撮影助手育成塾便り.Vol.31

『 株式会社 ヨコシネD.I.A見学 』


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 本日の撮影助手育成塾は、デジタル技術がどのような分野で使われているかを学ぶために、横浜にある、株式会社 ヨコシネD.I.Aを見学しました。
 今回学んだのはアーカイブについてです。アーカイブとは、記録を保存・活用し将来に残すことです。デジタル撮影の普及で、現在では自主制作作品から商業作品まで年間多くの作品が作られるようになりました。これらの作品を撮影監督としては永遠に残していきたいものですが、多くの作品が失われつつあるのが現状です。映像作品を保存するのは簡単なようで実は難しいのです。     
フィルム作品は環境の整った施設で保存すれば100年以上もつことは知られていますが、ほとんどの場合良い環境と呼べる状態では保存されていません。高温多湿の状態に長く置かれていた場合、その劣化は予想以上に速く、気が付いた時には映写機などでは上映できない状況になってしまいます。ビデオで作られた作品でも、同じく高温多湿の状況は大敵である事に加え、メディアの変化によってビデオテープその物が見られなくなってしまっている場合もあります。フィルムにしてもビデオにしても撮影監督からするとスタッフみんなで作り上げた大切な作品が、二度と見ることができなくなるのはつらいものです。
また、映像はその時代を記録している意味においても貴重なものです。二度と見ることの出来ないものでも、映像に記録として残っていれさえすれば、後世に伝えることができます。このような貴重な記録映像をヨコシネD.I.Aでは、修復・復元し、そしてデジタルデータへと変えて残す作業をしています。塾生たちはデジタルデータになるまでの作業を見学させてもらいましたが、まさに気の遠くなるような作業によって復元と記録をされていることを知りました。
失ってはいけない映像の記録は、撮影を志す者にとってはとても大切な作業であり、細かな作業をしてくれる技術者の方には感謝の言葉しかありません。心をこめて撮影した映像を永遠に残していくことの大切さを実感させられる授業でした。


ヨコシネ


1204.jpg11月7日授業レポート   育成塾12期生 大西 辰弥

 本日はヨコシネDIAにて仕上げの工程を見学し、午後は作品鑑賞を行った。フィルムの復元からデジタルアーカイブされるまでの現場を見学することができた。
 社内ではフィルムの修復やデジタル編集の見学を行った。古いフィルムの修復では、ビネガーシンドロームを起こしている物があり、発生の仕方はベース面の素材によっても異なる。実際にガスを発生させて傷んでしまったフィルムも見ることができた。修復可能な物は切り取って結合、復元することもある。それらをスキャンしてデジタル化する作業は、東京現像所でも見たARRIのスキャナーを使う。昔の貴重な映像を修復し、目に見える形にする裏には技術の必要となる細かな作業があることがわかった。アーカイブという面ではメディアを利用するために再生機も必要となる。フィルムだけではなくビデオを扱うこともあるため、一世代前のテープ収録機なども見ることができた。
 撮影された映像を残し、後世に伝えていくためのデジタル技術と技術者の力を知ることができた。


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