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撮影助手育成塾便り.Vol.31

『 デジタルシネマについて:長田勇市 撮影監督 』

長田勇市 撮影監督 本日の授業は「デジタル撮影の基礎」です。 『クロスロード』『ウォーターボーイズ』などの撮影を担当された、長田勇市 撮影監督に来ていただき、デジタルでの撮影について講義をして頂きました。フィルム撮影で育ってきた長田氏は、デジタルへの変化に早くから対応を始めた方です。Panasonicによるデジタルキャメラの開発に協力。キャメラマン目線でデジタルキャメラに必要な機能などの開発に携わってきました。長田氏はデジタルキャメラによる撮影では、レンズが大きなウエートを占めてくる事に着目し、デジタルに合ったレンズの開発を提言されてきたそうです。フィルムキャメラは古いキャメラ機材であっても、レンズとフィルムが良い物であれば美しい映像が撮影できます。対して、デジタルキャメラはその機能上レンズの選択は大変シビアなものとなります。
 この様にフィルムとデジタルとでは似ているようで、全くの別物と言っても良いでしょう。デジタルの辿って来た歴史の中に、フィルムに近づくために研究をしてきた部分が多くあります。開発に携わってきた撮影監督たちはフィルムの長所を十分に理解してきた方々です。いかにしてフィルムの良いところを、デジタルでどれだけ出していけるか。また、デジタルの長所を学びいかに取り入れていくかなど、キャメラマンならではの主観で開発に協力をしています。
今後どのようにデジタルが進化していくかは未知数です。しかし、長田氏をはじめ多くの撮影監督は現時点で出来る最高のパフォーマンスを求め撮影をしていますし、これからも研究していくことでしょう。日々進化を続けるデジタルの世界では、取り扱う私たち撮影部の意見が重要になってきます。 そして塾生たちはこれからの撮影の世界を担っていく大切な人材となっていきます。撮影助手の仕事を通じて多くの事を学び吸収し、より良い道を築いていくことを期待します。

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1511.jpg10月27日授業レポート   育成塾15期生 モリ マユコ

 今回の講義では、長田勇市撮影監督にデジタル撮影の基礎についてお話していただきました。
1年間の育成塾の講義は既に半分を過ぎ、今までキャメラマン講義として様々な撮影監督のお話を聞いてきましたが、フィルムやデジタルといった記録メディアの違いに対する考え方、撮影に関する考え方は本当に人それぞれであるということを今回改めて感じました。
 長田さんはフィルムでは出来なかった技術や手間が掛かっていた作業を簡単に出来るデジタルの良さを積極的に取り入れており、メーカーとも協力し機材の開発にも参加されています。Panasonicのデジタルキャメラで歴代に長田さんが使って来られた物を順番に見せていただいただけでも、いかに機材がコンパクトになってきたかということが見て取れ、撮影を取り巻く環境も変わってきているということを分かりやすく感じ取ることが出来ました。コンパクトになったことで広がった撮影の可能性もあると思いますし、1人1人の役割が今後変化していくこともあると思います。デジタル時代の変化のスピードにも上手く対応していきたいと思います。

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撮影助手育成塾便り.Vol.30

『 ビデオ・デジタルの基礎知識 』

15-30

 本日の授業は「ビデオ・デジタルの基礎知識」です。現在の日本で行われる撮影では、デジタルキャメラによる撮影がほとんどになりました。デジタルキャメラの高性能化による事だけが理由ではなく、編集や音などの機械もデジタル機器になり、全ての流れがデジタルによって処理される現在においては、デジタルで行う方が効率的であると言えます。アナログのフィルムにおいても、撮影後に映像をデジタルに変換して、その後はデジタルによる処理をしています。デジタル撮影からデジタル処理の流れに対し、アナログからデジタルへの変換、そしてデジタルの処理というひと手間が、時間と費用を使う事が敬遠される一つの理由と言えるでしょう。
 デジタルでの撮影の流れが整いつつある以上、塾生たちも今後助手として撮影の現場で経験する作品はほとんどデジタルによる撮影となることが予想されます。今後仕事をする中で多く経験するであろうデジタルによる撮影現場を考えて、これからしばらくはデジタル撮影を中心とした授業を行います。
 まずはデジタルというものは何かを知らなくてはなりません。デジタルになる前のビデオがどのようなシステムで、それがどのようにデジタルに変化して行ったのか。そして、様々に変化を続けるデジタルの世界では、新しい技術が毎年のように生まれ、また、消えていく技術も多い。現場で使われる専門用語やその技術の意味など、現場に入ったばかりでは戸惑う事が多いです。そこで本日は基本的な技術や用語、デジタルの仕組みなどを学び、今後学ぶデジタルの授業へ対応していけるよう、本日一日をかけて学んでみたいと思います。

撮影助手育成塾


1504.jpg10月20日授業レポート   育成塾15期生 コンドウ ヒロシ

 今回はデジタルカメラの基礎講座。今までフィルムカメラをいじらせてもらったり、それにまつわる話を教えて頂いたが、今回からは新たにデジタルカメラの事を学んでいった。今の映像業界ではデジタルカメラを使って撮影をしていく機会が多いので、心機一転じっくりとお話を伺った。
 感想としては専門用語が多くて覚えるのが大変だという事、そして時代に突き放されないようにしなければいけないと思った。フィルムカメラに比べれば、フィルムを装填したりなどが無いので作業は軽減された。ただデジタルも現代の最新技術を網羅したカメラなので、聞いた事がない用語などもあったし、日々進歩がある世界なので、今の技術が明日にはすぐに古い情報にもなり得る。そういう意味では常にアンテナを張って、新しいカメラの情報を仕入れていく事も必要だと思う。
 専門用語についても、講師の方の話を伺ってある程度理解は出来た。ただ完全に原理を理解したり応用力をつけるには、実際にデジタルのカメラに触れたり、自分で色々と調べて情報の肉付けをしていかないといけないと思う。
 実際にデジタルで撮った映像を講義中に見せてもらったが、やはり鮮明で綺麗な映像だった。フィルムのぼやけた感じの味のある映像も良いが、デジタルにしかない良さもある。これからはフィルムを使う機会は予算などの関係から中々無いかもしれないが、そういったフィルムとデジタルをどう使い分けていくか、少しずつ経験しながら感覚を養っていきたいと思う。

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撮影助手育成塾便り.Vol.29

『 キャメラマン講義:岩倉 具輝・坂本 誠吾 撮影監督 』

岩倉具輝 撮影監督 本日の授業は「キャメラマン講義」です。これから撮影部としてこの業界で映像制作者として活動していく塾生たちに、ぜひ聞いてほしい授業、聞いておくべき授業と言ってもいいでしょう。
 午前の講師は、アメリカで撮影監督として活動してきた、岩倉 具輝 撮影監督です。撮影部として海外で活躍する日本人の方は沢山います。それぞれの考え方や思いから挑戦していくのですが、そう簡単に出来る事ではありません。しっかりとしたプラン設計を立てて臨まなくてはいけないのですが、考えているだけで時間を無駄に費やす訳にもいきません。そのような場合どうすれば良いのか、講師の岩倉氏の経験談とともに、海外で活動するための必要な手続きなどを聞かせて頂きました。楽しい語り口で自身の体験談をお話になる岩倉氏ですが、それとは裏腹に、苦労してきた内容が実によく分かりました。私も海外での撮影経験は沢山ありますが、全て日本の仕事で撮影スタッフの多くも日本人、仕事のスタイルも日本国内で行う作業スタイルで行う仕事は、撮影場所が海外と言うだけで仕事は日本国内とそれほど変わらないような内容でした。撮影はそれぞれの国で異なります。その国に入って行くには学ばなくてはならない事が沢山あるのです。今回のように事前に得られる情報は、行くかどうかに拘らず、知っておいた方が良いでしょう。
坂本誠吾 撮影監督 午後からは岩倉氏と同じようにアメリカで長く活動をしてこられた、坂本 誠吾 撮影監督です。坂本氏の今回のお話は、海外での活動を通じて自身が学んだ「映像制作へのこだわり」でした。坂本氏が活動をしていたハリウッドは誰もが知っている映画の都です。日本とは比べようのない規模とスケールで映画が製作されています。映像にこだわりを持てる環境であるとともに、映像を見る観客もまた理解度が日本とは違うように感じます。一番大きく違うのはマーケティングの規模でしょう。制作費用も興行収入も比べる物のない世界ではありますが、映像へのこだわりは、撮影監督として違いはないと思います。
しかし今の日本ではデジタルキャメラに代表されるように、キャメラが奇麗な映像を映し出してくれると勘違いをしている監督が増えているように思えます。安い費用で映画を作ることが悪いと言っているのではないですが、何のこだわりも見る事の出来ない映像を良しとしていていく事は、将来の日本映画界にとってはマイナスでしかありません。坂本氏が今回の授業で紹介してくれた映画の中で、究極とも言える映像撮影は、巨大な予算に支えられたハリウッドだから出来ることで、今の日本では叶わないものばかりです。しかしながら、それに近い撮影は決して出来ないわけではありません。要は私たち撮影監督が出来るだけ多くの事を学び、知識を身につけていけば良いのです。デジタルで簡単に撮影ができることで、将来撮影監督として育つべき若い人たちが育たないのではないかと坂本氏は心配しています。塾生たちは坂本氏の言葉を忘れることなく、良い映画が将来も作り続けられるように勉強し、環境も整えていくように頑張ってほしいです。

撮影助手育成塾


1507_20181022021300675.jpg10月13日授業レポート   育成塾15期生 シミズ イクミ

 本日の授業はキャメラマン講義でした。 午前中は岩倉具輝撮影監督から海外での撮影部の経験談やいくつかの映画を鑑賞しながら物語の心理を分析しながら構図の意味について学びました。 登場人物の心情や、作品の展開に合わせて光の具合やファッション、背景など細部にまで考えられた画に驚きました。 映像を見るときには、心理的描写にも注目していきたいと思いました。
 午後は坂本誠吾撮影監督でした。 アメリカでの経験をもとに日本とハリウッドの映画製作のスケールの違いやアメリカの撮影協会の実情などを学びました。 日本とは違い、映像にこだわりを持って、また撮影部のあり方も日本よりも待遇が良いと感じました。
 今日のお二人の撮影監督の話を聞いて、日本の枠や考え方にとらわれずに学んでいきたいと思いました。


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撮影助手育成塾便り.Vol.28

『 機材講習:ARRICAM ST・LT 35㎜フィルムキャメラ 2回目 』

15-28

 本日の授業は先週に引き続き「機材講習」です。キャメラは同じく、ARRI CAM ST・LTの2台の35ミリキャメラ。現在、撮影の現場で多く使われており、塾生たちにとってはすぐに現場で使用する可能性のある機材であるため、気の抜けない講習です。
 先週初めて取り扱った機材ですが、塾生たちの様子は「淡々とした」とでも言いましょうか、意外と無難に取り扱っているようでした。合宿まで集中してARRI435キャメラで練習をしてきた成果がしっかりと表れている事がよく分かります。機材は全くと言っていいほど、機能も構造も違ったキャメラですが、基本的な部分は同じなのです。フィルムを入れて撮影をするという部分においては、どんなキャメラも同じ動作をします。そういった基本的な部分を塾生たちは合宿までの練習で身に着けているからこそ、キャメラの機構や機能、作業手順を教えさえすれば、今までの経験から自分の動きを判断して進められるようになっているのです。大きな成長の証であり、この事を塾生たちも自覚しているようで、練習中の様子には、多少の余裕も感じられましたが、今この時点で見せる多少の余裕は、危険でもあります。まだ彼らには体で覚えている経験がなく、現時点の彼らが体で覚えている感覚は途切れ途切れで断片的な感覚です。この時点では心の余裕は何かしらの作業を忘れて飛ばす、今まさにその状況にいるのです。積み重なった経験により、他の事を考えていても体は忘れずに動いています。しかし、今の彼らには積み重なった経験はなく、わずかな記憶の流れを、頭と体の記憶をたどりながらの作業に過ぎないのです。とは言え、育成塾の授業だけでは積み重ねていく経験は限られてきます。
 今後現場に入ってからどんどん経験を積み重ね、今行っている授業の経験が生かされてくるでしょう。今は体で覚えた経験で作業し、頭でも考えながら練習していく事が大切です。現時点での経験でも、現場では大きく役立つはずです。即戦力を育てることを目標に育成を行っている撮影助手育成塾だからこそ、ここまで成長してきた塾生たちです。きっと現場に出ればすぐに結果を出してくれることを期待します。

三和映材社


151010月 6日授業レポート   育成塾15期生 ミヤハラ マユ

 本日は、先週に引き続き、ARRICAM ST・LTの講習でした。1000ftマガジンに初めてフィルムを詰めましたが、思うようにいかず1回目は苦戦しましたが、講師の方にコツを教えて頂き、2回目は1回目に比べてスムーズに詰める事が出来ました。1000ftマガジンに詰める機会も少なくなってしまうので、本日のコツを忘れずに復習していきます。
 また、モニターについても映像を出すだけではなく、コントラストを付けたり、チャンネルを変えたり出来るように詳しく見ることが出来たので良かったです。


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