FC2ブログ

撮影助手育成塾便り.Vol.14-11

『 機材講習:ARRI3型 』


14-11-00.jpg
 『習うより慣れよ』という諺がありますが、半分合っていて、半分間違っているような諺ですね。人から教えてもらうより、実際に経験を積んだり練習を重ねたりして、体で覚えていくほうが、しっかりと身につくという意味ですが、やはり初めはしっかりとした事をベテランの方から学ばなくては、せっかく身に付いた事も無駄な努力になってしまいます。
 本日の撮影助手育成塾の授業は『機材講習』の授業です。先週初めて触れた35ミリフィルムキャメラ、“ARRI 3型”の講習2回目です。撮影助手育成塾ではプロの撮影部から、現場で使用されている実機のキャメラを使用して練習をします。
キャメラは基本的な部分をしっかりとつかんでいれば、マニュアル本などを見ながら何とか使うことが出来るようになりますが、プロの技術が加わると安心で安全な撮影が出来ます。それは細かな作業の一つでも、プロが行う作業にはちゃんと理由があるからです。プロの撮影部が行う作業の流れには、積み重ねた経験からより安全な作業の流れを作り出しています。繰り返し反復すれば一つの作業も上手くなるかも知れませんが、その作業にある意味も理解することが大事なのです。育成塾では、「自分に合ったスタイルの作業を見つけなさい」と教えています。人はそれぞれ違うものです。 手の小さい人や大きい人、力のある人、ない人、それぞれです。人によっては同じ作業でも、上手くできない場合もあります。しかし、行う作業の意味をしっかりと理解していれば、自分なりにやりやすい形へと変化が可能です。上手くなるには、まずは確しっかりとした指導者から作業、その理由を学び、練習を重ねる中で自分に合ったスタイルを見つけていく事が大切です。『しっかりと習い、しっかりと慣れる』 これが撮影助手としての上達方法だと考えます。
 14期生たちはまだ2回目ということで、作業を見ていると、機材に触れるのもまだ怖いようです。これはまだ教えてくれている講師の動きを真似ているだけだからだと思います。そして塾生たちは真似をしているつもりでも、上手く真似が出来ていませんが、意味合いを考えて作業が行えるようになれば、上達は速くなります。育成塾の授業はプロが横について指導してくれます。「なんで?」と思う疑問はすぐに教えてもらえる環境の中で練習が出来ます。分からない事はすぐに質問し、細かな動きの一つひとつの意味をしっかりと理解して自分のスタイルを早く確立してほしいです。


三和映材社


1407.jpg6月24日授業レポート   育成塾14期生 岡田 翔

 先週に引き続きARRIIII型の講習でした。
 カメラのセッティングを箱からの状態で行いましたが、どの箱にどの機材が入っているかを都度確認しながらやったため、時間が思ったよりもかかってしまいました。 最初に一通り確認、セッティングの手順も考えた上で手元に集める様にしておけばより早く出来たのかなと思います。
 ロール作成、マガジンの装着についてはとにかく慣れていくしかないと思いますが、正確でないと意味はないので、慎重に手順を踏みつつ、徐々にスピードアップをしていきたいです。
III型の講習はあと一回なので、少しでも多く触っていきたいと思います。

文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業


 

撮影助手育成塾便り.Vol.14-10

『 撮影機材の取り扱い方&道具の使い方 』


14-10-00.jpg
  本日の授業は「撮影機材の取り扱い」です。ARRI 3型 35ミリキャメラを使用して、撮影時に使用する機材全般の取り扱い方や注意点などを学ぶ授業。そして、ARRI 3型キャメラの取り扱いも合わせて行い、14期生たちが実際のキャメラや機材を使って行う初めての授業となりました。今までの座学で注意する点などを学んできましたが、実際に取り扱うとなると思っていたようにはいかない事が今日初めて分かったでしょう。今回授業で使用したARRI 3型 キャメラは少し古い機種で、現在はあまり使用されていないキャメラではありますが、9月に行われる撮影実習合宿で彼らが使用するARRI435 35ミリフィルムキャメラの前モデルで、極めて構造が似ている事から、ARRI435の講習の前に練習として使用するには適したキャメラと言えます。もちろん現在でも現役として使用することに問題がないため、卒塾後に使用する可能性がないとは限りません。その意味でも、今回の授業で練習できたことは良い経験となったでしょう。
本日の授業は機材に触れる初めての授業ということで、極めて初歩的な事から入って行きました。 次回からはいよいよ本格的に撮影助手として作業を学んで行く事となります。プロの撮影助手である以上は、プロらしい仕事が出来なくてはいけません。それは、撮影の現場をスムーズに進行させる事、「彼に任せれば大丈夫」とスタッフに信頼されるような助手になることが求められます。その為、厳しい指導がこれから続くことになりますが、立派な撮影部として現場に立てるように頑張ってほしいです。


ナック イメージテクノロジー


1413.jpg6月17日授業レポート   育成塾14期生 髙原 柚佳

 今回は初めて一日を通して機材を取り扱っていく日であった。 講習をして頂いたのはARRIIII型である。
 事前の資料を通してARRIIII型について知ってはいたが、実物を見て学ぶということの大切さを今回強く感じた。 例えば小さな違いではあるが、カメラの本体にある電源のON/OFFがマニュアルと実物では逆になっていることが挙げられる。 また、マニュアルの文字と挿し絵だけでは、全てを理解するのも難しいことも感じた。 フィルムの掛け方や、マガジンの取り付けなどがその例である。 未だに自分ですらも気づけていない、理解できていない事柄もあると思うので、実物を見て触れるうちに、しっかりと勉強していきたい。


文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

撮影助手育成塾便り.Vol.14-09

『 キャメラマン講義:戸田 桂太・佐々木原 保志 撮影監督 』


戸田桂太 撮影監督 本日の授業は「キャメラマン講義」、午前中は戸田 桂太撮影監督の講義です。戸田氏はキャメラマンが一番気を遣う、「構図」について話してくださいました。人は写真を撮影する時、無意識に構図を決めています。それは多くの場合、今まで見た写真や絵に影響されている事があります。人がどのような構図の映像に心地良さを感じるか、多くの写真や絵画、映像の中から無意識に選び出していると言えるでしょう。私たちキャメラマンはそれを無意識ではなく、意識的に作り出していかなくてはなりません。例えば、多くの場合被写体を写真の中央に配置した構図にするでしょう。これはその1枚の写真がそれで完結していることを受け取ることが出来るからです。それでは、被写体を左右どちらかに配置するとどうでしょう。 映像を見た人は左右に寄った被写体に意味合いを求めます。動画では次のカットにつなげる構図をつくる事で一つにつながっています。そのための映像が必要になってくるのです。しかしそれは、内容を説明するための構図を多くするだけになる事もあります。私達はよく映画を観終わった後、「説明カットが多過ぎ」と言います。それはいたずらに増えたカットが、作品全体を締まりのない作品へと変えてしまうからです。戸田氏は、小津安二郎監督の作品などを見せつつ、構図によっては実際には見えていない部分も観客に感じ取れるように出来る事を教えてくれました。
佐々木原 保志 撮影監督 午後の講義は、『ハナミズキ』 『GONIN サーガ』を撮影された、佐々木原 保志 撮影監督です。佐々木原氏は、自身がキャメラマンになるまで、そしてなってからも、様々な映画や書物から学んできたことを踏まえて、これから塾生たちがキャメラマンとして成長していく過程で学ぶべきことを教えてくれました。
撮影部は技術パートで、キャメラなどを取り扱うのは撮影部ならできて当たり前の事です。技術以外にキャメラマンに必要な事は何か。映画はスクリーンの中に人を作り上げていく仕事です。架空の世界に、架空の人物がいる世界。登場人物の性格、癖、話し方は全て、作品のストーリーの中で作り上げられていきます。そのためには、人という生き物は何か、 そんな事を学んでいかなくてはなりません。架空の世界である映画ですが、現実とかけ離れた世界では、見ている人も感情移入が出来ません。その世界は、あたかも自分の隣にあってもおかしくない、そんな世界でなくてはならないのです。佐々木原氏は、人が持つ不思議さを様々な事から学んで、それを映像の中へ取り入れることを考え、キャメラマンになるための知識を身につけていく重要性を塾生たちに教えてくれました。
 撮影助手になるための「撮影助手育成塾」ですが、撮影助手は第一の目標で、最終目標は撮影監督であることを忘れずに、様々な事をどんどん吸収し、成長することを期待します。


日本映画撮影監督協会


1404.jpg6月10日授業レポート   育成塾14期生 井上 滉貴

 今回はキャメラマン講座で戸田さん、佐々木原キャメラマンにお話していただきました。
戸田さんのお話は映画を観ながら構図の説明についてのお話で自分にとってこの講義はすごく面白かったですし、とてもためになりました。 煉獄エロイカの構図はとても独特で映像表現ではあまり観られない作り方でした。
 以前、ジョン・シールさんの講演を聞いたとき、マッドマックスでは起きている事態や登場人物はフレームの中心に置いたと話していましたが、この煉獄エロイカでは真ん中に置くことはせず、フレームの端に置くなど独特な構図でした。
 もちろんこれを無意味に行っていては意味がないし、観客はなぜだろうという疑問を持つと思われます。(これが狙いという場合もありますが)
 また、このことは観客と製作者の駆け引きなのだと思います。 映画は舞台と違い観客の視線を限定してしまう。だからこそ構図というのはとても大切で撮影監督や監督は気を遣いながら慎重に構図を考えなければならないと思いました。
理論武装
映画ファンと製作者の違いはここにあると思います。 だからこそ製作者はたくさんの作品に触れて脚本などの理解を読み解く練習、訓練をしなければならないと思いました。
 そして映画をすることはチームプレー。 ですがその中に自分の流儀を作り自立することそれが大事だと思いました。

文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

撮影助手育成塾便り.Vol.14-08

『 キャメラマン講義:佐光 朗・藤石 修 撮影監督 』


佐光 朗 撮影監督  本日の授業は「キャメラマン講義」です。午前に講義をして頂いたのは、現在公開中の『たたら侍』を撮影された、佐光 朗 撮影監督です。佐光氏は、まだ映画撮影制作現場を知らない塾生達に、ご自身の撮影現場の写真を見せながら、現場がどのような雰囲気で進行されているかを教えてくださいました。映画に限らず映像制作現場は実ににぎやかで、スタッフが楽しみながら作業をしています。私が師事したキャメラマンが、「俺たちは真剣に遊んでいる」と言っていたのが思い出されますが、スタッフは仕事を楽しみながら作業をしています。好きで入った世界なので、当たり前なのかも知れませんが、実は楽しみながら作業をすることは重要になります。「楽しむこと」それは良い発想につながる。「楽しむこと」それは良い作業につながる。私たちの世界は「想像」と「創造」の世界。映画を観に来たお客さんに、面白い作品を観てもらうためには、自分でも面白いと思えなくては、面白い作品になるはずはありません。佐光氏はご自身が撮影された作品のシーンを見せながら、様々な工夫を凝らして撮影している事を教えてくれました。想像し創造する、これが大切なことを映像世界へ入って行く塾生達に教えてくれました。
藤石 修 撮影監督 午後からは、藤石 修 撮影監督の講義です。『岳』 『銀色のシーズン』 など数多くの作品を撮影された藤石氏。今回の授業では撮影部の中で重要なパートの「セカンド」について教えてくださいました。日本では「セカンド」あるいは「フォーカスマン」と呼ばれるパート(フォーカスプラーとも呼ばれています)。セカンドの仕事はフォーカスを送ること。映画はスチール写真とは違い、動いている被写体を撮影するので、絶えずピントを送る必要があります。ピント、いわゆるフォーカスを送る仕事は、一昔前では職人技と言われていましたが、デジタル撮影の普及による作品数の増加や制作費の低予算化に伴うスタッフ数の削減により、現場に入りたての助手がフォーカスを送る時代になっています。
フォーカス送りが職人技と呼ばれた理由は、ベテランの送る映像には作品自体を引き立てると言って良いほど、人の意思が感じられたからです。以前はベテランのセカンドから技を教わっていたものでしたが、現在ではそのような事は見られなくなりました。ピントと言うと、ほとんどの人は自動でキャメラが合わせてくれる“オートフォーカス”を思い浮かべるでしょうが、機械には意思はなく、映像を盛り上げるようなフォーカス送りは出来ません。この重要なフォーカス送りのコツを今回、藤石氏が塾生に教えたのは、現在のフォーカスマンが機械的にフォーカス送りをしていることがあり、そんな現状に嘆いているからです。まだ14期生たちには考えたフォーカス送りは出来ないでしょうが、これから多くの経験をして育っていく中で、昔のような職人技の入ったセカンドへと成長してほしいという願いを込めてではないでしょうか。この思いに応えるべく、塾生たちには頑張ってほしいものです。


日本映画撮影監督協会


1408.jpg6月3日授業レポート   育成塾14期生 熊谷 笑

 今回はキャメラマン講義でした。午前は佐光さんに講義をしていただきました。 映画の撮影現場を写真や動画で説明していただいたので、とても分かりやすく、聞いていてとても楽しかったです。私は映画のDVDなどストーリーを中心に見ていたけれど、メイキングには撮影している現場(どのようなカメラでどのように撮影されているのか)や、カメラマンの意図などを知ることができるのでとても勉強になると思いました。良いものがつまっているので、これからチェックしたいです。
 午後は藤石さんに講義をしていただきました。「フォーカス」について詳しく説明を受け、今まで「だいたいここからここは何ftだ」というのがなかなか想像がつかず、難しく思っていたのが、分かるようになりました。何かを目印にすると(目カンが大事!!)簡単に距離感を知ることが出来るということを学び、理解することができて嬉しかったです。例えがとても分かりやすかったです。今日習った事を生かして、もう少しで始まる実習も頑張りたいです。

文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

ようこそ!
撮影助手育成塾
jsc撮影助手育成塾
撮影助手育成塾案内TV
動画:撮影助手育成塾
日本映画撮影監督協会
jsc.gif

JSC 日本映画撮影監督協会

会員数

正会員 : 302 名

名誉会員 : 9 名

特別会員 : 2 名

青年部 : 91 名

維持会員 : 25 社

賛助会員 : 24 名
MAP.gif
塾生連絡用 『塾生の広場』
00-001.jpg
撮影助手育成塾製作作品
2期生作品『足柄の詩 翼が欲しい』
動画:足柄の詩 翼が欲しい
3期生作品『足柄の詩 足柄の人々』
動画:足柄の詩 元気な郷 足柄の人々
4期生作品『足柄の詩 夢天翔ける』
動画:足柄の詩 夢天翔ける
6期生作品『足柄の詩 蒼いかぜ』
動画:足柄の詩、蒼い風
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
過去ログ
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
育成塾応援団

KODAK1.jpg

ナックイメージテクノロジー

三和映材

株式会社 小輝日文

西華デジタルイメージ

ビデオサービス

イマジカ

東京現像.

東映ラボテック

ヨコシネDIA

nkl2.jpg

セコニック
『映画撮影』最新217号発売
映画撮影217号

JSC機関誌『映画撮影』217号が

発売されました。

217号の特集は

『羊と銅の森』

『片警 宝音』

『私は絶対許さない』

『パンク侍、斬られて侯』

『スニッファー嗅覚捜査官 8Kスペシャル』

『フジコ・ヘミングの時間』

― 洋画の話題 ―

『シェイブ・オブ・ウォーター』

撮影の技術的裏側がわかる

「映画撮影」お問い合わせは

日本映画撮影協会まで。

03-3856-7896

定価¥800

バックナンバー


バックナンバーのお知らせ
JSC機関誌『映画撮影』のバックナンバーを販売しています。

映画撮影の話から、映画に託された思いまで、撮影担当キャメラマン自身が書いた撮影報告満載。


定価1冊 ¥800 (税込・送料別)


お問い合わせ、お申し込みはJSC事務所まで。

03-3356-7896

映画撮影216号


映画撮影215号


映画撮影214


映画撮影 213号


映画撮影212


映画撮影211


映画撮影210


映画撮影209


映画撮影208号


映画撮影207号


映画撮影206号


映画撮影205号


映画撮影204号


映画撮影203号


映画撮影202号


映画撮影201号


映画撮影200号


映画撮影199


映画撮影198号


映画撮影197号


映画撮影196


映画撮影195号


バックナンバーのご案内

バックナンバー
数に限りがございます。 売り切れの場合はご容赦ください。
関連リンク

茅野市観光サイト


蓼科観光協会


奥蓼科観光協会


白樺リゾート観光協会


車山高原観光協会


八ヶ岳観光協会