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撮影助手育成塾便り.Vol.14-43

『 機材講習:ARRI535 35ミリ フィルムキャメラ 』

14-43
 残りあとわずかとなってきた14期生の43回目の授業は久しぶりに35ミリキャメラの「機材講習」です。講習する機材は“ARRI 535”キャメラで、現在使用されている中では古いキャメラと言えますが、映画の撮影などでは多く使用されています。
ARRI 535キャメラは映画など同時録音撮影を目的に開発されたキャメラです。その静寂性は優れており、ARRI CAMが登場するまでは映画撮影の主流となっていました。特徴的なフィルムマガジンの形状は、フィルム装填性に優れており、万が一の事故の場合でも対応性に優れています。その反面、様々なアクセサリー類を装着した時の総重量があり、取り回しに難点があります。映画の撮影には欠かせなくなっているキャメラバランスシステムなどで使用するには、その重さがネックとなり、バランスシステムでの撮影時にはARRI 435などの軽いキャメラを他に準備するなどの対応が必要でした。キャメラの登場から年数が経過していることもあり、古さを感じてしまいますが、キャメラが持つ機能などは現在においても何ら問題はありません。
今回久しぶりにフィルムキャメラの取り扱いとなったわけですが、9月の撮影実習合宿までにしっかりとフィルムキャメラについて勉強した成果でしょうか、初めて取り扱うキャメラですが、流れに乗って作業が出来ているのはさすがでした。育成塾で学ぶ塾生は皆真剣に撮影助手を目指している者が多いせいか、呑み込みは早い様です。また、フィルム類の取り扱いも体で覚えてきた成果が見て取れました。
 フィルム撮影が主流であった時代、仕事で毎日のように取り扱っていたフィルムですが、デジタル撮影がほとんどの現在では、突然フィルムによる撮影の仕事が舞い込んでくるかもしれません。そんな時の為に体で作業を覚えておけば、きっと臆すことなく仕事が出来るでしょう。間もなく卒塾を迎えますが、しっかりと覚えられるよう何度も練習しましょう。

ナック イメージテクノロジー


14021月27日授業レポート   育成塾14期生 

 ナック様にて、ARRI 535Bを用いての機材実習を行いました。これまで触れてきたカメラと異なり、535はマガジンの左右で生・済フィルムがわかれた同心2室タイプで、蓋の付け外しなど手順は増えますが、フィルムを装填した後ループをカメラ本体側で長さ調整して、フィルム掛けを行えるところがとても便利だと思いました。しかし、教えて頂いたにも関わらず、フィルム蓋のロックを十分確認せずに落としてしまいました。取り返しのつかないミスですが、二度と同じことを起こさないように、一つ一つの確認を徹底したいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-42

『 露出計の使い方(株)セコニック&フィルム現像・プリント体験 』

14-42-00
 本日の授業は、映画に限らず映像を撮影する時に欠かせない露出を計測する機械、露出計と、今は見る事がなくなったスチール写真のフィルム現像、プリントの体験をしました。
 午前中は、露出計の製造メーカー、株式会社セコニックから技術者の方に来てもらい、露出計の仕組みと使い方を教わりました。今は誰もが簡単に綺麗な写真を撮影できる時代ですが、それはカメラの性能のおかげです。カメラに内蔵された露出計が、撮影する被写体の平均露出を計算して撮影してくれています。しかし機械ですので、移す被写体によっては適性を間違える事もあります。暗かったり、明るかったりした経験は誰でもあると思います。私たちプロはこの露出を計測して撮影を行っています。この露出計測の技術を習得すると、自分の考えた映像を作る事が出来ます。機械に任せれば簡単な事でも人間が行うには技術が必要です。しかし、未だに機械任せに出来ない露出の計測には訳があります。現場に出て仕事をする中で学んで行くと良いでしょう。
14-42-01
 午後からは午前中に学んだ露出計を使って実際に写真の撮影です。その後撮影したフィルムを現像しプリントまでを体験する授業です。
写真は貴重な思い出の一枚です。今は誰でも簡単に写真を撮れる時代になりましたが、一昔前はそれなりの知識が必要でした。「バカチョンカメラ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、誰でも簡単に写真が撮れる事で大人気になりました。それほど写真の一枚は思い出を振り返る大切なアイテムだったのです。その写真を自分で現像してプリントまで行うには更に一つ上の技術と専用の機械が必要なため、誰でも出来るものではありません。写真を趣味とする人か、仕事としている人以外に行う事はない作業ですが、一度覚えるとこの楽しさは忘れられません。印画紙に映像が映し出される瞬間は、実にワクワクする時間でした。なぜ育成塾でこのような授業をしているのか、それは自分で作る楽しさを学んでほしいからです。機械任せにしていると想像力は欠如して行きます。自分で写真を焼き付けまで行うためには、事前に計画を立てなくては良い作品に仕上がりません。一から自分で設計して仕上げて行く楽しさは、自分を向上させることとなり、自然に想像力を高めてくれるのです。育成塾では塾生に、将来良いキャメラマンになってほしいと思い、授業を進めています。一人ひとりを育てて行く、そんな塾でありたいです。

セコニック


1407o.jpg1月20日授業レポート   育成塾14期生 岡田 翔

 前半は露出計の講義でした。 今までモニターの波形表示でしか露出を測ったことがありませんでしたが、より厳密に光をコントロールするためには露出計が必要とのことでした。狙い通りの画を作るには経験が必要だと思いますが、これから意識して使っていこうと思います。 後半は露出計を使いつつ外で写真を撮り、現像してプリントするまでを体験しました。 自分でプリントまで行った写真にはやはり愛着が湧きます。 これはデジタルしか使っていない自分には新しい感覚でした。 アナログ的なアプローチは基本であり、制作には必須なことの様に感じました。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-41

『 キャメラマン講義:兼松 熈太郎 育成塾塾長・稲垣 涌三 撮影監督 』

14-41
 本年、撮影助手育成塾14期生の授業が本格的に始まります。残す授業はあと9回。これからの授業は今まで覚えてきた事に加え、将来を見据え、すぐ直面するような事ではないけれど、撮影部として覚えておいてほしい知識などを教えていきます。これから始まる撮影助手としての活動の中で、少しずつ学んでいけば良いでしょう。
 新年初めの今日の授業は、兼松 育成塾塾長に午前中お話をして頂きました。兼松塾長は、助手時代にセカンド撮影助手として参加した『秋津温泉』という作品を塾生たちに見せながら、撮影助手としてどのような作業をしたか、撮影中のエピソードなどを話してくれました。色々なシーンを見ながら、撮影助手としてどのように考え、どのように対応したのか、そんな話はこれから助手として活動を始める塾生にとっては大変ためになる話です。キャメラマン目線ではなく、助手目線での話は、塾生たちにきっと役立つでしょう。
稲垣涌三 撮影監督 午後の講義は、稲垣涌三 撮影監督です。稲垣氏は、日本映画撮影監督協会で現在事務局長を務めています。普段から撮影部に関しての様々な情報を協会内で聞いているため、現在の撮影部が置かれている現状を誰よりも把握しています。それを踏まえて、今回は塾生たちに様々なアドバイスや注意点を教えてくれました。撮影助手に必要な事は確かに現場で作業の出来る技術ですが、それよりも大切な事が沢山あり、それは社会人として誰もが身につけておかなくてはならない事。そのような事柄を稲垣氏は丁寧に教えて下さいました。
 撮影助手育成塾の卒塾生は、多くのキャメラマンから評価されています。他の場所を出ている人より良く出来ているとほめられる事が多いです。今回、兼松塾長と稲垣氏が教えて下さった事が、まさに評価されている部分で、塾に協力して頂いている協会員の方々も同じような事を教えて下さいます。恵まれた環境の中で勉強できる塾生たち、残す授業もしっかりと学んでほしいです。

撮影助手育成塾


1404i.jpg1月13日授業レポート   育成塾14期生 井上 滉貴

 本日はキャメラマン講義ということで、兼松塾長、稲垣さんに講義してもらいました。
兼松塾長の講義では映画を観ながら撮影助手時代に経験したことや撮影の技術をお話しして頂きました。鏡を使用したシーンではフォーカスを動かすタイミングなど1つのシーンだけでフォーカスマンとしての技術がたくさん詰まっていて自分も挑戦したい気持ちになりました。兼松塾長が撮影助手を経験した時代と自分たちの時代は、確実に必要となってくるスキルや技術が変わってくるので、あと数回の授業を無駄にすることなく学んでいきたいです。
稲垣さんの講義では今後の進路を考えるうえで大切なお話を聞くことができたので、今後、自分で考えて答えを導きたいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-40

『 JSC 日本映画撮影監督協会 新春パーティ 』

14-40-00
 新年あけましておめでとうございます。今年も撮影助手育成塾を、どうぞよろしくお願いいたします。
 2018年の育成塾の始まりは、JSC 日本映画撮影監督協会の新春パーティで始まります。新春パーティに先立って、2017年度の『JSC賞』『三浦賞』の授賞式が行われます。JSC賞・三浦賞に関しましては、JSCホームページでご説明しておりますのでご覧ください。今年のJSC賞を受賞されたのは今津 秀邦 撮影監督、受賞対象作品は『生きとし生けるもの』。三浦賞を受賞されたのはた向後 光徳 撮影監督、受賞対象作品は『ママ、ごはんまだ?』のお二人でした。
二つの賞とも、JSCに所属する撮影監督が審査をし、映像・作品を総合的にプロの目から観て決める、撮影監督としては大変名誉な賞です。特に三浦賞はその年に上映された映画の中で新人撮影監督送られる賞で、キャメラマンにとっての新人賞と言われています。今回の授賞式に参加した14期生たちも、将来この賞を取れるような撮影監督になってくれることを期待したいです。
 授賞式の終了後は、各界の方々が集まっての新春パーティです。育成塾では毎年塾生たちのお披露目として、授業の一環で参加しています。また、社会人となればこのような席にも出席することは多々あります。そのような場の雰囲気になれる事もこれから活動をするうえでは必要になってくるでしょう。
 いよいよ14期生にとって最後の年で、残りは9回のまとめの授業となって行きます。すでに撮影現場で活躍するものもいて、気持的にはいつ卒塾しても良いぐらいになっていることでしょう。実際、まだまだ未熟ではありますが、充分現場で活動できるほどの技術は身についています。これからは一歩一歩スキルアップを重ね、JSC賞・三浦賞に手の届くような撮影部になれるよう努力してほしいものです。

撮影助手育成塾


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動画:足柄の詩 翼が欲しい
3期生作品『足柄の詩 足柄の人々』
動画:足柄の詩 元気な郷 足柄の人々
4期生作品『足柄の詩 夢天翔ける』
動画:足柄の詩 夢天翔ける
6期生作品『足柄の詩 蒼いかぜ』
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