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撮影助手育成塾便り.Vol.06

『 キャメラマン講義:橋本 桂二・柳島 克己 撮影監督 』

橋本桂二 撮影監督  本日の授業はキャメラマン講義です。午前中に講義をして頂いたのは『ICHI』『 あしたのジョー』などの劇場用映画を撮影された、橋本 桂二 撮影監督です。
 橋本氏は、劇場用映画・テレビドラマ・TVCMなどジャンルを選ぶことなく様々な作品を手掛けています。また、私生活においてもパラグライダー、スキューバダイビングなど様々な事に取り組み、その経験を撮影に生かしていくなど、積極的な制作活動をしています。塾生たちに、「映画にこだわることなく、様々な経験をした方が良い」と教えていました。映像制作において経験はとても貴重なものです。撮影助手の時に、いかに多くの現場で様々な撮影を経験してくるかで、キャメラマンになった時に大きく変わってきます。橋本氏は、将来に生かすためにも仕事を選ぶことなく経験を積んでいくようにと塾生たちに教え、そして様々なジャンルの人たちと知り合い何かを吸収していく事の大切さを教えてくれました。
柳島 克己 撮影監督 午後の講師は北野 武 監督映画を撮影されている、柳島 克己 撮影監督です。独特な撮影方法で知られる柳島氏。その映像は北野監督の作品を観れば世界観がお分かりになることでしょう。今回の授業で塾生たちもその部分に興味を持って授業に臨んだと思います。柳島氏は「撮影監督は基本的に監督の望む映像を撮影するもの」と教えてくれました。監督が望む映像と言っても、監督がどの様な映像を思い絵描いているかなど簡単に分かるものではありません。監督の事を知り、この人ならこんな映像を望んでいるのではないかと考えられるようになるには、多くの人との出会いがあってこそできるものです。柳島氏も橋本氏と同じように、多くの人から様々な事を学ばせてもらう、そのために撮影助手時代は多くの現場で、多くの人と仕事をしていく事の大切さを教えてくれました。また、同時に撮影を楽しむことも、とても大事であることを教えてくれました。仕事を楽しむことは良い発想につながると昔から言われてきた事です。塾生たちも早く現場を楽しめるような撮影助手に成長してほしいです。

撮影助手育成塾


15-07-00.jpg5月26日授業レポート   育成塾15期生 モリ ヨウヘイ

キャメラマン講義 橋本桂二撮影監督・柳島克己撮影監督
橋本桂二撮影監督の講義の中でフォーカスプラーの話が印象的だった。現在のグレーディングの技術でも色や明るさは変えられるが、フォーカスまでは変えることができない。上手なフォーカスプラーだとその仕事だけで食べていけるほど重要なポジションだと教わった。また、助手時代に機材を覚えておく、データ(フォーカスの距離、三脚の高さ、ティルト角など)をとる癖をつけておくなど、これからの自分たちに必要なことに関しても詳しく教えて頂いた。
柳島克己撮影監督の講義では、まず塾生たちの質問に丁寧かつ面白く答えて頂き、ご自身の撮影現場での写真などを見ながら楽しく現場のお話しをして頂いた。
また、柳島さんが仰っていた撮影助手に必要なこと「体調を整える」体調が悪いとミスをするし、また様々なことがストレスとなり、ミスをする。そういった悪循環に陥ってしまう。
体調を整えることは単純なことだが、とても難しい。仕事が続いたり過酷だったりした時には、どうしても体調を崩しやすい。しかし今第一線で活躍している方々はそれを実践してきている。自分も意識して体調を整えることから実践していきたい。

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撮影助手育成塾便り.Vol.05

『 映画用フィルムの話:コダック合同会社 』

映画用フィルムの話
 今週の撮影助手育成塾は「映画撮影用フィルム」の話です。講義を行ってくれたのは、現在唯一映画撮影用フィルムを製造販売している、コダック合同会社の方です。
 映像の歴史は1824年までさかのぼります。世界初と言われている写真は、フランスのニセフォール・ニエプスが開発したヘリオグラフィというものですが、防腐剤に使われていたアスファルトと感光材を使用しており、写真と言うよりも版画といったものでした。
写真が実用化されたのは1839年、フランスのダゲールが銅板に銀メッキを塗ったものが始まりと言われていますが、やはり現在のフィルムとはかけ離れています。1885年、発明家で実業家でもあったジョージ・イーストマンとトーマス・エジゾンが開発したロールフィルムが原型と言われています。ちなみに、開発者のジョージ・イーストマンは今回お世話になっている、コダック合同会社の創設者でもあります。その後、1889年、コダックはセルロイドを使ったフィルムを開発し、これが現在のフィルムの原型と呼ばれ、35ミリの規格もこの時生まれました。
 このように長い歴史を持つフィルムですが、現在の映画はデジタルによる撮影が主流となっています。しかしフィルムの持つ映像表現はデジタルにはない質感で、今でも映像制作者に愛されています。今日の授業はそんなフィルムの持つ魅力を学ぶとともに、フィルムの仕組みや、撮影助手として必ず知っておかなくてはならない取り扱い方などを中心に教えてもらいました。
フィルムを知ることは映像制作をするうえで大きく役に立ちます。それはデジタル技術がフィルムに追いつこうとして開発されてきた事でも分かるように、その基本はデジタルでも生かされているのです。撮影助手育成塾はフィルムを基本に教えています。それはフィルムの魅力を後世に伝えていくことが、デジタルの時代になった今こそ必要だと考えているからです。

Color-Kodakmotionpicture-film.jpg


15期生5月19日授業レポート   育成塾15期生 モリ マユコ

 今回の講義では、コダック合同会社へお邪魔して、映画撮影用フィルムについてのお話を聞きました。撮影用のフィルムがどのような仕組みで写したものの色を表現しているのかを知ることはフィルムを使って映像表現をしたいと思った時に知識として必須の要素であると思います。専門的な話になるほど難しく感じてしまいますが、求める色合いや質感の表現の為にどんな工夫が出来るのかという点で今回の講義が大きな入り口になりました。
 色温度の調整にフィルターを用いたり、フォーマットの違いで表現を変えてみたり、「フィルムを使った撮影」と一言で言ってもその中に様々な要素があり、各フィルムの特性を知って正しく扱わなければ無駄になってしまう緊張感を感じました。
 何か問題が起きた時に原因を考え、再発しないようにどうするか、ということもグループワークを通して考えることができ、それも貴重な体験でした。また、コダックのフィルムの管理体制のきめ細やかさにも驚き、それほど細かく遡って問題追及できるというのは、失敗が許されないフィルムならではの仕組みだと思いました。
 講義の最後に、コダックのフィルムが使われている映像作品を見せて頂きましたが、予算が限られる中でも映画製作よりはCMの方がフィルムを使いやすく、他との差別化が図れるというのは納得がいきました。スチールのフォトグラファーが撮影している作品も多くあり、その点も興味深いと思いました。

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撮影助手育成塾便り.Vol.04

『 撮影助手の仕事 』

15-04
  撮影助手育成塾15期生、始まったばかりですが春の連休で1週休みを入れての再開です。休み明けの授業は「撮影助手の仕事」です。
 撮影助手の仕事とはどのような仕事なのか、宝性 良成 撮影監督が分かりやすく教えてくれる授業です。新人でも、ある程度経験を積んだ撮影助手でも、仕事で収入を得ればプロの撮影部です。自分の仕事をしっかりとこなすことは当たり前のことです。「新人だからまだできないよ」などと甘えてはいられません。とは言え、何も知らない世界です。初めての経験にアタフタすることは間違いないでしょう。今日はこれから入って行く世界はどんなところかを聞き、事前に心構えをしてくれればと、様々な経験をもとに教えてもらいます。
映画や映像制作の現場は撮影部だけではないことはご存じだと思います。映像制作現場は正直、一風変わった仕事場であることは間違いありません。一言に撮影現場と言っても、スタッフによって雰囲気も違ってきます。特に現場での長である監督によって大きく変わることがあるのですが、基本的にやっていることは同じと言えましょう。要するに、この世界ではチームの流れに合わせて臨機応変に仕事が出来るか求められるのです。新人が好き嫌いを言えるほど現場は甘くはなく、現場はメインスタッフのもとで進行していきます。撮影部以外のスタッフがどのような役割をし、どのような作業をするのかをしっかりと見て、必要に応じて各パートのスタッフと連携を取りつつ作業しなくてはならないため、それぞれのスタッフの役割はしっかりと勉強していかなくてはなりません。撮影助手育成塾で学んでいる以上、どうしても撮影の技術を学ぶことがメインになります。しかし、プロである以上他のスタッフとの連携は必要不可欠です。自分なりに勉強していく事を心掛けてほしいです。

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15-055月12日授業レポート   育成塾15期生 ナカムタ ユウキ

 今回は宝性良成撮影監督の撮影助手の仕事についての講義でした。宝性さんは、撮影助手として何が求められるのか、助手として働くためにどのような知識を得ていなければならないかを資料も交え具体的に教えてくださいました。撮影部の役割と分担、他のパートとの関係性、撮影助手として求められることなど、撮影部として働くことを多角的に知ることが出来ました。撮影助手の仕事は、体力、自分の頭での思考、常識的な知識、手先の器用さなど様々な要素が求められることを教わりました。撮影助手として求められる人材になるために、現在の自分の特性を見極め、苦手なところは補って勉強する必要性を感じました。
 撮影助手の責任についても、知ることが出来ました。現場では高価な機材やデリケートなフィルムを扱う為、失敗一つで撮影がストップしたり、撮影されたフィルムが感光して使えなくなったりと、取り返しのつかないことになるということです。また、現場で芝居の長さに応じてどのタイミングでフィルムをチェンジするか考えたり、現場リズムを乱さないようにスイッチングをしたりと、撮影現場全体の進行に関わる仕事だと改めて痛感しました。
 そして、午前中の最後に実際にキャメラにフィルムを装填し、撮影がどのように行われるかを教えてくださいました。シャッターが回転する様子を目にしたことで、フィルムが露光される工程を知ることが出来ました。内部や装填する様子を見たことでフィルム撮影がいかにデリケートなもので、それを扱うことがどれだけ責任を伴うのかを感じました。
 今回の宝性さんのお話で、自分の現状と自分たちがこれから直面する実習や合宿、卒塾後のことを繋げて考えることが出来ました。自分が撮影助手としての仕事をこなすためには何が必要なのか考え、そして安全面や上手く作業が運ぶ方法について日常から意識して生活していこうと思います。

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