兼松塾長は、自分のポジションに責任と自信を持って撮影に臨んでいたことを上げ、その事は作品の映像を見て良くわかりました。当時の撮影所という場での話であり、今の時代とは多少異なる部分はありますが、撮影助手というポジションはキャメラマンの助手であるとともに、それぞれのポジションが重要な立場であることを教えてくれたように思えます。
 芦澤 明子 撮影監督 午後からの講師は、昨年、「芸術選奨文部科学大臣賞(映画部門)」「第40回山路ふみ子映画賞・山路ふみ子映画功労賞」そして、「平成27年度(第66回)芸術選奨 映画部門」など数々の賞を受賞された、芦澤 明子 撮影監督です。男の世界と思われがちな撮影部の世界で、キャメラウーマンの第一人者として有名な芦澤氏。作品への映像のこだわりは相当なものです。それは作品作りの中でわがままを言うということではなく、職業キャメラマンとして現実の中でどれだけ可能な部分で自分の映像を作ることが出来るか考え自分の映像を作っていく、そんな簡単なようで簡単ではない事を貫いている姿は、同じキャメラマンとして敬服します。この日の講義でもご自身の作品をいくつか見せながら、なぜこの映像にこだわりを持って撮影したのかを説明しながら、将来キャメラマンとして映像を作る上で忘れてはいけない事を塾生たちに教えてくれました。
芦澤氏は、仕事として映像を作る上では様々な制約が出てきてしまう事は仕方のない事、そんな中でも自分らしさを出すための勉強を沢山するようにと、塾生たちに期待を込めて、話してくれているようでした。


撮影助手育成塾


1303.jpg 1月14日授業レポート   育成塾13期生 小林 悠紀

 今回は、日本映画撮影監督協会の事務所にてキャメラマン講義でした。午前中は、兼松塾長の助手時代の作品である「秋津温泉」を観ながら当時の撮影の話を聞かせていただきました。
 この作品での兼松塾長はセカンドでフォーカスを送っていたということで、特にフォーカスの動きなどについても注意しながら観て行きました。兼松塾長自身もおっしゃっていましたが、河本と新子が出会うシーンで、移動して演技する新子にフォーカスを合わせるだけでもワンカットで長いシーンなので大変なことだと思いましたが、さらに鏡の中に写る新子に送ったりと技術的にとても難しいことをされており、自分がフォーカスマンになった時に、ここまでの技術にならないといけないと思いました。
 しかし、このシーンの時に一度「無理だ」と断ったと仰っており、それが出来なければ30カットになると言われたとの話で、その状況でも結果としてピントが合っているのがすごいと感じました。
また、ビデオに変換されているとはいえ、フィルムで撮られた、しかも当時の感度だとiso25あたりの低感度で、美しい映像になるのだなと感じ、改めて自分が撮影監督になった時に、フィルムという選択肢を残しておきたいと感じました。
 午後の授業では芦澤明子撮影監督による講義でした。 ピンク映画からのキャリアスタートの方で、「ピンからキリまで撮るという事は、平等である」と仰っており、女性ではありますがとてもカッコいい方でした。
 何本か実際に撮影された作品を見せてもらいながらそれぞれの機材であったり、技術、そしてなぜその、アプローチにしたかなどを説明して頂き、とても勉強になりました。また、助手時代の心掛けとして、カメラマンが何を考えているのかを考えると自分が将来カメラマンになった時に、役立つし何より仕事が楽しくなると仰り、その通りであると感じました。
 芦澤撮影監督のタブーに挑戦する気持ちや、人と同じ事をしないという拘りなど、とても共感しました。 また、撮影を通して、プロデューサーなどに認識の違いやアイデアなど提案できることもあるのだと感じました。
 芦澤撮影監督の作品の中には、フィルムとデジタルを一つの映画で使い分けて撮影されたものがあり、物語にあった機材、技術を選んだ結果ということで、いまフィルム撮影が減っている中で、将来的に自分の選択肢を増やすためにも、フィルム、デジタル共に出来るようになりたいと思いました。


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