撮影助手育成塾便り.Vol.13-44

『 機材講習:ARRI535 35ミリフィルムキャメラ 2回目 』


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 本日の撮影助手育成塾の授業は先週に引き続き、“ARRI535”35ミリフィルムキャメラの機材講習です。先週の講習では久しぶりのフィルムキャメラに加え、今までのキャメラとは構造の違いもあって、やはり多少の戸惑いがあったそうですが、基本はどのフィルムキャメラでも同じなので、取り扱いにはさほど苦労することなく出来たそうです。今まで練習してきたARRI3型、435、そしてARRI CAMなどで、機材の扱いに対する基本的な点を理解してきたという事が大きいのでしょう。
535のフィルムの装填に多少慣れてきたこともあり、今回は実際に撮影現場で使用される特殊なレンズなどの講習も行いました。映像効果を高める特殊なレンズ、その効果はどのようなものかを直接体験することは、今後自分の映像表現を作り上げていく上では必要な事と考え、機材の取り扱いの練習を兼ねて、シフトレンズやスコープシステムなど、あまり現場では見かけることは少ないですが、取り扱うことになった時に備えて練習しました。
その他にARRI535は、1000フィートのマガジン、ズームレンズ、カメラ周辺のアクセサリー等をすべてつけると相当の重量になるので、撮影助手は時としてそのすべてを装備した状態でキャメラを運ぶことがあります。そういったことからカメラを担ぐ訓練が行われました。535はこれまで使用してきた3型、435よりも重く男子塾生でも担ぐのにはなかなか大変のようで、女子塾生に関してはさらに困難のようです。しかし、現場には女性の助手も多く活躍し、もちろん皆535を担ぎ現場で作業しています。女性の助手の方は力のない分、創意工夫しこの問題を乗り越えてきています。女性には、是非とも自分なりに考えて乗り越えてほしい課題でしょう。
 今後、キャメラを使う講習は実習を含めてあと2回となりました。この機会にただキャメラに触れるというだけでなく、キャメラにまつわる事、現場に関わる事をより多く習得していほしいです。


三和映材社


1302.jpg 10月29日授業レポート   育成塾13期生 小野寺 昌哉

 今回の授業は、前回に引き続きアリフレックス535Bの実習と、さらにスコープシステムとシフトレンズの実習も行った。
 先ず午前中は、ボアぺりスコープとシフトレンズの実習を行った。両機種とも機材屋さんでは、特殊レンズのカテゴリーに入るもので、ボアペリスコープは、手前の物と奥の物を同時にピントを合わせる、例えば手前に突き出した手のひらと、その奥の顔とに極端に被写界深度を深める事によって、ピントをどちらにも合わせる事が出来る特殊レンズである。また、先端が長く突き出しているので、狭いところ、例えば車の車内とかを撮影する際にも、使用したりする。
極端に被写界深度深くする効果も、とても興味深かったが、全部に45度アダプターを取り付ける事により、フィルム面に対してレンズの方向を変える事が出来る、例えばフィルムに対して90度右にレンズが向いているようにしたり、90度上を向いているようにする事が出来る。この状態で、パーンやティルトをすると面白い映像表現になり、こちらの効果もかなり興味深かった。
スチールレンズは、私はスチールキャメラで普段使っている機構のレンズであるが、ムービーキャメラで使用する時に、撮影しながらシフト機構やティルト機構を動かす表現がとても興味深かった。勿論オーソドックスな使い方として、ティルトやスイングを使い、一箇所にピントを合わせて他をぼかす、例えば顔にピントが合っていて、足がぼけているというような表現をしたい時にこの機材は有効だ。
 午後は、535Bの実習であったが、まだまだであるが先週よりはどうにかスムーズにフィルム装填が出来たのではないかと思う。このキャメラを使う時の注意点として、メインスイッチを入れると、フィルムにテンションがかかるので、何かの作業をする時に、メインスイッチを入れておくのか切っておくのか明確にしておかなくては事故の原因になりかねない。またメインスイッチを入れて、キャメラ自体が自己診断テストを行い、赤ランプが消えて初めて撮影が出来る状態になるが、このタイミングが435などの他のキャメラより、時間が長いように感じられる、この赤ランプが消えていないタイミングで他の操作をしてしまうと、それもまた事故の原因になってしまうので、535Bではメインスイッチを入れてから、一呼吸おいて赤ランプが消えるのを待つ事が肝心である。
 この日は撮影コマ数の設定を変えてみたが、任意のコマ数に設定を変更しても、撮影コマ数が変わらす躊躇いしたが、木村さんの指導で、キャメラの右側のNORMとPS/CCUの切り替えスイッチを操作しないとコマ数が変わらないと教わった。NORMはプリセットのコマ数の時に、任意のコマ数で撮影する時はPS/CCUの位置にする。
 535Bは来週の千束スタジオの実習で使う機材なので、触った時間は短いが、後はイメージトレーニングを重ねて本番に挑みたい。


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