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撮影助手育成塾便り.Vol.14-47

『 器材講習 16ミリフィルムキャメラ:ARRI SRⅢ・416 』

14-47

 本日は撮影助手育成塾第14期生の最後の『機材講習』授業となりました。昨年の6月から始まった『機材講習』の授業、ARRI 3型 35ミリフィルムキャメラから始まり、フィルム・デジタルと様々な機材の講習を受けてきました。合わせて付属する機材なども練習し、自分たちでも上達したことを実感しているでしょう。
 今回最後の機材は16ミリフィルムキャメラです。16ミリフィルムと言うと35ミリキャメラの半分で、安価な機材と思われがちですが、技術の進歩により現在では多くの映画制作で使用されています。16ミリフィルムが醸し出す優しいトーンは、35ミリフィルムにはない独特な映像を作り出すことができ、多くのキャメラマンから支持されています。
今回練習したキャメラは、“ARRI SRⅢ”と“ARRI 416”キャメラの2台です。フィルム全盛期の頃はテレビドラマなども16ミリフィルムで撮影されていたため、今では想像できないほど多くの種類のキャメラがありましたが、現在ではほとんどこの2台のキャメラになりました。
35ミリキャメラもそうですが、16ミリキャメラにおいても現在は製造されていないため、今後新しいキャメラが出てくることは考えられないので、この2台のキャメラを覚えておけば、突然16ミリフィルム撮影の仕事が来ても大丈夫という訳です。
“SR”キャメラの歴史は古く、30年前には既に登場していました。現在の3型には性能的に衰えますが、基本設計は変わっていない名機と言えます。その後登場したのが“416”キャメラです。発売当時の要望に応えるよう、遠視機器が組み込まれ、様々な撮影が可能なキャメラです。ただ時代はまさにデジタルへと移行する時であったため、大きな活躍は記録されていない不運なキャメラの1台と言えるでしょう。
どのキャメラも16ミリフィルムを使った撮影では最高のパフォーマンスを発揮してくれる名機です。少ない16ミリフィルム撮影の影響で、しっかりと扱える撮影助手の不足が問題になっています。このままでは扱える撮影助手がさらに減ってしまうことは容易に想像できます。そうならないように、撮影助手育成塾では助手育成に向けて、今後もしっかりと教えていきたいと考えています。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-46

『 実習ラッシュ試写&キャメラマン講義:木村大作 撮影監督 』

14-46
 今日の授業は先週撮影したフィルムのラッシュ試写と、午後は木村 大作 撮影監督に講義をして頂きました。
 撮影助手育成塾では昔ながらのフィルムラッシュを見ます。「フィルムラッシュ」とは何だろうと思うかも知れませんが、デジタルの時代である現在は、フィルムで撮影した映像をデジタルデータに変えて見るのがほとんどで、ネガフィルムからポジフィルムへ焼き付けて上映するスタイルはほとんど見られなくなりました。その為、フィルムでのラッシュ試写はある意味贅沢な事なのです。
 先週のフィルムラッシュが終了した後、合宿で撮影したフィルムのラッシュ試写と、そのフィルムを編集し完成した作品の試写も行いました。9月にみんなで苦労した作品の完成試写、見る前にラッシュを観ていたこともあり、ポスプロ作業でどのように映像が変化しているかなど、多くの事を学べたことでしょう。
木村 大作 撮影監督 午後の授業は『キャメラマン講義』です。本日は、ご自身監督3作品目となる作品、『散り椿』が完成したばかりの、木村 大作 撮影監督に講師として来ていただきました。
映画 『剣岳 点の記』 で監督デビューした木村氏の3作品目となる『散り椿』が今年の9月28日に公開されます。木村氏は『散り椿』と『剣岳 点の記』のメイキング映像を見せ、『散り椿』撮影中の事を話してくれました。また、ご自身が撮影部となりキャメラマンになるまでのお話や、キャメラマンを目指す塾生たちに何が必要かなどアドバイスしてくれました。77歳というお歳を感じさせない木村氏、自らを撮影監督ではなく、「活動屋」と呼び、そのパワーは衰える事がありません。「映画が好き」「映画を作るのが何より楽しい」と話し、その情熱は絶える事がありません。塾生たちはそんな木村氏の話を聞いて、何かを感じ取ってくれた事と思います。

東京現像所


1404i.jpg2月17日授業レポート   育成塾14期生 井上 滉貴

 本日は撮影実習のラッシュ試写、木村大作撮影監督の講義ということで東京現像所にお世話になりました。 撮影実習のラッシュでは午前中にセカンドをしていたので、フォーカスがしっかりあっているかなど不安も多少はありましたが、ラッシュを試写した際に何事も問題なく画が映っていて良かったです。 また、増感がどのようにスクリーンに映るかを確認できたこともすごく良かったです。今回の増感はあまり粒子が出ていないということも視野に入れて、自分が撮影監督になった時にどのような画作りをするのかの参考にもなりました。
 午後の木村大作撮影監督の講義は緊張感があり、監督をしている人は存在感が違うなと思ったのが第一印象でした。講義はユーモアを織り交ぜながら進行して貰ったのでとても頭に入りやすかったです。また、ユーモアだけではなく、夢の在り方やどのようなことを一つ武器にするかなどこれからの糧になるような講義でした。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-45

『 スタジオ撮影実習 』

スタジオ撮影実習
 本日の撮影助手育成塾は14期生にとって最後の『撮影実習』授業でした。今回の実習はスタジオ撮影体験。今までの実習は屋外や室内でしたが、一から照明を作っていくスタジオでの撮影体験は初めてとなります。今回実習で使用したキャメラは、先週まで練習していたARRI 535 35ミリフィルムキャメラ、久しぶりにフィルムキャメラでの撮影で緊張気味の塾生たちは、一から照明を作っていくスタジオでの撮影という事の意味もあまり分からなかったことでしょう。
 さて14期生たちの様子ですが、さすがに1年間学んできた成果がはっきりと見られる動きをしていました。何が何だか分からないまま始まった9月の撮影実習合宿で無我夢中で動いていた塾生たちとは違い、余裕すら感じられる様子でしたが、それは撮影助手育成塾での撮影で、慣れ親しんだ講師陣との撮影からきていることは間違いありません。実際の現場に入っても同じように動いてくれることを期待したいものです。
 一年間学び、体験し、経験を積んできたことは今回はっきりと動きに表れています。繰り返し教えて来たことですが、一連の流れの作業は体で覚えて動けるようにする、そして違う部分で頭を使うことが出来るようになることを、実感していなくとも分かってきたことでしょう。撮影は同じ事を二度はしません。同じような撮影はあるでしょうが毎回違った判断を求められます。そんな判断を求められた時、いかに素早く判断し行動できるか。作業中でも頭で考える事が出来る様に、体と頭を別々に使えるようになれば一人前の撮影助手でしょう。それを身につけるには多くの経験が必要です。間もなく卒塾し現場に出て行くことになりますが、育成塾で覚えた事を土台に勉強を続け、立派な撮影助手になることを期待します。

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14022月10日授業レポート   育成塾14期生 

 千束スタジオにて、535Bフィルムカメラでの撮影実習でした。今回、前日の機材チェックから参加させて頂き、過去の実習も含め、良い振り返りの機会を頂いたと思います。ただ、本来なら一人で一時間程度でチェック可能な分量を、二人で三時間もかかってしまったので、本当にまだまだだと感じました。マガジン・レンズチェックに時間がかかりすぎてしまったため、作業の効率化、一人でできること、できないことの見極め、一緒に作業を行う人とのチームワークをもっと良くしたいと思いました。撮影当日、生フィルムを装填させて頂いたのですが、フィルムを扱う責任を感じ、とても緊張しました。きちんと撮れているか、ラッシュを観るまでどきどきしています。ここでも、フィルム装填からチャート撮影まで、準備にとても時間がかかってしまったことが反省点です。
 一方で、焦って急ごうとするとミスが出ますし、周りの方にも不安を感じさせてしまうため、大切な所、苦手なこと程丁寧すぎるほど丁寧に、その上でスピードアップできるよう効率化を目指そうと、改めて思いました。移動車使用時のBNCのさばき方について、教えて頂き、大変勉強になりました。もっとこうしておけば、と後悔は尽きませんが、出来なかった事は次回改善できるよう、しっかり振り返りを行いたいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.14-44

『 機材講習:ARRI535 35ミリ フィルムキャメラ 2回目』

44回目
 本日の撮影助手育成塾の授業は先週に引き続き、『ARRI 535 35ミリフィルムキャメラ機材講習』です。本日もARRI 535キャメラに加え、特殊レンズも体験講習しました。
 映像を作る上で様々な特殊機材を使います。今回授業で体験した機材も特殊効果を狙った撮影で使用されるのみで、撮影の現場ではほとんど見る事はありません。今回の授業では、その機材が生み出す特殊効果を体験し、自分ならどのような場合で使用するのか考えてもらいたかったのです。撮影助手になるために学んでいる塾生たちですが、将来はキャメラマンとして活躍することを目指しています。自分の望む映像を作り上げるにはどのようにしたらよいのか、絶えず考えることが出来るようにならなくてはいけません。塾生達にそんなイマジネーションを身につけてもらいたいという思いから、このような授業を行っています。一昔前は今日のように特殊な機材はありませんでした。イメージを形にするために撮影部が機材を手作りしたものです。その制作過程で失敗を繰り返しながら皆、成長してきました。便利な機材が何でもある現在では、考える事を停止してしまいがちです。そのようにならないためにも、普段からイマジネーションを育てていきましょう。
 14期生たちは昨年の4月に入塾し、既に機材の取り扱いはある程度出来るようになっています。535キャメラは先週が初めての授業でしたが、機材の形状などを見ればある程度の使用方法は分かるぐらいにまで成長しています。気づかないうちに、多くの事が身についてきているのです。入塾したての頃は何も手に取ることが出来なかったでしょうが、今は初めての機材でも何とか取り扱ってしまうのですから、機材に慣れ親しむという事がどんなに大事か分かると思います。
今回の授業で使用した『特殊機材』の数は限られており、貴重な機材です。そのような機材を練習できるのはこの撮影助手育成塾だからこそ出来る環境と言えるでしょう。その中で経験を積んできた14期生たちも間もなく卒塾です。現場に出てもっと多くの経験を積み、キャメラマンとなるための成長を続けていくよう頑張ってほしいです。

三和映材社


1404i.jpg2月 3日授業レポート   育成塾14期生 井上 滉貴

 本日は機材講習ということで三和さんでの最後の授業を受けました。今回は特殊な機材を触らせてもらい、見たこともないものだったので扱う際はすごく丁寧に行いました。
 またその機材を使ってどのような画が撮れるのか想像しながらファインダーを覗くことはカメラマンになった際に必要な力になってくるので、そのようなことを助手時代にたくさん考えながら仕事をこなしていきたいです。
 来週は最後の撮影実習なので14期みんなで力を合わせて良い作品を作りたいと思います。

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