撮影助手育成塾便り.Vol.14-26
撮影合宿レポート 育成塾14期生 富永 康弘
四方を山に囲まれた茅野市の風景に感動、稜線が美しくて旅行気分になっているところで実習が始まりました。事前にセカンド・サードなどの役割を頭に入れておいたのに、それ以外にもあれもこれもでなにがなんだか分からない、想定外の慌ただしさに騒然としてしまった。反面、他の塾生の動きがテキパキとしているように見え、逃げ出したい気持ちになりました。
比較的簡単かなと思っていたものにも苦しめられ、マグライナーの運搬操作しづらい上に、どこに置くのか素早く決められない。モニターも同様でとにかく目が回る。ボールドも記録を付ければ良いだろうと思っていたのですが・・・。
フォーカスマンのときは、自分の仕事なのにサードの人にやってもらったり散々でした。一方でレンズの交換など案外スムーズに出来る自分もいました。週一の育成塾で、この人は大丈夫そうだなと感じていた人は、やはりできる、ただ週一だと気付かなかった面が合宿中に見れました。
できない、わからないことだらけでへこみかけていたのですが、忙しさと寝不足でいつの間にか3泊4日が終わっていました。


今回の授業で合宿に行きました。合宿で撮影するのはすごく勉強になりました。緊張して頭が動かないで違ったことがいっぱいあります。みんな撮影でセカンドとサードを全部やって、私のセカンドは失敗したんですが、色々な原因がありました。
自分の分からない事も多いし、現場に入ったら緊張して全然何もわからない、自身が無くて、失敗したら落ち込んで現場が怖くてやる気がなかった。でも映画を作る人として、カメラは監督の目です、もしこれ以上困って進まなかったら、将来映画は趣味だけになって、事業にならない夢にならない。でも今回は私は失敗したと思わないです。実際の失敗は一回失敗したて、その後はほとんど続ける勇気がなかった、あきらめることです。でも私はそんな人じゃないです。
サードをやる時、本当にいっぱい緊張を感じた、恐怖感で焦った、でも本当に頭を使ってやったら私でも出来ると思いました。もし私はもう一回サードをやると、私は失敗しないと思います、その自信はあります。
合宿でみんなと撮影したことは楽しかった。映画の道筋でどんどん成長し、いい映画人になるために頑張ります。
