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撮影助手育成塾便り.Vol.14-39

『 キャメラマン講義:浜田 毅・川上皓市 撮影監督 』

浜田 毅 撮影監督 本日の授業は2017年最後の授業となりました。今年最後の授業は「キャメラマン講義」です。今回の講師は、『壬生儀士伝』『おくりびと』などを撮影された、浜田 毅 撮影監督と、『火垂るの墓』『桜田門外の変』などを撮影された、川上 皓市 撮影監督のお二人です。
 午前中の講師は、浜田 毅 撮影監督です。『涙そうそう』『おくりびと』など、しっとりと人間を描き、温かい映像で私たちの目を楽しませてくれる作品を撮影される方ですが、キャメラマンとしての始まりは、アクション作品でした。『友よ、静かに瞑れ』『いつかギラギラする日』など、映画史の中でも有名なハードボイルドな作品を撮影されてきました。そんな浜田氏が、撮影助手時代からキャメラマンとなり今日までどのような思いで歩んできたのかを、塾生たちに話してくれました。その中でも多くの経験が撮影者として自分を育ててくれた事をお話になり、中国で現地スタッフとともに撮影された作品を見せながら、言葉の通じない、習慣も違うスタッフとどのように作品作りをしてきたかなど、いろんな経験をすることでしか身に付かない技術がある事を教えてくださいました。多くの人はキャメラ機材など、機械的な技術に目を向けるようですが、人を映す映画には、人を映すための技術が大切であることを教えて下さったように思えます。
川上 皓市 撮影監督 午後の講師は川上 皓市 撮影監督です。『サード』『もう頬づえはつかない』『四季・奈津子』など、1980年代にセンセーショナルな作品で話題となった映画を撮影された川上氏、キャメラマンの中でも人間描写を美しくかつ冷静に捉えた作品を作り出してきました。今回の授業では2010年に上映された『桜田門外の変』を上映し、撮影時のメイキング映像と共にお話を聞かせてくださいました。浜田氏と同様に、川上氏も人を描くことの大切さを話してくださいました。映画はスクリーンの中に人を造り上げていくもの、人を知らずに描くことは出来ません。「キャメラは所詮、道具で、撮影が出来れば何でもよい」と言うキャメラマンもいます。塾生たちも今はまだ映像を撮影する技術に夢中ですが、同時に人とは何かを見つめていく事も忘れないでおくと良いでしょう。
 今回の授業で39回目となり、残りの授業は10回となりました。育成塾は撮影助手を育てる場として活動していますが、彼らの最終目標は撮影監督です。いろんなキャンラマンから話を聞いて少しずつ勉強していくことを期待します。

撮影助手育成塾


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撮影助手育成塾便り.Vol.14-38

『 実習ラッシュ試写&東映デジタルラボ見学・講義:東映ラボ・テック株式会社 』

14-38A
 本日の授業は先週行った撮影実習授業で撮影した映像を、東京都練馬区にある、東映デジタルラボにて、東映ラボ・テック株式会社さんのご協力の元、試写室をお借りしてラッシュ試写を行いました。今回映像を観させていただいた試写室は、映画などの完成試写会など行う立派な試写室です。デジタルでの撮影実習ですので、テレビモニターなどでも見られるのですが、撮影助手育成塾ではあえてプロが使用する試写室を使ってみるようにしています。当然映画館と同じサイズのスクリーンで、しっかりとした規格の整った状態での上映で見るのは、非常に贅沢な話ですが、将来映画のキャメラマンを目指す塾生たちにとってはこの上ない勉強となります。スクリーンとテレビモニターの違いは塾生たちにはしっかりと教えてあるので、この場で詳しい説明を控えさせていただきますが、再現力の広いスクリーンと、限界にあるモニターとでは、天と地ほどの差があるのです。「映画は映画館で観ましょう」と言う理由はここにあります。撮影実習授業での良かった点や反省点などと共に、塾生たちにはこのようにスクリーンとモニターの違いなども勉強してもらうために、技術の最前線を撮影助手育成塾は教えています。
14-38B 午後からは、今回お世話になりました、東映ラボ・テック株式会社の技術者の方々に、現段階でのワークフローがどのようになっているのかなどを教えていただきました。技術の向上は日進月歩と言って良い状況である事は以前も説明したとおりです。様々な技術を多くの企業が開発しています。我々撮影部はどの技術が良いのか、日々勉強となるのですが、キャメラマンそれぞれの感性の違いなどもあるので、一概にどれが良いとはならない難しい状況です。そのような状況で、東映ラボ・テック株式会社などでも技術を担当する人たちは様々な事を研究し、我々撮影部へ技術結果を提供してくれます。キャメラマンは多くのワークフローの中から自分に合った方法を選びながら作業をしていくので、様々な提言をしてくれるこのような技術者の方々には感謝の言葉しかありません。今回授業を教わった塾生たちも、いずれはこのような技術者の方々にお世話になる時が来ることでしょう。そんな時のために育成塾では、出会いという意味も込め、最前線の現場主義で授業を行っています。

東映ラボ・テック


1413t.jpg12月16日授業レポート   育成塾14期生 髙原 柚佳

 先週のオープンカレッジも兼ねて行われた実習で撮影したもののラッシュを見た。合宿のときに撮ったものとは違って、人物寄りの構図が多かった。いかに自分が三脚の位置とレンズからどんな構図で撮られているのかを現場で想像しきれていなかったかを知ることができて良い機会だった。 また、現場ではその構図が自然と作り出されていて、言われたままでしか動けていなかった自分にはまだまだ力不足であることを感じた。どの様な場面でどんな風にどう構えて画をつくるのか、法則の様なものはなくセンスだとは言われるが、以前に岩倉さんが話されていた様なほぼ無意識的な心理的誘導をもたらす画つくりもある。今の自分はどちらも全くもって足らないけれども、どちらも出来る程の経験をしていきたい。その為にも、現場で動きながら想像をして頭も動かしていかねばいけないと思った。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-37

『 デジタル撮影実習 』

14-37

 本日の授業は久しぶりの撮影実習」です。9月の合宿以来になりますが、撮影の現場をすでに体験している塾生もいることもあり、その動きはだいぶたくましくなっていました。助手の頃は先輩からの指示で動くことが基本ですが、どのような作業で行うか自分なりに考えなくてはいけません。9月のころは初めてという事もあり、その都度指導をしてもらいながらでしたが、今回は自分なりの考えも交えながら動けていたのは良かったと思います。
先輩方の動きを見て作業を覚える事が一番です。現場では教えながらの余裕はないので、それが出来るかどうかで大きく変わってきます。まず、先輩たちの作業の手順にどのような意味があるのか、なぜその順番で行ったのか、などを見ながら考えてみると良いでしょう。難しく思えますが、今の塾生たちにはそのことが出来るようになりつつあり、育成塾で学んだ成果だと言えるでしょう。誰もがこのようにして一歩ずつ仕事を覚えていきます。そしてそれが当たり前になって来た時にやっと自分に余裕が出来るようになり、今度は撮影監督の狙いなどを見て、考え、そして自分のものにしていく余裕となっていきます。
今回の撮影実習はデジタルの総仕上げも兼ねています。デジタルもフィルムも基本的には変わらない作業をすると塾生たちは思ったでしょう。今後もデジタルでの撮影は増えていき、東京で開かれるオリンピックでは、映像記録という意味で大活躍すると思われます。その時の一瞬を記録したデータが自分のせいで消えてしまったという事のないように、これまで教わったデジタルの基本を忘れないでいてほしいです。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-36

『 機材講習:デジタルキャメラ機材 2回目 』

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 本日の授業は先週に引き続き、「機材講習・デジタルキャメラ機材」です。今週はARRI ALEXAというキャメラ機材を中心に行いました。先週もそうでしたが、比較的現代の若い人はデジタルキャメラへの順応が速く、設定メニューなどは早い段階で覚えてしまいます。日頃からデジタル機器に触れる機会が多い若者だからでしょうか、抵抗感なく使いこなしてしまいます。その他の付属機器やアクセサリー類などは、フィルムキャメラの講習などで練習してきているので、それほど変わらぬデジタル機材でも取り扱えるように成長していますので、意外と速く作業が出来ています。
撮影助手育成塾の生徒たちは熱心であることと、プロの現場と隣り合わせの環境が、早い成長にもつながっているのでしょう。その成果は授業中の動きを見ていてもはっきりとわかります。既に実際の撮影現場で仕事をしたこともある塾生もいるので、プロ意識の芽生えが感じられ、他の仲間同士が良い影響になり、入塾当初の頼りなさが消えているところが嬉しい限りです。作業を見ているとまだまだ全てを任せられるほどにはなっていませんが、見習いとして現場で十分に成長しています。撮影助手育成塾は“撮影助手”を育成することを目的にしています。しかし、ここを卒塾していく塾生たちには、将来は立派なキャメラマンへと成長してくれることを願って教えています。撮影助手として仕事をする中で、キャメラマンに必要な事を学びながら成長していかなくてはなりません。現場でキャメラマンを見ながら成長するために、助手の仕事で精一杯になってはいられません。少しでも作業に余裕が持てるように、あとわずかとなった残りの授業もしっかりと学んでほしいです。

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