撮影助手育成塾便り.Vol.14-08

『 キャメラマン講義:佐光 朗・藤石 修 撮影監督 』


佐光 朗 撮影監督  本日の授業は「キャメラマン講義」です。午前に講義をして頂いたのは、現在公開中の『たたら侍』を撮影された、佐光 朗 撮影監督です。佐光氏は、まだ映画撮影制作現場を知らない塾生達に、ご自身の撮影現場の写真を見せながら、現場がどのような雰囲気で進行されているかを教えてくださいました。映画に限らず映像制作現場は実ににぎやかで、スタッフが楽しみながら作業をしています。私が師事したキャメラマンが、「俺たちは真剣に遊んでいる」と言っていたのが思い出されますが、スタッフは仕事を楽しみながら作業をしています。好きで入った世界なので、当たり前なのかも知れませんが、実は楽しみながら作業をすることは重要になります。「楽しむこと」それは良い発想につながる。「楽しむこと」それは良い作業につながる。私たちの世界は「想像」と「創造」の世界。映画を観に来たお客さんに、面白い作品を観てもらうためには、自分でも面白いと思えなくては、面白い作品になるはずはありません。佐光氏はご自身が撮影された作品のシーンを見せながら、様々な工夫を凝らして撮影している事を教えてくれました。想像し創造する、これが大切なことを映像世界へ入って行く塾生達に教えてくれました。
藤石 修 撮影監督 午後からは、藤石 修 撮影監督の講義です。『岳』 『銀色のシーズン』 など数多くの作品を撮影された藤石氏。今回の授業では撮影部の中で重要なパートの「セカンド」について教えてくださいました。日本では「セカンド」あるいは「フォーカスマン」と呼ばれるパート(フォーカスプラーとも呼ばれています)。セカンドの仕事はフォーカスを送ること。映画はスチール写真とは違い、動いている被写体を撮影するので、絶えずピントを送る必要があります。ピント、いわゆるフォーカスを送る仕事は、一昔前では職人技と言われていましたが、デジタル撮影の普及による作品数の増加や制作費の低予算化に伴うスタッフ数の削減により、現場に入りたての助手がフォーカスを送る時代になっています。
フォーカス送りが職人技と呼ばれた理由は、ベテランの送る映像には作品自体を引き立てると言って良いほど、人の意思が感じられたからです。以前はベテランのセカンドから技を教わっていたものでしたが、現在ではそのような事は見られなくなりました。ピントと言うと、ほとんどの人は自動でキャメラが合わせてくれる“オートフォーカス”を思い浮かべるでしょうが、機械には意思はなく、映像を盛り上げるようなフォーカス送りは出来ません。この重要なフォーカス送りのコツを今回、藤石氏が塾生に教えたのは、現在のフォーカスマンが機械的にフォーカス送りをしていることがあり、そんな現状に嘆いているからです。まだ14期生たちには考えたフォーカス送りは出来ないでしょうが、これから多くの経験をして育っていく中で、昔のような職人技の入ったセカンドへと成長してほしいという願いを込めてではないでしょうか。この思いに応えるべく、塾生たちには頑張ってほしいものです。


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1408.jpg6月3日授業レポート   育成塾14期生 熊谷 笑

 今回はキャメラマン講義でした。午前は佐光さんに講義をしていただきました。 映画の撮影現場を写真や動画で説明していただいたので、とても分かりやすく、聞いていてとても楽しかったです。私は映画のDVDなどストーリーを中心に見ていたけれど、メイキングには撮影している現場(どのようなカメラでどのように撮影されているのか)や、カメラマンの意図などを知ることができるのでとても勉強になると思いました。良いものがつまっているので、これからチェックしたいです。
 午後は藤石さんに講義をしていただきました。「フォーカス」について詳しく説明を受け、今まで「だいたいここからここは何ftだ」というのがなかなか想像がつかず、難しく思っていたのが、分かるようになりました。何かを目印にすると(目カンが大事!!)簡単に距離感を知ることが出来るということを学び、理解することができて嬉しかったです。例えがとても分かりやすかったです。今日習った事を生かして、もう少しで始まる実習も頑張りたいです。

文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

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