撮影助手育成塾便り.Vol.14-05

『 フィルムの話:コダック 合同会社 』


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 本日の授業はフィルムの話」と題して、”コダック 合同会社”にて、映画撮影用を中心にフィルムの事を教えていただきました。
 映画『ニュー・シネマ・パラダイス』に感動されて方も多いと思います、「ほんの少し前までは、映画館で“カタカタ”というフィルムの流れる音を聞きながら(実際には聞こえないのですが)映画を見るのが、映画好きにとっては楽しみの一つでした。しかし今は技術の進歩によってほとんどの映画館がデジタルプロジェクターによる上映となっています。いまだに一部でフィルム映写機での上映を行っている映画館もありますが、最新作の映画ではフィルムプリントを制作していないので、昔の映画を上映するだけとなっています。ちょっと寂しい気持ちもありますが、プロジェクターの性能も上がったことと、何よりコスト面を考えると致し方のないことと言えましょう。
それでは撮影の方はどうかと言うと、意外にフィルムによる撮影はしっかりと続いています。デジタル全盛の世の中になっていますが、なぜフィルムで撮影をするのか? それは、フィルム撮影によってでしか得られない質感を求めるような作品で、いまだに好まれているからだと思います。作品を制作するにあたり、フィルムによる撮影が良いか、デジタルによる撮影が良いのかは、キャメラマンや監督が決める事ですし、決してデジタルが劣るわけでもないし、フィルムだから良いというわけでもなく、作品をよりよく見せるうえで、どれがこの作品に適しているかの判断となるので、今回の授業では深く追及することはしませんでした。それよりも塾生たちに今回覚えてほしかったことは、フィルムという素材がとてもデリケートなもので、その取り扱いには技術が必要であるという事です。フィルムによる作品は私たちプロの目で見る限りでは確かに良いものです。一般の方には並べて見比べでもしない限り、分からないかも知れませんが。
私たち育成塾が問題にしているのが、少なくなるフィルム作品において、このデリケートなフィルムを取り扱うことの出来る撮影助手が減ってきていることです。撮影助手がいなくては、映画は作れません。その意味では、取り扱うことの出来る助手がいなくなってしまえば、映画が作れなくなってしまいます。そのような事にならないよう、撮影助手育成塾ではフィルム技術を伝承しようとしています。今回の授業、きっと塾生たちには難しい話となったことでしょう。我々も今日一日で全部理解してほしいとは思っていません。これから始まる助手生活の中で少しずつ理解を深めていく土台となっていく授業だったと思います。


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1411.jpg5月13日授業レポート   育成塾14期生 末積 寛大

 今回はフィルムについての講義。 「この数年でデジタル撮影の現場がどんどん増えている」
「フィルムを扱える人間が少ない」とこれまでに何度も聞かされていたので、今回のようなフィルムの知識を得る講義を大切にしなければという気持ちで臨んだ。
 まず、色彩についてだが、加色法、減色法を過去に習ったことがあった。 しかし、簡単に手短かに説明を受けただけであったため、理解度は乏しい状態だった。だから、今回、詳しく教わり理解を深めることができて良かった。
 続いて、フィルムの製造工程、構造、種類、ラベルの読み方など沢山のフィルムについてのことを教わった。 フィルム自体に不備があれば、ロールやパート、スリットなどの情報を頼りに出来ることなど知ったのだが、「画像ができる仕組み」についての内容から正直、一杯一杯だった。ハロゲン銀が…とか、○感光層が…とか、新たな情報が多すぎて正確に頭に入り切っていない。 復習しなければならない。
 そして、最後に、フィルムで起きる問題について教わった。 フィルムの保存方法や取り扱い方に限らず、カメラ本体の問題でもそれが起こることを知った。 単に映像に生じる問題は一つでなく、様々な種類があり、フィルムとは非常に繊細なものだとわかった。 それに、映像を交えながらの説明だったので、わかりやすかった。

 そういった問題に対する解決へのアプローチも教わり、講義の一番最終には課題を解いた。 グループに分かれ、自分たちで考えるというのは凄く意味のある時間だった。 その日の内容を自分がどれだけ理解できているのか、他の人が自分よりどれだけ理解できているのかを知れたし、グループ内で意見の交換をすると考え方の違いなども見えた。 結果、満足のいく解答を出せなかったが、多くのことを学んだ。

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