撮影助手育成塾便り.Vol.14-19
本日は先週の授業で撮影した映像を、横浜にある、株式会社 ヨコシネ D.I.Aにお世話になり、「フォーカス特講ラッシュ&ヨコシネ見学」の授業です。
先週説明した通り、フォーカスはボカシてしまうと直らない怖い存在です。今回ラッシュを見た塾生たちもよく分かったでしょうが、やはりと言うか当たり前と言うか、撮影したピントはボケていました。これが実際の仕事であれば大変な失敗です。そのシーンは使えないか、再度撮影するか、最悪なのはボケた映像を仕方なく使うこととなり、撮影部にとっては大変恥ずかしい事です。今回身をもってこれを体験できたことは良い経験となったでしょう。これからどのようにしてフォーカシングの練習に役立ててくれるか、彼らの頑張りに期待します。
さて今回は午後からヨコシネDIAの見学をさせて頂きました。ヨコシネでは映像作品のポストプロダクション作業の他に、古いフィルムなどの修繕、修復などの作業も行っています。映像はその時代時代を大切に記録してきた貴重なものです。適切な環境で保存すれば100年持つことが証明されている映像フィルムですが、過去の貴重な映像フィルムのほとんどが、適切に管理されてはいません。高温や湿度、フィルム缶での長期密封など、様々な事が原因でフィルムは劣化していきます。そのように劣化したフィルムでも、専門の知識と技術をもってすれば、多くの場合修復が可能です。大切な映像の記録が失われてしまう前に、ヨコシネでは修復しデジタルの技術を使って保存しています。私たち映像業界で生きるだけでなく、後世に貴重な映像記録を残してくれる、大切な存在なのです。
今回塾生たちはその作業の一部を体験しました。撮影部では決して体験することのない貴重なことです。私たち撮影部は撮影した映像には強い思い入れを持ちます。そんな映像をこのように修復、保存してくれる方々がいる事は心強い思いです。作るだけでなく、未来へつなぐ貴重な記録として大切に残すことも、撮影部として考えていく事が大切ではないでしょうか。


今回の授業でフォーカス特講映像ラッシュ・ヨコシネ見学をしました。
横浜映像センター ヨコシネD.I.A本社に行って見学して、いろいろ勉強になりました。
この会社は5年前にフィルムの現像を終了しましたと言っています、残念です。
会社内に昔の古い機材とフィルムの編集をやる所などがあります。
フィルムからデジタルに変わって、編集をやるのはすごく便利です。
フィルムの汚れを消して、1コマ1コマのフィルムを確認して、色の調整もデジタルに変わってからやるのは、意外的な映りをできます。
ポジを見て、ネガの編集もやりました。ポジを見て、ネガのフィルムをカットして、カットとカットの間につながります。カットする時、1つのカットを違ったら、次のカットは全部ズレるので、気を付けなくてはならないダメです。この作業の一番難しいところは、フィルムの間にのりを付けることです。適切にやらないとできないです。
