撮影助手育成塾便り.Vol.13-42

『 露出計の説明&フィルム現像・プリント体験 』


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 本日の撮影助手育成塾の授業は、株式会社 セコニックより講師をお招きし露出計について教えて頂きました。露出計は撮影時に大切な光の露出を計測する機械です。動画にせよスチール写真にせよ、キャメラマンの感性を映し出すのに大切なものです。一般の方はカメラが自動で露出を決めてくれるので身近に感じる事はありませんが、プロの世界では細かく計測して映像を決定しています。その大切な露出を計測する機械が露出計です。セコニックは露出計を専門に製造している企業で、日本では多くの撮影者が使用しています。技術が発達した現在の露出計は多機能となり、一昔前では苦労して計算していた部分も、瞬時に計測が可能になっています。今回はそんな多機能な機械を使いこなせる様になるために、露出の基本と各機種の取扱いを学びました。多機能の機種は便利な反面、使いこなすには時間がかかるものです。今回のように教えていただければ、あとは慣れるまで徹底的に使ってみる事が大切です。
13-42-01.jpg 午後からはJSC協会員の、宝性 良成 監督によるスチール写真の現像からプリントの体験授業です。フィルムの現像とプリントは、写真の好きな人ならご自分で行ったことがあるでしょう。この作業は実に奥が深い作業で、気温や湿度、現像液の温度や時間などを微妙に調整することで、様々な作品を作る事が出来ます。この授業は、自分で作品を作り上げるのは楽しいという事を知ってもらいたいという目的で行っています。撮影の仕事には、想像と創造の気持ちが大切です。この日、塾生達は午前中に教わったセコニックの露出計を使用し、スチールカメラを持って街に出て、思い思いの写真を撮影、その後現像、プリントといった一連の流れを体験、自身で作り上げていく事の楽しさを感じてくれたことでしょう。
今の時代、機械がどんどん進化して便利になっていきます。しかし便利になるとそこには人間の意志が入り込む部分が少なくなり、物を一つずつ作る感覚を失いつつあります。若い人にもこの楽しさを是非とも味わってもらいたいと私達は考えています。

セコニック


1304.jpg 1月21日授業レポート   育成塾13期生 高木 泰宏

この日の午前中はセコニックの営業の方から露出計、及びカラーメーターの講義を受けました。様々な露出計の紹介を受けたのですが、その機能の豊富さには驚かされ、全ての機能を把握するだけで大変でした。中でも印象に残ったのは最新版のカラーメーターの色評価機能です。これは、光の中にもともと含まれている色の波長を分析して評価するというもので、例えば、これを使うと、室内用のLED照明の中には赤の波長がもともとあまり含まれていないということが分かったりします。これによって撮影現場で使われる照明を評価することもでき、補正を行う際にも、その数値を参照しながらできるということです。
 他にも色々な最新の技術を紹介して頂きましたが、予算と相談して、自分にあったものを購入しようと思いました。
午後からは、35ミリスチール用のフィルムを使って、フィルム現像を体験するという授業でした。めいめいが撮影した写真を、講師である宝性さんに現像して頂き、最終的に印画紙にプリントするまでを体験するという内容で、非常に楽しい授業だったと思います。
 自分の撮影した写真が、現像液の中に浮かび上がってくる瞬間は、緊張感と期待感が入り交じったなんども言えない瞬間で、この時にようやくハッキリと画を見ることができるのですが、ここで初めて、撮影する時に自分が狙った効果、思い描いたイメージが結実するわけです。撮った瞬間モニターに映るデジタルと違って、随分手間暇のかかる行程を経てようやく像が得られるという、一見不便なこの手焼き現像なのですが、その結果得られる写真には、不思議と並々ならぬ愛着が湧いてくるものだなと思いました。それはきっと、自分で描いた絵や彫った彫刻に対して持つのと同じような「手作り感」みたいなものがあるからではないかと思います。映像もそうですが、写真が元々「物作り」であり、それによって世界を表現する「芸術」なのだということを、暗室用ランプの赤い光の下に写真の像が浮かび上がってきた瞬間に、それこそ電気が走ったように痙攣的に感じました。こういうことこそ僕が、自主映画を通じて、今までの人生の中でずっとやりたかったことだし、また、曲がりなりにもやってきたことだったのだということを突然改めて思い出し、目が覚める思いでした。何かを作って表現するということの楽しさ、散々挑戦してきた今までの自分の人生の原点を再び見た気がしました。
 だから、この日は僕にとってかけがえのない、基調で意義深い授業でした。


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