撮影助手育成塾便り.Vol.14-23
いよいよ撮影助手育成塾14期生の撮影実習合宿が始まりました。合宿場所は長野県茅野市、「小津安二郎記念 蓼科高原映画祭」開催に合わせての合宿となりました。
初日はナック イメージテクノロジーにて合宿前の全体打ち合わせから始まり。その後合宿で使用する機材のチェックです。使用するキャメラは幾度も練習をしてきた“ARRI 435”35ミリフィルムキャメラですが、今回は合宿に持って行くこともあり、本格的な機材チェックとなります。先ずは全ての機材が揃っているか、全て問題なく起動するかなどから始まり、撮影で使用する時の事を考えて、使いやすいようにする準備など、今までの授業とは違った本格的な準備となります。プロの講師からどのような準備をするのかを一つひとつ説明を受けながら、プロの準備の細かさを学びます。きっとここまで念入りに準備をするとは思っていなかったことでしょうが、簡単には機材の交換が出来ない長野県と言う場所へ行くことを考えると、当然の事と分かることでしょう。
「ロケーション撮影」と言うように撮影は要です、撮影の現場で機材の故障は致命的となってしまうことを考えると、撮影部の責任は重大です。塾生たちには、このプロ意識を持ってもらいたいと考えています。撮影現場ではすべてのスタッフの中でも撮影部が一番の要です、撮影が出来ないという事だけにはしてはいけないのです。無事に映像を撮り終えるのだというプロ意識だけは、撮影部として忘れないでほしいものです。