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撮影助手育成塾便り.Vol.19

『 撮影実習 』

15-19

 本日は撮影実習合宿前の最後の授業、「撮影実習」です。これまで練習してきた成果を試す機会です。実際の撮影現場のようにキャメラマンから出される指示に応じてキャメラをセッティングしていきます。今までの練習である程度自信をつけて来たようですが、いざ撮影となるとまったく勝手が違う事に気が付いたみたいです。実際の現場では、撮影する内容に応じてキャメラのセッティングが変わります。被写体に合わせてキャメラがどのような動きをするか、そのことを考えて三脚のポジションは変わり、撮影するキャメラマンの動きに合わせて自分が位置するポジションも変わるなど、様々な状況を考えて作業をしなくてはなりません。一旦キャメラを置いてから動きに合わせて置き直す事は簡単なことですが、実際の撮影助手はキャメラを置く時点ですべての事を理解し、置くポジションを瞬時決めてセッティングします。今まで何も考えずに練習してきた時とは大きく違い、撮影する内容までも考えての作業、初めての彼らには出来るはずもない事です。
 今日の撮影実習の意味は、この事を身に染みて分かって欲しいという事が目的の一つです。35ミリフィルムのキャメラを取り扱うこと自体が難しい作業です。それをプロとして安全に取り扱うことはさらに難しい事です。これまで続けて行ってきた練習で、塾生たちはある程度プロに近づけたと思っています。しかし、今日の授業でプロとしての作業はまだまだ覚えなくてはならない事がたくさんあると分かったでしょう。
 このように映像を撮影するキャメラマンをいかにアシストして行けば良いのか、これからどんどん学んでいかなくてはいけません。この事をしっかりと覚えてこそ、自分がキャメラマンとなった時に生きてきます。撮影助手の時代は、未来の自分のためにあることをしっかりと分かってくれると良いです。
 さて来週はいよいよ撮影実習合宿です。実際にシナリオに沿って作品を作って行きます。合宿はプロのキャメラマン、照明技師、特殊機材オペレーターが講師として来ます。塾生はそれぞれの講師の下で指示に従い助手の仕事を経験していきます。プロの講師陣が出す指示をどこまで理解し行動するか、今から期待しています。

ナック イメージテクノロジー


1508.jpg8月25日授業レポート   育成塾15期生 シミズ ユカ

 今日は入塾して以来、初めての撮影実習を行いました。合宿前最後の実践となり、これまでの成果が現れるので緊張感と楽しみな気分が半々でした。
 撮影に入る前にまず、大事な機材のチェックを行いました。実際に行うやり方を教わり、ケースを並べて何がどこに入っているのか、足りない機材、アクセサリーは無いか、電気系統に問題は無いか全て確認し、各種機材のネジの具合や動き方もチェックしました。それからキャメラをセッティングし、各レンズのチェックも行いました。ズレが生じていた場合にはフォーカスの数字を書き直すか、ズレが大きい場合には交換してもらう等の対応が必要になってくる為、一つ一つ入念に行う必要があると教えていただきました。
 機材のチェックだけで午前中の授業が終わる程時間が掛かりましたが、実際の現場ではもっと機材の数も種類も多いと思います。事前準備をしっかり行わないと絶対に不備が発生し、大きな事故に繋がってしまう可能性があるので、何か不具合や異変を感じたらすぐに報告するようにしていきます。
 その後、合宿の班ごとに撮影部とそれ以外(演出部・役者)に分かれ、交互に役割分担をする事になりました。私は最初にセカンドポジションを担当しました。宮原キャメラマンの「こういう画を撮りたい」との意向に沿い、三脚はどれを使うか、レンズは何㎜を使いたいのか指示を仰ぎ、サード・フォースと共にキャメラのセッティングを分担して行いました。フォーカス送りは前回よりかは上手くできたので、フィートの距離感を身につけられるように練習するのと、もう少し慌てないように落ち着いて行動できるようにしていきたいです。
 今回の授業を通して、各ポジションに必要な動きとキャメラマンが求めている事をすぐに実行できるか、如何にサポートできるかが助手にとって重要であることを教えてもらいました。合宿まで日がありませんが、それまでにもうひとつ成長できるように準備していきたいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.18

『 特殊機材講習:株式会社 NKL 』

15-18

 本日の撮影助手育成塾は特殊機材講習の授業です。特殊機材の取り扱いをする、株式会社 NKLにお邪魔して、技術オペレーターの方々から直接指導をして頂きました。
 特殊機材とは映像を撮影するのに欠かせないもので、代表的な「キャメラクレーン」「移動車」と呼ばれる機材、その他にも特殊な映像を作るために様々な機材があります。
私たちキャメラマンが、思い描いた映像を作るために欠かせない特殊機材ですが、機材だけあれば映像が撮影できるわけではありません。これらの特殊機材をオペレートしてくれる技術者がいてこそ完成するのです。
今日の授業はこれら特殊機材を使用する上での作業方法や注意点を学びました。特殊な機材だけに、その操作には、一つ間違えれば大きな怪我や事故につながる危険な作業もあります。撮影部はそれらのことも知っておく必要があり、事故を起こさない作業が出来る様にしておかなくてはいけません。
今はオペレーターが機材とともに現場に来て、キャメラマンと共に撮影を行っていますが、一昔前は特殊機材のオペレートも撮影助手の仕事でした。機材の準備をすると共に、キャメラマンとしてどのような映像効果を作れるのかを学んだものです。そういった意味で、特機部は撮影部と同じものだと言えるでしょう。
9月の合宿では特機部も講師として来てもらう予定で、実際に塾生たちには特殊機材の班を設けて撮影を行います。今日の授業で覚えた事を発揮してほしいです。

nkl


15-38月18日授業レポート   育成塾15期生 シマズ コウヘイ

 今日はNKLさんで特殊機材の講習でした。 特機部の方からレールの敷き方やドリーやクレーン、ジブなどの取り扱いを学ぶのはとても刺激的でした。これまでの授業では三脚に固定して作業することがほとんどで、カメラを動かしながら、というのは今回が初めてでした。実際に映画を見ているとカメラを動かしているショットが目を引きますが、自分たちがそれを形作る機材を扱ってみるとこれまで以上に映像に対する想像力が掻き立てられるような感じがしました。こんな映像を作りたいからこの機材を使う、みたいな“芸術のための技術”を知ることは、現場で助手として働くときはもちろん、キャメラマンとして働くときにも大変重要になるな、と思いました。ただ気を抜くと大きなけがを負いそうな危険な面を伴うことも体感できたので、慎重にしっかり勉強していきたいです。合宿、楽しみです。

文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

撮影助手育成塾便り.Vol.17

『 機材講習:ARRI435 35㎜キャメラ 5回目 』

15-17

 暑い夏が終わりを見せることなく続いていますが、撮影助手育成塾15期生の特訓も合宿に向けて続いています。
 本日も先週に引き続き『機材講習』の授業です。ARRI435キャメラにもだいぶ慣れてきているのがはっきりと分かるぐらいに成長している15期生達ですが、授業もここまで進んでくるとプロの細かな動作も要求されてくるため、指導する講師からも厳しい言葉が次々と飛んできます。
実際に、15期生たちは成長しました。しかし回を重ねるに連れ少しずつ講師から出される要求もステップアップしてくるため、自身の成長を感じることなく、戸惑いの方を強く感じてしまう時期に来ているのでしょう。以前にも書きましたが、キャメラの取り扱いだけならそれほど多くの時間はかかりません。取り扱いに信頼性を加えるとなると、一気に動きがぎこちなくなってしまうのです。
 撮影部は作品を作る上で最も重要な映像を取り扱うパートで、失敗は許されません。それでは撮影部の作業の中でどのような失敗が考えられるのか。それは沢山ありますが、何と言っても機材を壊さないための作業でしょう。撮影中に機材が壊れる事は大問題です。映画の製作には多くの人が絡んでおり、細かなタイムスケジュールに沿って進行していきます。機材が壊れる事は現場の進行がストップしてしまうことになり、制作者サイドにとって時間の浪費や無駄な出費が発生し、大きな痛手となります。撮影助手は事故が起こらないよう何重にも確認をしながら作業を行います。このような安全のためのプロの要求が授業の中でも増えてくると、塾生の現在の状況では先に覚えて来た手順を忘れてしまいます。今はまだ難しいかも知れませんが、もう一度初めに教わった事を思い出しながら、そこに新たな技術を付け加えて行く、そんな気持ちで頑張っていければ、成長するでしょう。

三和映材社


1505.jpg8月11日授業レポート   育成塾15期生 サイトウ ナオ

 先週は合宿前の最後のARRI435機材講習でした。これ以降は特機講習や実習が始まってしまい、キャメラをしっくり触ることの出来る最後のチャンスでした。今まで習ってきたことを思い出しながら触ってみると、初めの頃のフィルムキャメラのフの字も知らなかった頃と比べるとキャメラのどこを触ればいいのかは分かるようにはなりました。しかし、これがまた実際の現場の流れの中でこなせるとは全く思いません。今まで言われたことをよく復習していきたいと思います。



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撮影助手育成塾便り.Vol.16

『 機材講習:ARRI435 35㎜キャメラ 4回目 』

15-16

 本日の撮影助手育成塾。9月に迫った撮影実習合宿に向けての「機材講習」授業も終盤となり、合宿で使用するARRI435キャメラの特訓と、合宿で塾生たちが担当するセカンドポジションの練習を行いました。撮影部でセカンドポジションの仕事と言えば、作品の出来に大きく関係してくるフォーカスマンの仕事です。映画は動画と言うように動いている映像です。キャメラのレンズのピントを合わせる必要が出てきます。映画撮影部ではその仕事をセカンドポジションの助手が行っていて、昔から最も重要なポジションとされてきました。海外ではフォーカスプラと呼ばれ、この仕事を専門職として活動している人もいるくらいに大切なポジションなのです。動いている被写体にピントを合わせ続ける技術は並大抵のことでは身につきません。長い時間の経験と練習によって身につくと言って良いでしょう。
撮影助手育成塾の合宿では、このポジションを塾生たちに任せています。本日の授業で初めてフォーカス送りを体験した塾生たちも、その難しさに驚いたことでしょう。なぜフォーカスが大切な仕事なのか。それは一度ぼかしてしまったピントは、後から修正することが出来ないからです。フォーカスマンはファインダーを覗かずに目測だけで被写体とキャメラの距離を計測し送り続ける、そんな技術を身につけなくてはならないのです。
撮影助手育成塾の授業では現場の即戦力を目指して授業を行っています。フォーカスマンの仕事は正直、現時点での塾生では早いポジションではありますが、知っていれば現場での学び方も変わりますし、何よりも自身でも知らないうちに成長が進んでいることが分かるでしょう。
撮影部になるためには技術ももちろん必要ですが、仕事の中で何を勉強しながら作業をしていくことが良いのか、それを知ることがキャメラマンへの近道になるでしょう。
他では学べない事ばかりの撮影助手育成塾。まじめで真剣な塾生たちばかりなので成長も早く、将来を期待させてくれる、そんな15期生達です。

ナック イメージテクノロジー


15-11-1.jpg8月 4日授業レポート   育成塾15期生 オノダ コウタ

 今回の講義はARRI435の講義。午前中はピント送りの練習。午後は傾斜がある場所での三脚の立て方とカメラのセッティングをし、その後、ピント送りの練習をしたりマガジンにフィルムを詰める練習をしたりした。
 いつもと違った事は合宿の時の班分けをした事だ。そのため、今回は班ごとでの講義となった。合宿が刻一刻と近づいてるのだなと感じた。
 ピント送りの練習をしてみて想像以上に難しかった。レンズに書かれた距離と被写体の距離を常に保ちフォーカスを送るのだが、その感覚がまだ掴めていない気がする。レンズに表記されているのはフィートでの距離なのでフィートでの距離感とフォーカスを送る感覚を確実に掴み、セカンドになった時にも通用するように努力したい。

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