撮影助手育成塾便り.Vol.14-29

『 機材講習:ARRI CAM / ST・LT 』


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 本日の撮影助手育成塾の授業は“機材講習”です。講習した機材は“ARRI CAM 35ミリフィルムキャメラです。ARRI CAMキャメラは後発のキャメラで、現在の映画やTVCMなどで多く使用されているキャメラになります。ARRI CAMには2種類のタイプがあり、STとLTに分かれており、撮影の用途に応じて使い分けて使用します。前回まで講習していたARRI 435キャメラとの大きな違いは、防音設計がなされており、撮影時にキャメラのモーター音がしないのが特徴と言えます。撮影中は役者のセリフなどを録音する為に、出来るだけ静かな環境で行う必要がありますが、合宿でも使用したARR 435キャメラは高速度撮影を念頭に設計されているためと、キャメラ本体を軽量化するために防音設計はなされていません。その為撮影時にはモーター音やフィルム走行音がするために撮影時に同時録音をすることが出来ません。同時録音をしない撮影では軽量コンパクトなボデーとノーマル回転撮影から高速度回転撮影まで対応できる435キャメラは非常に便利なキャメラですが、映画のように同時録音をする撮影では使用できません。今回講習したARRI CAMキャメラは音の出ない設計が前提で作られているので、撮影時にキャメラノイズが録音されてしまう心配はありません。その反面、防音処理設計のためにキャメラ本体の重要が重くなり、レンズやアクセサリーなどを装備した状態ではかなりの重量になってしまいます。その為撮影助手は取り扱いに慎重さが求められます。昔のキャメラに比べればかなり軽くはなっていますが、それでも腕力と体力を撮影助手には求められてしまいます。
また今回の授業からは1000ftフィルムの練習も合わせて行いました。今までの授業で使用してきたフィルムは400ftフィルムでしたが、映画などで使用されるフィルムは1000ftフィルムが多く、400ftフィルムに比べて倍以上の重さと、大きさがあります。取り扱いも重さと大きさのせいでかなり難しく、確りとした手順を覚えなくては、フィルムを使用できなくしてしまいます。勿論大きい分価格も高くなっているので、丸々1本のフィルムをダメにしてしまうと損害も倍以上となってしまうことになります。
 撮影助手育成塾は即戦力となれる撮影助手の育成を目指しています。今回の練習でも1000ftフィルムを使用しての練習でしたが、どこを探しても1000ftフィルとキャメラの実機を使用して練習できる環境はありません。他の場所では良くても端尺と呼ばれる短いフィルムで練習することが精一杯だと思いますし、ARRI CAMは日本に数台しかない機材なので、個人で練習することは出来ないでしょう。日本映画撮影監督協会の撮影助手育成塾だから出来る講習なのです。この恵まれた環境を生かして、立派な撮影助手になってもらえればと考えます。


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1413t.jpg10月14日授業レポート   育成塾14期生 髙原 柚佳

 今回はARRI CAMのSTとLTについて学んだ。最近はARRI435を授業で扱う事が多かった為、久々の初めて学ぶ機材で、少し楽しみだった。435に比べるとムーブメント内の隙間が少なく、作業がしづらい様に感じたが、ループの長さの調整が可能な分、上下に必要なループがそれぞれで作り易かった。ただ、同時録音が出来るくらい静かな回転の為、ループを長くしてしまった時のループがムーブメント内にぶつかっている音が目立ちやすくなった。
 また、今回は初めて1000feetマガジンを取り扱った。フィルムを詰める際、今回は机があった為にその上で出来て、行い易かったが、膝の上となると難しいだろうと思った。1000feetマガジンは大きさが大きくなっていることに加えて、重さも増していてそれをカメラ本体の上部の方まで持ち上げて取り付けるとなると大変だった。
 マガジンを取り付けること、外すこと、カメラを三脚ごと持ち上げることなど、所々で自分の身長の低さを痛感させられ、悔しかった。しかし、身長はどう頑張っても変化しないと思われる為、カメラを傾けたり、箱を用意したりと工夫を重ねていくことを頑張らなければいけないなと思った。今回教えて頂いた工夫の仕方を一通りの流れでは確認出来なかった為、次回できちんと取り入れて行いたい。

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