撮影助手育成塾便り.Vol.14-36

本日の授業は先週に引き続き、「機材講習・デジタルキャメラ機材」です。今週はARRI ALEXAというキャメラ機材を中心に行いました。先週もそうでしたが、比較的現代の若い人はデジタルキャメラへの順応が速く、設定メニューなどは早い段階で覚えてしまいます。日頃からデジタル機器に触れる機会が多い若者だからでしょうか、抵抗感なく使いこなしてしまいます。その他の付属機器やアクセサリー類などは、フィルムキャメラの講習などで練習してきているので、それほど変わらぬデジタル機材でも取り扱えるように成長していますので、意外と速く作業が出来ています。
撮影助手育成塾の生徒たちは熱心であることと、プロの現場と隣り合わせの環境が、早い成長にもつながっているのでしょう。その成果は授業中の動きを見ていてもはっきりとわかります。既に実際の撮影現場で仕事をしたこともある塾生もいるので、プロ意識の芽生えが感じられ、他の仲間同士が良い影響になり、入塾当初の頼りなさが消えているところが嬉しい限りです。作業を見ているとまだまだ全てを任せられるほどにはなっていませんが、見習いとして現場で十分に成長しています。撮影助手育成塾は“撮影助手”を育成することを目的にしています。しかし、ここを卒塾していく塾生たちには、将来は立派なキャメラマンへと成長してくれることを願って教えています。撮影助手として仕事をする中で、キャメラマンに必要な事を学びながら成長していかなくてはなりません。現場でキャメラマンを見ながら成長するために、助手の仕事で精一杯になってはいられません。少しでも作業に余裕が持てるように、あとわずかとなった残りの授業もしっかりと学んでほしいです。

