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撮影助手育成塾便り.Vol.26

『 キャメラマン講義:藤石 修・芦澤 明子 撮影監督 』

藤石 修 撮影監督 本日の授業は久しぶりの「キャメラマン講義」です。キャメラ機材の練習、そして撮影実習と、技術的な授業が続きましたが、今の塾生たちにとって一番必要な事は、先輩たちの言葉を聞くことだと思います。撮影実習合宿が終わり、未熟ながらもそれなりに成長してくれましたが、撮影助手としてはまだまだお金をもらえる仕事ができるレベルとは言えません。実際の仕事の中で、本当の成長が始まるでしょう。そのためには多くのキャメラマンからいろいろな話を聞いて、自分の目指す道を見つけることが大切です。
 本日の午前中の講師は、『踊る大捜査線 THE MOVIE』 『岳 –ガク-』 などのヒット作品を手掛けてきた、藤石 修 撮影監督です。撮影部に限らず、この世の中は様々な企画であふれています。例えば、今のテレビサイズは16:9という規格で作られています。画面サイズにすると1280×720となりますが、一昔前は4:3という規格で、画面サイズにすると640×480になります。このように様々な物が統一規格で作られており、映画の世界でもいろいろな規格サイズがありますが、意外と覚えるのに苦労します。藤石氏は、様々な決まり事を一定の法則で覚えやすく、なおかつ分かりやすい方法を塾生たちに伝え、一つの事にとらわれず、自分なりに分かりやすい方法を見つけて活かしていく事の大切さを教えてくれました。まだ始まったばかりの塾生たちには、教わったことが唯一の事と考えがちですが、大切なことはそのことを理解し、考えることにあります。「なぜそうなのか?」それを理解すれば、自然と自分なりの考えが生まれます。そして、考えることができれば発展していく事が出来るようになり、将来キャメラマンとして映像を創る事へつながっていくでしょう。そんな心構えを教えてくれたように思えます。
芦澤明子 撮影監督 午後の講師は、『わが母の記』 『岸辺の旅』 などを撮影された、芦澤 明子 撮影監督です。数々の賞を受賞された芦澤氏。その原点は自分へのこだわりではないでしょうか。時に8ミリフィルムを使っての作品。デジタルではタブーとも言える領域での撮影など、様々な事に挑戦してきた方です。挑戦と言っては失礼かも知れませんが、常識にとらわれることなく、自分が綺麗だと感じる気持ちに忠実であったが故の作品作りにこだわってきました。失礼と言ったのは、芦澤氏の中ではちゃんと計算した上での撮影で、それを得るための勉強やテストを行った上でのことという意味です。 藤石氏と同様に、様々な事を知った上で、自分なりの考えを映像という形に変えてきた、その事を塾生たちにも分かって欲しい、また、自分にとって、見ている人にとって何が最善な事なのかを常に考えられる撮影部になって欲しいと、塾生たちに教えたかったように思います。

撮影助手育成塾


1509.jpg9月22日授業レポート   育成塾15期生 ナカムタ ユウキ

 今回は、久々の撮影監督講義でした。合宿が終わり、現場解禁になり、撮影助手になるのがより現実的になった今、撮影監督講義の内容もかわるのかなぁと期待してしまいました。
 午前中は、『踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ』 等の藤石修さんでした。藤石さんは、ファインダーをのぞかずとも画角を知ることが出来る能力をつける方法、法則のようなものを教えてくださいました。これは、現場のスタッフで、出来る人がいるとうわさに聞いた憧れの能力だったので、藤石さんが教えてくださったときはとても嬉しかったです。自分の仕事だけでなく他の部署とのコミュニケーションにも使えるということで、自分の現場で働く様をシュミレーションしながら、他のことともリンクさせて自分なりに応用させていこうと思います。
 午後は、黒沢清監督の作品で知られる芦澤明子さんでした。芦澤さんは、デジタル時代での映像表現について、画質が良くなることと美しい映像は異なるということを教えて下さいました。8mm映像をデジタルで仕上げたり、ラットを組んでフィルムでは作れないような映像を作られたり、芦澤さんの映像表現のお話を通してデジタル表現を模索することについて考えました。芦澤さんは、自分たちが下積みをするときに必要なことと、この映像の模索を繋げて教えてくださいました。縦や横のつながりを大切にしながら、美的感覚を伸ばしていこうと思います。

文化庁 次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業

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