撮影助手育成塾便り.Vol.14-09

『 キャメラマン講義:戸田 桂太・佐々木原 保志 撮影監督 』


戸田桂太 撮影監督 本日の授業は「キャメラマン講義」、午前中は戸田 桂太撮影監督の講義です。戸田氏はキャメラマンが一番気を遣う、「構図」について話してくださいました。人は写真を撮影する時、無意識に構図を決めています。それは多くの場合、今まで見た写真や絵に影響されている事があります。人がどのような構図の映像に心地良さを感じるか、多くの写真や絵画、映像の中から無意識に選び出していると言えるでしょう。私たちキャメラマンはそれを無意識ではなく、意識的に作り出していかなくてはなりません。例えば、多くの場合被写体を写真の中央に配置した構図にするでしょう。これはその1枚の写真がそれで完結していることを受け取ることが出来るからです。それでは、被写体を左右どちらかに配置するとどうでしょう。 映像を見た人は左右に寄った被写体に意味合いを求めます。動画では次のカットにつなげる構図をつくる事で一つにつながっています。そのための映像が必要になってくるのです。しかしそれは、内容を説明するための構図を多くするだけになる事もあります。私達はよく映画を観終わった後、「説明カットが多過ぎ」と言います。それはいたずらに増えたカットが、作品全体を締まりのない作品へと変えてしまうからです。戸田氏は、小津安二郎監督の作品などを見せつつ、構図によっては実際には見えていない部分も観客に感じ取れるように出来る事を教えてくれました。
佐々木原 保志 撮影監督 午後の講義は、『ハナミズキ』 『GONIN サーガ』を撮影された、佐々木原 保志 撮影監督です。佐々木原氏は、自身がキャメラマンになるまで、そしてなってからも、様々な映画や書物から学んできたことを踏まえて、これから塾生たちがキャメラマンとして成長していく過程で学ぶべきことを教えてくれました。
撮影部は技術パートで、キャメラなどを取り扱うのは撮影部ならできて当たり前の事です。技術以外にキャメラマンに必要な事は何か。映画はスクリーンの中に人を作り上げていく仕事です。架空の世界に、架空の人物がいる世界。登場人物の性格、癖、話し方は全て、作品のストーリーの中で作り上げられていきます。そのためには、人という生き物は何か、 そんな事を学んでいかなくてはなりません。架空の世界である映画ですが、現実とかけ離れた世界では、見ている人も感情移入が出来ません。その世界は、あたかも自分の隣にあってもおかしくない、そんな世界でなくてはならないのです。佐々木原氏は、人が持つ不思議さを様々な事から学んで、それを映像の中へ取り入れることを考え、キャメラマンになるための知識を身につけていく重要性を塾生たちに教えてくれました。
 撮影助手になるための「撮影助手育成塾」ですが、撮影助手は第一の目標で、最終目標は撮影監督であることを忘れずに、様々な事をどんどん吸収し、成長することを期待します。


日本映画撮影監督協会


1404.jpg6月10日授業レポート   育成塾14期生 井上 滉貴

 今回はキャメラマン講座で戸田さん、佐々木原キャメラマンにお話していただきました。
戸田さんのお話は映画を観ながら構図の説明についてのお話で自分にとってこの講義はすごく面白かったですし、とてもためになりました。 煉獄エロイカの構図はとても独特で映像表現ではあまり観られない作り方でした。
 以前、ジョン・シールさんの講演を聞いたとき、マッドマックスでは起きている事態や登場人物はフレームの中心に置いたと話していましたが、この煉獄エロイカでは真ん中に置くことはせず、フレームの端に置くなど独特な構図でした。
 もちろんこれを無意味に行っていては意味がないし、観客はなぜだろうという疑問を持つと思われます。(これが狙いという場合もありますが)
 また、このことは観客と製作者の駆け引きなのだと思います。 映画は舞台と違い観客の視線を限定してしまう。だからこそ構図というのはとても大切で撮影監督や監督は気を遣いながら慎重に構図を考えなければならないと思いました。
理論武装
映画ファンと製作者の違いはここにあると思います。 だからこそ製作者はたくさんの作品に触れて脚本などの理解を読み解く練習、訓練をしなければならないと思いました。
 そして映画をすることはチームプレー。 ですがその中に自分の流儀を作り自立することそれが大事だと思いました。

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