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撮影助手育成塾便り.Vol.27

『 機材講習:ARRICAM ST・LT 35㎜フィルムキャメラ 』

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 本日の授業は合宿以来久しぶりの「機材講習」です。今回練習したキャメラは、ARRI CAM ST・LTの2台の35ミリキャメラです。今まで練習してきたキャメラARRI435とは違った用途のキャメラで、ハイスピードを目的としたARRI435と違い、同時録音撮影を目的としたキャメラです。ARRI435キャメラは、低速撮影から高速撮影まで幅広い撮影を可能にしているのに対し、ARRICAMは高速撮影ができない代わりに、同時録音撮影を目的として作られており、撮影時のモーター音からフィルム走行音まで消音設計によりほぼ認識できないほどに作られています。映画のように、役者のセリフを撮影と同時に録音する現場では、大きな威力を発揮します。現在フィルム撮影の現場では主力として使われており、この機材を学ぶことは、これから撮影部として活動していく上で大きなメリットとなるでしょう。
 今回の新しいキャメラを練習するのは、合宿で感じた事を復習する意味もあります。キャメラが違っても、作業はほぼ同じ流れで行うと言っても良いでしょう。違うのはキャメラの取り扱いや注意点などそのキャメラが持つ特性のみで、基本的な取り扱いは、ARRI435キャメラと変わることはありません。言い換えれば、フィルムをキャメラに装填するなどの基本的な流れは、435だろうがARRICAMであろうが同じなのです。その証拠に、合宿の余韻がまだ残る塾生たちは、初めてのキャメラであるST・LTも、すぐに組み上げてしまうほど成長していました。ある程度の事は身体で反応でき、ずいぶん上手くなってきています。この感覚を忘れることなく頑張ってくれると嬉しいです。フィルム技術を持った撮影助手は年々減少していく中で、一人でも多くの若者が、フィルム技術を学び、立派な撮影助手になって欲しいです。

ナック イメージテクノロジー


1513_20181008104058edf.jpg9月29日授業レポート   育成塾15期生 ヤマグチ ユウキ

 今回はナック様にて、ARRICAMの機材講習を行いました。現在フィルム撮影の中でも最も実用されているということもあり、気を引き締めて臨みました。
 ARRICAMは新しい機材ということもあり、電動で動く部分が多く、より簡単な構造になっておりました。基本的な使い方に関しましては、覚えましたが、重さとして、今までよりも重いということが1つの課題となりました。
 また、初めて1000ftマガジンを扱うということもあり、より一層重くなっていまして、ズームレンズを取り付けた状態で、持ち上げるということを行いましたが、単純な力で行うのではなく、身体を上手く使う技術が必要になってきました。フィルムを扱うことの恐れは減りましたが、まだ集中力が足りていないところもありましたので、次回のARRICAM講習がフィルムを扱う講習の最後になりますので、気を引き締めて臨みたいと思います。
 新しいこともありますが、今までの積み重ねで出来ないことではないので、着実に行っていきたいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.26

『 キャメラマン講義:藤石 修・芦澤 明子 撮影監督 』

藤石 修 撮影監督 本日の授業は久しぶりの「キャメラマン講義」です。キャメラ機材の練習、そして撮影実習と、技術的な授業が続きましたが、今の塾生たちにとって一番必要な事は、先輩たちの言葉を聞くことだと思います。撮影実習合宿が終わり、未熟ながらもそれなりに成長してくれましたが、撮影助手としてはまだまだお金をもらえる仕事ができるレベルとは言えません。実際の仕事の中で、本当の成長が始まるでしょう。そのためには多くのキャメラマンからいろいろな話を聞いて、自分の目指す道を見つけることが大切です。
 本日の午前中の講師は、『踊る大捜査線 THE MOVIE』 『岳 –ガク-』 などのヒット作品を手掛けてきた、藤石 修 撮影監督です。撮影部に限らず、この世の中は様々な企画であふれています。例えば、今のテレビサイズは16:9という規格で作られています。画面サイズにすると1280×720となりますが、一昔前は4:3という規格で、画面サイズにすると640×480になります。このように様々な物が統一規格で作られており、映画の世界でもいろいろな規格サイズがありますが、意外と覚えるのに苦労します。藤石氏は、様々な決まり事を一定の法則で覚えやすく、なおかつ分かりやすい方法を塾生たちに伝え、一つの事にとらわれず、自分なりに分かりやすい方法を見つけて活かしていく事の大切さを教えてくれました。まだ始まったばかりの塾生たちには、教わったことが唯一の事と考えがちですが、大切なことはそのことを理解し、考えることにあります。「なぜそうなのか?」それを理解すれば、自然と自分なりの考えが生まれます。そして、考えることができれば発展していく事が出来るようになり、将来キャメラマンとして映像を創る事へつながっていくでしょう。そんな心構えを教えてくれたように思えます。
芦澤明子 撮影監督 午後の講師は、『わが母の記』 『岸辺の旅』 などを撮影された、芦澤 明子 撮影監督です。数々の賞を受賞された芦澤氏。その原点は自分へのこだわりではないでしょうか。時に8ミリフィルムを使っての作品。デジタルではタブーとも言える領域での撮影など、様々な事に挑戦してきた方です。挑戦と言っては失礼かも知れませんが、常識にとらわれることなく、自分が綺麗だと感じる気持ちに忠実であったが故の作品作りにこだわってきました。失礼と言ったのは、芦澤氏の中ではちゃんと計算した上での撮影で、それを得るための勉強やテストを行った上でのことという意味です。 藤石氏と同様に、様々な事を知った上で、自分なりの考えを映像という形に変えてきた、その事を塾生たちにも分かって欲しい、また、自分にとって、見ている人にとって何が最善な事なのかを常に考えられる撮影部になって欲しいと、塾生たちに教えたかったように思います。

撮影助手育成塾


1509.jpg9月22日授業レポート   育成塾15期生 ナカムタ ユウキ

 今回は、久々の撮影監督講義でした。合宿が終わり、現場解禁になり、撮影助手になるのがより現実的になった今、撮影監督講義の内容もかわるのかなぁと期待してしまいました。
 午前中は、『踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ』 等の藤石修さんでした。藤石さんは、ファインダーをのぞかずとも画角を知ることが出来る能力をつける方法、法則のようなものを教えてくださいました。これは、現場のスタッフで、出来る人がいるとうわさに聞いた憧れの能力だったので、藤石さんが教えてくださったときはとても嬉しかったです。自分の仕事だけでなく他の部署とのコミュニケーションにも使えるということで、自分の現場で働く様をシュミレーションしながら、他のことともリンクさせて自分なりに応用させていこうと思います。
 午後は、黒沢清監督の作品で知られる芦澤明子さんでした。芦澤さんは、デジタル時代での映像表現について、画質が良くなることと美しい映像は異なるということを教えて下さいました。8mm映像をデジタルで仕上げたり、ラットを組んでフィルムでは作れないような映像を作られたり、芦澤さんの映像表現のお話を通してデジタル表現を模索することについて考えました。芦澤さんは、自分たちが下積みをするときに必要なことと、この映像の模索を繋げて教えてくださいました。縦や横のつながりを大切にしながら、美的感覚を伸ばしていこうと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.25

『 撮影実習合宿フィルム試写&フィルム現像とは:㈱東京現像所 講義 』

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 本日は調布市にある、東京現像所の試写室をお借りして、合宿で撮影したラッシュフィルムのラッシュ試写を行いました。
 取りあえずフィルムは大きな問題もなく仕上がっていました。ラッシュを見た塾生たちは自分が担当したシーンを食い入るように見て、問題のなかった事に胸をなでおろしたでしょう。フィルムでの撮影は現像が終わるまでどのようになっているのか分かりません。その部分がフィルムに携わる助手に求められる技術でしょう。撮影中に問題の分かるデジタル撮影では、すぐにモニターでチェックできますが、フィルムでは今回のように現像というプロセスがあり、撮影助手に求められる技術は重要です。失敗が許されない一発勝負では、とにかく慎重に作業を進めたくなりますが、遅い仕事は撮影全般に支障が出てしまいます。フィルムの撮影助手には、安全・安心・確実に加え、速さも求められる厳しい仕事です。それを肌に感じながら行ってきた合宿での映像を見て、皆どのように感じたでしょうか、次週の感想文が楽しみです。
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 本日午後からは、今回お世話になった、株式会社 東京現像所の技術者の方から、フィルム現像についての講義を行っていただきました。動画撮影用フィルムの現像を現在日本で行っているのは大阪にある、イマジカウエストと東京現像所の2社になります。撮影部にとって大切なフィルム現像について学べる場所としてはここだけになるでしょう。
 撮影助手にとって現像のプロセスを知っておくことは不可欠です。なぜなら撮影したフィルムがそのまま映画映像になるわけではないからです。撮影後に行われる作業によって最終的に仕上げていく上で、とても大切です。フィルムは化学変化で映像が出来上がっていきます。その作業は緻密な管理のもと行われています。作業の工程で設定を変えると様々な効果を生み出し、味わいのある映像を生み出していきます。今もフィルム映像が世界で愛されている理由がそこにあります。そんな大切な映像技術を今回教えて頂いたわけですが、デジタル全盛のこの時代では、なかなか実際の現場で経験することが少なくなってきています。塾生たちには、未来に日本映画の良さを残すためにも、今日学んだことを忘れずに、これからも勉強に励んでほしいです。

東京現像所


1505.jpg9月15日授業レポート   育成塾15期生 サイトウ ナオ

 合宿が終わり初めての塾、調布にある東京現像所にてラッシュ試写と東京現像所の見学やポストプロダクションについてのお話しをいただきました。
 ラッシュを見る際にこんなにも緊張するものだとは思いませんでした。現場は嵐のように時間が過ぎていき、後から顧みるとフィルムをきちんと取り扱うことができていただろうかととても心配でした。しかし、すべてのシーンをきちんと見ることができたので安心したとともに、こんなカットを撮っていたのかと初めて絵を見てわかりました。現場を思い出しながら見ることができました。
 午後は東京現像所の見学やポストプロダクションについてのお話しでした。 撮影したフィルムをとても丁寧に取り扱っていただいていました。
 今回はフィルムの良さを再確認することができました。 またそれと同時にフィルム撮影が少なくなっているもの悲しさも感じました。

文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

撮影助手育成塾便り.Vol.24

『 信州撮影実習合宿:4日目 』

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1506.jpg撮影合宿レポート    育成塾15期生 シマズ コウヘイ

4日目は昼過ぎに北八ヶ岳の広大な景色とロープウェイの撮影をした。登山のような険しい山場を、機材を担いで登り撮影。移動、撮影共に体力と基本的な動きがしっかりできていないと危険だと思った。天候は晴れてよい映像が撮れたのではないかと思う。
4日間の合宿が終わり感じたことは、合宿に行く前と後では全然違うと言う事だ。撮影がどのような段取りで進み、どのような動きに注意をしなければならないか、次の撮影はどの機材が必要で、どれが不必要で持っていかないか、レンズやフィルターの着脱やどこにモニターを置くかなどの基本的なこと。これまで座学では学んできてははいても、実際の現場で臨機応変に動くなかで経験するのは全く違って、かなり密度濃く学ぶことができたと思う。また今回で自分がまだできないこと、反省点も分かっただけでなく、何より楽しかったし、メンバーの中もよくなった。合宿が終わってこれを書いている時点で現場にも行かせていただいて、すでにこれらの経験がいかさえて、これから撮影部としてがんばっていこうという決意をさらに強くした合宿だった。

ナック イメージテクノロジー


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撮影助手育成塾便り.Vol.23

『 信州撮影実習合宿:3日目 』

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1508.jpg撮影合宿レポート   育成塾15期生 シミズ ユカ

 (3日目)この日の撮影部ではフォースを担当しました。出される指示に従い必要な機材や環境を整え、ケーブルを捌いたりHPMを操作してりとやる事がたくさんありました。撮影部の中で一番声をだし、動くポジションかもしれません。実際の現場に出たらこのポジションからやる事になると思うので、これは本当に貴重な事だと思いました。
 宿舎に戻ってから今回初めてフィルムの装填を行いました。本物の生フィルムを扱うという緊張感で、練習時の4倍は時間がかかってしまいました。途中どうしても上手くいかず、これ以上やるとフィルムを傷つけてしまいそうだったので、木村さんに相談し一旦チェンジバックから取り出して作業することになりました。原因はフィルムの端が練習時は作業しやすいようにパーフォレーション部分で切断しているのに対し、新品のフィルムはパーフォレーション終わりで切断されているのでいつもと違う感覚に戸惑ってしまったことでした。その時の対処方法を教えて頂き、無事に装填することができました。
この時、無理やり進めていたら事故に繋がってしまったかもしれません。何かおかしいと思ったらすぐに報告するという、常に言われてきた事の大切さを改めた実感しました。
3泊4日の合宿を振り返ってみるとあっという間でしたが、一日一日が濃密で充実した時間を過ごすことができました。
 今回嬉しかった出来事の一つに、撮影の合間に兼松塾長とお話しできたことです。「やっててどうだ?」と聞かれ「最高に楽しいです」と答えたところ、「楽しいなら大丈夫。ずっと続けていけるよ。頑張れ」と声をかけて下さりました。肩をポンと叩かれた時、張っていた力が抜けて楽になりました。
 この合宿で学んだ多くの事は全てが役立っていくと思います。特に感じたのは、撮影現場、撮影部はチームプレーで成り立っていることを意識し、落ち着いて行動する事はミスと無駄をなくし、効率よく仕事ができるようになると学びました。それにこの期間で自分を見つめ直す機会にもなり、反省点だらけですが、それと同時に早く現場に出て活躍できる助手になりたいとの気持ちが強くなりました。
この合宿を通し、同期の皆と助け合いながら無事に終了できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。またこの度尽力して下さった事務局の皆様、常に傍で指導してくれた講師の皆様、先輩方に感謝申し上げます。そして、夜遅くまで練習に付き合って下さった宮原キャメラマン、本当にどうもありがとうございました。

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文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

撮影助手育成塾便り.Vol.22

『 信州撮影実習合宿:2日目 』

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1501.jpg撮影合宿レポート    育成塾15期生 イシイ ミズキ

 撮影助手育成塾に入塾してから学んだ事を実践する場。長野県茅野市3泊4日の合宿実習です。合宿前は機材チェック、備品準備などすでに皆緊張や不安を抱えているのを感じました。自分もそうです。合宿の中では撮影部、照明部、特機部、制作部、それぞれの視点で現場に加わります。もちろん経験のない事ではあるのでたくさんの方に迷惑を掛けました。技術的な事はもちろんですが自分の事しか考えてない、周りが全然見えていない、焦る気持ちに負けっぱなし、又合宿という失敗してもまだ許される環境下でトライする気持ちも弱かったです。大きな反省点です。同時に収穫でもありました。あんなに緊張したのは久々な気がします。各部での作業はキャメラマンを目指す上でとても良い経験になりました。それぞれが同一の目的を持っている事。監督やキャメラマンの頭の中を理解し画面を創り上げていく事。合宿が終わって振り返ると充実した時間だったと改めて実感しました。もっと現場に出て身体で学びたいと強く思いました。中盤に合宿がある事の意味、ここから折り返し地点です。まだ学べる機会があります。学びたいと思います。

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1512.jpg撮影合宿レポート   育成塾15期生 モリ ヨウヘイ

ついに撮影合宿が行われた。
長野県茅野市蓼科にて3泊4日の日程だった。天候に恵まれず、台風が接近してきている中での合宿だった。
塾生は全部で4班に分かれ、それぞれ撮影部、照明部、特機部、制作部に配属され、現場によって役割をローテーションするような形だった。撮影部以外での部門で撮影部を少し離れた位置から見ることができるのはいい経験になった。
撮影現場は屋外、屋内、早朝、雨天、様々な環境で行われ、厚意で場所を貸して頂いているロケ地がほとんどなので養生などは徹底していた。
その日の撮影が終了したら宿舎に戻り、フィルムチェンジや機材メンテナンスを行う。終わり次第当日撮影の反省や翌日の打ち合わせ、次週や技術の情報交換などをした。翌朝機材の積み込みをしてまた撮影へ。そうして3泊4日の工程は過ぎて行った。
 合宿での自分の動きに関しては多くの反省点があり、ここでは書ききれないほどだ。自分は雨天での撮影時にセカンドの立場になることがあったが、天気状況の変化に圧倒され冷静ではなかったと思う。現場では行うべき動作の優先順がめまぐるしく変わる。常に冷静に周りを見て必要なものをチョイスしなければならない。合宿が終わった後に自分を省みて大いに悔いが残った。
 育成塾が始まって半年しか経っていないこのタイミングでなぜ合宿を行うのか疑問に思っていたこともあったが、今なら少しだけ理解ができるような気がする。
まだラッシュ試写が残っているため合宿が終わったとは言えないが、この合宿で得たもの、良かったもの悪かったもの全てを活かし、今後の成長に繋げていきたい。
合宿3日目の夜、台風によって宿舎が停電し照明部から借りたライトでの薄明かりの中でキャメラマンの宮原さんはじめ青年部の皆様からレンズの受け渡しのスムーズな方法や、機材の情報などを教わったこと、きっと塾生は忘れないだろう。

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撮影助手育成塾便り.Vol.21

『 信州撮影実習合宿:初日 』

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 撮影助手育成塾15期生の撮影実習合宿は、今年も長野県茅野市で行われました。茅野市は今年スピードスケート、小平選手の出身地でも有名になりましたが、映画の街として、毎年9月に映画祭が行われるほど映像文化に力を入れています。名監督、小津安二郎監督が茅野市蓼科の別荘で数々の作品を考えたゆかりの地でもあることから、昔から多くの映画人に愛されてきました。そのような地で塾生たちは合宿を行ったのですが、初めての撮影助手の体験では、ゆっくりと街を見学するという訳にもいきません。タイムスケジュールに沿った行程は、正直に塾生たちだけでこなせるスケジュールではありません。プロの撮影助手が3人もついて指導するから出来る事です。初日は右往左往していた塾生たちでしたが、先輩からの教えもあって徐々に作業もうまくなっていくのが良く分かり、初日に比べ、3日目には格段に上手くなっているのを大変喜ばしく思います。この後、塾生たちの感想を紹介していきますので、彼らなりにどのように感じていたのかをご一読ください。

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1511.jpg撮影合宿レポート   育成塾15期生 モリ マユコ

今回の撮影実習では、撮影部・制作部・特機部・照明部4つの部署に分かれて、交代で撮影を進めましたが、私は初日最初の部署として撮影部からスタートしました。事務所で前日チェックした機材を積み込み、茅野市へ向かいます。まず始めに撮影部として、私はサードのポジションを担当することになったので、宿に着いてからマガジンにフィルムの装填を行いました。今まで講習でフィルム装填を繰り返し行ってきたので手順は頭に入っていましたが、観光済みの練習用フィルムとこれから実際に撮影をする生フィルムとではやはり扱う際の責任や緊張感が何倍にも増して感じられました。また、新しいフィルムの端がパーフォレーションの間でカットされていた為なかなかギヤに入っていかないことも焦りに繋がりましたが、アドバイスを頂き落ち着いて対処することが出来ました。
  1本目の撮影現場でも、当たり前ですが今までの撮影実習とは違って一般の方も行き来するロケ地で人の動線を確保しながら機材の組み立てをしなければならず、どうしても自分の作業に集中するあまり周りを見ることが出来なかったので、その先読み撮影部の他のメンバーとの連携がうまくいかず、キャメラマンの指示する場所へキャメラを移動させるのにも時間がかかり撮影が押してしまいました。他にも、歴史的な建造物にもお邪魔させていただいて撮影するのに建物への配慮が足りず注意を受ける場面もありました。撮影が押したため予定通りの撮影が進められず、最初の撮影部とはいえ悔しい出だしとなりました。
 1日の撮影が終わった後は、撮影済みのフィルムをマガジンから取り出し、今回の撮影で使用したフィルムの総尺を記録するフィルムノートを作成しました。
 4日間の撮影日で関わったスタッフの方々、自分が得た知識を教えあった塾生をはじめ、出演者の皆さまはもちろん、私たちが撮影を出来るように動いて下さった方々に感謝して、今後も作品作りの現場で働きたいと思える合宿でした。ありがとうございました。

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撮影助手育成塾便り.Vol.20

『 信州撮影実習合宿:前日準備 』

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 撮影助手育成塾15期生の撮影実習合宿が、9月1日から9月5日まで行われました。今年の合宿は台風21号の通過など天候に恵まれない部分もありましたが、それでも予定していた大体の撮影をすることができました。
長野県茅野市で行われた合宿では、協会員のキャメラマンと、協会青年部のチーフアシスタント、そして監督は兼松塾長が務めるいつものスタイルに加え、照明部の講師2名、特殊機材講師2名が来てくださり、塾生は撮影部、照明部、特殊機材部の3班に分かれ、それぞれの講師から作業を教わる形で行われます。教わるといっても、講師が実際に作業する中で、塾生はそれぞれのパートでアシスタントとして指示に従い作業します。これは即戦力を育てる目的の撮影助手育成塾ならではの考えで、塾生たちが実際の撮影現場に入った時に行う作業を体験し、習得することを目的に考えられた授業です。今回撮影された作品も、お世話になる茅野市のPR作品になるように台本が作られ、出来上がった作品は茅野市で使用されています。そのため、キャメラを担当する協会員も監督の塾長も撮影中は真剣です。実際の現場のように指示が出され、撮影チーフや指導する青年部の方も厳しい声が飛ぶ緊張した撮影現場となります。普段とは違う厳しい講師陣に、きっと塾生たちも戸惑った事でしょう。
 撮影助手育成塾を卒業した塾生たちが現場でいち早くポジションを得られる理由は、撮影助手としての現場に即した指導があるからです。高度な技術は経験を積んでいくうちにいやでも覚えていくこと、まずは新人としての必要な技術を身につけ、現場で活躍できるようになることが先決だと、撮影助手育成塾では考えています。
 さて、9月1日は合宿前日の機材チェック。翌日から使用する機材がすべて整っているか、借りる機材に不具合はないかなど、撮影助手が行う大切な作業です。これを怠ると撮影の現場で作業がストップする恐れが出てきます。プロの講師からチェックの注意点や撮影に応じた追加機材など、必要な事を学び、翌日からの合宿に備えていました。このように、新人の撮影助手にとって必要な事を学べるのは、日本映画撮影監督協会が行う撮影助手育成塾ならではの授業だからです。

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1504.jpg影合宿レポート   育成塾15期生 コンドウ ヒロシ

 今回は合宿前の機材チェックを行った。撮影場所に行った後に機材トラブルがあれば、すぐに代用機材が見つからなかったり、現場のその日の進行を止めてしまうので、チェックは撮影部の人間は念入りに行うと事前に教わっていたが、実際は想像以上に念入りに行うんだと感じた。
 カメラ本体やレンズ、その他のアクセサリーなどなど、塾生みんなで講師の先生方に教わりながら徹底的に調べた。レンズのピントのズレなどを調べるのは、やってみて難しかった。ただレンズは映像を映す根本とも言える大切な機材なので、それを肝に命じながら現場に出る前の準備を進めていきたい。

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